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コンクールに「コネ」は必要?

2005/10/01(土) 00:08:33

何十年も連綿として続くコンクールの歴史があっても、やはり、消えない「コネ」論。ことヴァイオリンに限って言えば、次のようなことが言えるのではないでしょうか。

ヴァイオリンのおけいこ人口は増加の一途を辿ってはいますが、ピアノのそれに比べたらまだまだです。コンクールで実績を示す実力者の数も、ピアノの世界は膨大です。

ピアノのコンクールは最大のコンクール参加者を集める「ピティナ・ピアノ・コンペティション」を筆頭に、相当の数があります。ピアノに限って言えば、「毎コン」は難関コンクールの1つではありますが、将来の演奏家への唯一の登竜門というわけではありません。

当然、各種コンクールを制する、有名な先生の門下は、ピアノの場合はかなりの数があります。

一方、ヴァイオリンは、「毎コン」が最難関にして唯一の登竜門のコンクールである側面が強いと思います。地方のコンクールを振り出しに、「日本クラシック音楽コンクール」や「日本演奏家コンクール」、「大阪国際音楽コンクール」などの全国タイプのコンクールを経て、最終的な評価を求めて「毎コン」へ結集してくるというのが、ヴァイオリンの世界の常道です。

また、有名な門下の数は限られ、その先生が「毎コン」を含め各種コンクールの審査員を兼務することになります。

実力の高いおけいこニストが、有名な先生の門下に入る。あるいは、有名な門下から実力者が輩出される。どちらも真です。

結果、有名な先生が、たまたま「毎コン」の審査員であり、そこにその門下の実力者がコンテスタントとして参加する確率は必然的に高まることになります。

「ああ、あの子の先生は、審査員なのね。」という事態が、確かに往々にして起こっているのは事実です。

演奏をきちんと聞いて、評価ができない場合、特に審査結果について個人的に納得がいかない場合は尚更、審査結果を評するのに「先生が審査員だから通ったのね。」と、以上の事実を捻じ曲げて言ってしまう。これが、「コネ」論の出所です。

しかし、冷静に考え、また冷静に演奏に耳を傾けてみれば、先生が審査員であろうとなかろうと、実力ゆえの結果であることに納得できる場合のほうが多いのではないでしょうか。
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