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「招き neko」プロジェクト(65)-故障の予防と対処法

2009/01/31(土) 01:23:10

「先生の経験上、手の小さいバイオリニストはどのような工夫をしているのでしょうか?手が小さいと今後ソリストとしてハンディになりますでしょうか?

また、肘や腱鞘炎等怪我の対処方法や防止法などありましたら是非アドバイス願いたいと思います。海外の先生等にもたまに指導いただきますが、演奏法自体は比較的自然体で変な癖もないので、故障等は心配ないとよく言われるのですが、それでも故障するのは無理があるのでしょうか。」

との質問に対して。

<<優れた先生の元で学ばれ、専門医も付いておられるとのこと、かえって余計な雑音になるかとも思いますが、あくまで一般論としてお聞き流しください。

手が大きいとハイポジションで辛くなることもあります。大きさよりもむしろ拡張が出来るかどうかだと思います。ただし、腱鞘炎となるとこれは今後の楽器との付き合い方を再考する必要があります。

まず、左手ですが、力いっぱい押さえつければいいというものではないことを肝に銘じてください。ポジション毎に最も良く鳴る押さえ方というものがあり、この加減を早く掴むことです。そのためには手首から先が少しでも自由に動けるように腕を鍛えることです。

左手でも腕は重要です。二の腕が弱いために必要以上に肩が上がり、結果として腕全体に負担がかかるケースは良くあります。

故障が出ている場合は治ってからのことですが、まず500gくらいのマジックテープつき軽いダンベルから始めます。二の腕を動かないように右手で支えて曲げ伸ばし運動を行います。右手のボウイングの要領です。

次に二の腕を意識して腕全体でダンベルを水平に持ち上げます。このときは手首を内側に曲げて関節にかかる負担を軽くします。これは左右行うことをお勧めします。力が入るときは必ず双方に入ってしまいます。力の抜けたボウイングが出来れば楽器も良く鳴り、必ず左にも良い影響を与えます。

また、指先に力が入っていますと手は広がりません。指と指の間が広がるのは指の付け根が広がるからです。指の付け根から動かすことを意識して練習しなければ百害あって一利なしです。正しい練習をしているかどうかは軽く構えたときの左手を見れば分かります。

指の付け根、ついでその先の二つの間接がゴツゴツしていれば、指自体に筋肉がついてヴァイオリニストの左手になりつつある証です。また、左指を動かした際に特に薬指が自分の鼻先を向いているかどうか。実は最も厄介なのは小指よりも薬指です。これが弱いうちはしばしば指先がかくっとネックの先のほうに向いてしまいます。

また、ポジションチェンジで下降する際、手首が出ていないか。届かない、と強く押さえすぎてしまうと手首で引っ張って降りてしまい、悪循環に陥ります。これを直すには、スケールのアルペジオを弾かせて、ポジションチェンジの瞬間に手首に軽く指を当ててやります。すると手首を支点にして瞬間的に力を抜き移動することを覚えます。

指の拡張練習ですが、やりすぎは厳禁です。そうでなくてもヴァイオリンは肘を深く曲げたいわば不自然な状態で指を動かすので、どうしても余計な力が入りがちなのです。小学校高学年から中学の時期に始めた過度な拡張練習がたたり、後々苦しむ例は多いのです。

音高志望ならピアノが第二楽器でしょうから、コルトーのピアノメトード(Salabertエディション、全音楽譜出版社から日本語訳が出ています)の第4章あたりを使ってみるのも手です。ただし、これも一日5分を限度とした短時間練習を毎日続けること、痛みが来たらすぐやめることを厳守してください。

ともかく腱鞘炎になったら、実際の練習を時間で測らず、どれだけ集中して効率的にやれるかに重点を置くよう頭を切り替えるべきです。その分、前に述べました机の上の勉強に時間を割いてください。楽譜を見ながら弓の配分を考える分にはどこにも負担はかかりませんし、3Bが弾けるソリストになるためには不可欠な作業です。

また、右手のボウイングでくれぐれも肘を高くしすぎないように注意してください。高すぎる肘は弓と腕の重さが弦にかかりませんから楽器が鳴らない→更に力が入る→左手も力が入って指が広がらなくなる、の悪循環をきたします。

個人的には、一般の生徒にも練習が終わった後は1~2キロのダンベルで身体をほぐし、腹筋・背筋を鍛えることを勧めています。ヴァイオリンはどうしても左右対称の動きではありませんから身体に歪みがきやすいのです。毎日15分間続けるだけで肩凝り、背中の痛みを予防出来ます。

楽器の顎当ての位置の調整、指使いを工夫するなどは先生の指導が入っておられるでしょうからここではあえて述べません。

同じ門下生がバリバリ弾いているのを見れば、自分も難曲で、練習時間も同じに、と思うのは当然です。

しかし、真にプロとして立ちたいのであれば、ここで自分の身体を見つめ直し、「急がば回れ」でもう一度自分の練習方法を工夫する契機にして欲しいのです。その苦しい闘いを、親御さんは他人と比べるのではなくお子さんの将来を見据えて支えてあげていただきたいと思います。>>

(一般論として 2003/ 2/16 0:29)

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