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「第82回日本音楽コンクール」チェロ部門−講評: 「オーケストラと弾かせてあげたかった」

2014/11/22(土) 16:56:11


◇高2男子が底力

 最近全世界的に女性チェリストの進出が目覚しいが、今コンクールチェロ部門の本選出場者は4人とも、男性だった。しかも入賞者3人全員が高校2年生という、コンクール始まって以来の偉業を為しとげてくれた。

 1位になられた佐藤晴真は、私たちにエルガーの本当の素晴らしさを再認識させてくれた。同位の森田啓佑はドボルザークの歌心を余すところ無く表現していた。しかも彼は、数日前に行われた全日本学生音楽コンクールでも優勝しているのだ! 水野優也の演奏には、ラロの良さがはっきりと表されていた。笹沼樹は構成力等で抜きんでていたが、それを支える音そのものに難点があった。

 惜しくも本選に残らなかったが、私には第2予選における加藤文枝、香月麗、上野通明の演奏が強く印象に残っている。

 これだけ立派な本選会であったし、何とかオーケストラと弾かせてあげたかったと思ったのは私だけではなかった。

(堤剛)



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