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全国大会・小学校速報

2008/11/30(日) 14:46:51

第1位 東條太河さん

第2位 池田萌華さん

第3位 高木凛々子さん

横浜市民賞 菊野凛太郎さん


第62回全日本学生音楽コンクールTB:0CM:0

「第62回全日本学生音楽コンクール」-福岡大会の審査員講評

2008/11/29(土) 19:14:46

「学コン協力ネット」情報より。

11月25日付「毎日新聞」西部版・朝刊に、「学生音コン」福岡大会から全国大会へ駒を進めたコンテスタントの抱負を紹介する特集記事が掲載されたとのことだ。

その特集に、福岡大会審査員・若林暢先生の講評が掲載された。

以下、投稿頂いた講評部分を引用する。

審査上、話題になった3点をバイオリン部門全審査員の総評として挙げたい。

①調弦を正確に―調弦がうまくできていないと音程が安定しないばかりでなく、楽器が美しく共鳴しないために自然な音の出し方が身につかない。是非注意してほしい。

②様式感の理解と表現力―演奏技術の向上に伴い、より完成度の高い演奏が要求されるなか、様式感の理解と表現力は学生にも必須。特に小学校部門では、モーツァルト独特のスタイルをうまく掴めていないために、のびのびとした演奏が少なく残念だった。いろいろな編成のさまざまな時代の作品に接し、様式感に対するより深い理解力を持ってほしい。

③アンサンブル能力―作品の総合的な構築力に共演者の存在は大きい。演奏者のアンサンブル能力が審査対象となるのは当然。共演ピアニストによるサポートが期待される。





第62回全日本学生音楽コンクールTB:0CM:0

「第62回全日本学生音楽コンクール」全国大会-バイオリン部門高校の部・演奏曲

2008/11/28(金) 20:55:56

*以下、全国大会プログラムより引用。演奏順。曲名は、プログラム記載のまま。

1)高岸卓人さん (滋賀県・県立河瀬3年) 大阪大会3位
シベリウス:バイオリン協奏曲 ニ短調 第1楽章 (ピアノ伴奏:小川由希子先生)

2)宮川奈々さん (東京都・桐朋女子2年) 東京大会3位
ラヴェル:ツィガーヌ (ピアノ伴奏:小森谷裕子先生)

3)古舘麻美子さん (福岡県・県立修猷館2年) 福岡大会1位
チャイコフスキー:バイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 第1楽章 (ピアノ伴奏:柳瀬直子先生)

4)清水公望さん (兵庫県・県立西宮2年) 大阪大会2位
ショーソン:詩曲 作品25 (ピアノ伴奏:有馬みどり先生)

5)横島礼理さん (東京都・桐朋女子2年) 東京大会1位
ベートーヴェン:バイオリン協奏曲 ニ長調 作品61から 第3楽章 (ピアノ伴奏:河地恵理子先生)

6)猪股剛志さん (愛知県・名古屋市立菊里1年) 名古屋大会1位
チャイコフスキー:バイオリン協奏曲 ニ長調 第3楽章 (ピアノ伴奏:服部操枝先生)

7)國信佐和さん (愛知県・名古屋市立菊里1年) 名古屋大会2位
パガニーニ:バイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 第1楽章 (ピアノ伴奏:富田弥重子先生)

8)石田紗樹さん (大阪府・府立岸和田3年) 大阪大会1位
ラヴェル:ツィガーヌ (ピアノ伴奏:石田千恵美先生)

9)新山開さん (東京都・東京芸大付1年) 東京大会2位
ラヴェル:ツィガーヌ (ピアノ伴奏:碓井俊樹先生)

10)岡谷恵光さん (東京都・東京芸大付2年) 東京大会選出
ヴィエニャフスキ:創作主題による華麗なる変奏曲 (ピアノ伴奏:鳥羽亜矢子先生)




第62回全日本学生音楽コンクールTB:0CM:0

「第62回全日本学生音楽コンクール」全国大会-バイオリン部門中学校の部・演奏曲

2008/11/28(金) 20:34:20

*以下、全国大会プログラムより引用。演奏順。曲名は、プログラム記載のまま。

1)福田俊一郎さん (東京都・玉川学園2年) 東京大会3位
ブラームス:バイオリン協奏曲 ニ長調 作品77 第1楽章(一部省略) (ピアノ伴奏:大須賀恵里先生)

2)毛利文香さん (神奈川県・横浜市立笹下2年) 東京大会奨励賞
シベリウス:バイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 第1楽章 (ピアノ伴奏:田中麻紀先生)

3)奥津七海さん (愛知県・岡崎市立葵3年) 名古屋大会1位
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ (ピアノ伴奏:田村和佳子先生)

4)釜衣緒良さん (福岡県・大牟田市立白光1年) 福岡大会1位
ラヴェル:ツィガーヌ (ピアノ伴奏:冨安美奈子先生)

5)江頭佳奈さん (埼玉県・さいたま市立大谷口3年) 東京大会2位
シベリウス:バイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 第1楽章 (ピアノ伴奏:河地恵理子先生)

6)石井智大さん (東京都・成城学園2年) 東京大会選出
イザイ:無伴奏バイオリンソナタ 第2番 イ短調 作品27-2

7)岸本萌乃加さん (岡山県・ノートルダム清心3年) 大阪大会2位
サラサーテ:カルメン幻想曲 作品25(一部省略) (ピアノ伴奏:小林亜子先生)

8)谷村愛美さん (山口県・山口大付属光3年) 福岡大会2位
ヴィエニャフスキ:創作主題による変奏曲 作品15 (ピアノ伴奏:古米佐智子先生)

9)友滝真由さん (奈良県・生駒市立光明1年) 大阪大会3位
ドヴォルザーク:バイオリン協奏曲 イ短調 作品53 (ピアノ伴奏:藤井由美先生)

10)周防亮介さん (京都府・京田辺市立田辺1年) 大阪大会1位
シベリウス:バイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 第1楽章 (ピアノ伴奏:藤井由美先生)

11)大野有佳里さん (新潟県・上越教育大付2年) 東京大会1位
サン=サーンス:バイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61 第1楽章 (ピアノ伴奏:河地恵理子先生)

12)徳田真侑さん (愛知県・長久手町立南1年) 名古屋大会2位
シベリウス:バイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 第1楽章 (ピアノ伴奏:碓井俊樹先生)

13)坪井夏美さん (千葉県・佐倉市立西志津3年) 東京大会選出
チャイコフスキー:バイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 第1楽章(一部省略) (ピアノ伴奏:大須賀恵里先生)




第62回全日本学生音楽コンクールTB:0CM:0

「第62回全日本学生音楽コンクール」全国大会-バイオリン部門小学校の部・演奏曲

2008/11/28(金) 20:14:25

*以下、全国大会プログラムより引用。演奏順。曲名は、プログラム記載のまま。

1)東條太河さん (山梨県・山梨大付5年) 東京大会1位
メンデルスゾーン:バイオリン協奏曲 ホ短調 第1楽章 (ピアノ伴奏:小森谷裕子先生)

2)郡司菜月さん (福岡県・中間市立中間東5年) 福岡大会2位
サン=サーンス:バイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61 第1楽章 (ピアノ伴奏:井口京子先生)

3)安藤真奈さん (愛知県・名古屋市立植田南5年) 名古屋大会2位
ラロ:スペイン交響曲 作品21 第1楽章 (ピアノ伴奏:森夕希子先生)

4)高木凜々子さん (神奈川県・横浜市立奈良6年) 東京大会奨励賞
ヴィニアフスキー:創作主題による変奏曲 作品15 (ピアノ伴奏:小森谷裕子先生)

5)内尾文香さん (大阪府・吹田市立藤白台6年) 大阪大会2位
サン=サーンス:バイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61 第1楽章 (ピアノ伴奏:内尾恵美先生)

6)池田萌華さん (福岡県・北九州市立折尾西5年) 福岡大会1位
ラロ:スペイン交響曲 作品21から 第1楽章 (ピアノ伴奏:貞国あかり先生)

7)中添ゆきのさん (北海道・北海道インターナショナルスクール6年) 東京大会3位
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン (ピアノ伴奏:河地恵理子先生)

8)福田麻子さん (神奈川県・川崎市立向丘6年) 東京大会2位
ラヴェル:ツィガーヌ (ピアノ伴奏:大須賀恵里先生)

9)辻彩奈さん (岐阜県・大垣市立青墓5年) 名古屋大会1位
ブルッフ:バイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26 第3楽章 (ピアノ伴奏:梅村祐子先生)

10)高田航輔さん (東京都・大田区立久原6年) 東京大会選出
ブルッフ:バイオリン協奏曲 第1番 ト短調 第1楽章 (ピアノ伴奏:薮田京子先生)

11)金田滉司さん (富山県・黒部市立若栗6年) 大阪大会1位
モーツァルト:バイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K219 第1楽章 (ピアノ伴奏:藤井亜里沙先生)

12)矢部咲紀子さん (岡山県・ノートルダム清心女子大付6年) 大阪大会1位
L.シュポア:バイオリン協奏曲 第2番 ニ短調 第1楽章 (ピアノ伴奏:真壁泰江先生)

13)菊野凜太郎さん (神奈川県・横浜市立神橋4年) 東京大会奨励賞
ドボルザーク:バイオリン協奏曲 イ短調 作品53 第1楽章 (ピアノ伴奏:杉山恵理子先生)



第62回全日本学生音楽コンクールTB:0CM:0

「第62回全日本学生音楽コンクール」-私がコンクールを聴く理由

2008/11/27(木) 20:22:46

11月3日(月)津田ホールにて、「学生音コン」本選。小学校の部の演奏を聴く。

若い感性がもたらす音楽の推進力に導かれ、新鮮で瑞々しいモーツァルトの世界が私の前に立ち現れてきた。

いまだ不定形の若い樹木たちは、一体どんな方向に幹を伸ばしていくのだろうか。どのような枝葉をつけ、新しい才能を開花させるのだろうか。その兆しを、個々の演奏の中から注意深く聞き取っていく。そしてそれを発見した時、コンサートなどでは経験できない特別の感慨を得ることになる。

だから、未成熟の部分や瑕疵があったとしても、あまり気にならない。

「学生音コン」を聴く醍醐味が、ここにある。

コンクールに関しては、否定的な意見もある。音楽の優劣を競うことの愚、入賞を巡る政治的なるものの介在への不信・・・どれも一理あろう。

だが、芸術作品は鑑賞され、比較され、好みのフィルターにかけられるものだ。審査はともかく、審美する眼や耳には必ずさらされる。度重なる審美に耐え、むしろそれによって価値を高め、時代を超えて生き残ってきた作品を、不朽の名作と言うのだろう。

そして、理想の美の追求が、個々の芸術家の競い合いによって促されてきた側面も否定できまい。絶対美とは、永遠に相対美を競い続ける状態の謂いなのかもしれない。

演奏家がひとりの世界を究めるリサイタルやコンサートと異なり、コンクールは我々に音楽の比較の場を提供してくれる。

私は、そのような場としてのコンクールを肯定する。

制約がある環境で、比較の耳目にさらされるのは、演奏家の宿命でもあるのだから。そして、そこにこそ、未知の個性を煌かせる演奏家と聴衆とが、思いがけず出会う喜びもあるのだから。

審査による入賞結果が、コンクールの全てではない。

コンテスタントが聴かれ比較され、その作用を媒介に、上達し成長する足がかりを掴む。そんな場として、コンクールを位置づけてみたい。

そしてコンテスタントには、「あなたの音楽が好き」と聴衆に率直に言ってもらえる演奏家に是非なってほしいと思うのだ。

若い演奏の息吹きが、コンクール特有の張り詰めた空気を徐々にまろやかにしていく。

昼食を抜いても、モーツァルトを聞いていたいな、と切に思う。

緊張に満たされ、人々が粛然としている場に限って、情けなくもイグラーユのお腹の虫は鳴き始めるのが常だ。が、今日は実に静かだ。収まっている。朝、久方振りにスーパーの店頭で購入できたバナナを2本も食べてきたからか。いや、違う。

ト長調の華麗な第3番は疾走する。お腹の虫は追いつけない。(※)

午後からは中学のサン=サーンス。さらに音に満たされる時間が続く。昨年同様、津田ホールの1Fロピーにておにぎりとカロリーメイトだけの簡単な昼食を済ませ、若い樹木たちの競演の場に臨むとしようか。

(※)「モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない。」(小林秀雄『モオツァルト』より)



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「第62回全日本学生音楽コンクール」全国大会-「毎日新聞」に特集記事

2008/11/27(木) 01:09:27

11月26日付「毎日新聞」東京版・朝刊に掲載。

「特集:第62回全日本学生音楽コンクール全国大会in横浜 あすから、若き才能の祭典」

各部とも当日券があるが、バイオリン部門の小学校の部と中学校の部は当日券の枚数が少ないため、当日が混雑した場合には開演の1時間前に横浜みなとみらいホール1階入り口で整理券を配布する。


並んで買う身のことも考え、せめて当日券の枚数が何枚あるのかを、参考までに教えて欲しいものだ。それから、「当日が混雑した場合には~整理券を配布」という表現も、よくわからない。混雑しない場合は、整理券配布をやめ、その場で当日券を発売するということか。

いずれにしても当日券狙いの方は、開演1時間前にはホールに到着しておく必要があるようだ。


◆全国大会出場者一覧(出演順)

◇バイオリン部門

《小学校の部》(13人)

東條太河さん (山梨県・山梨大付5年)

郡司菜月さん (福岡県・中間市立中間東5年)

安藤真奈さん (愛知県・名古屋市立植田南5年)

高木凜々子さん (神奈川県・横浜市立奈良6年)

内尾文香さん (大阪府・吹田市立藤白台6年)

池田萌華さん (福岡県・北九州市立折尾西5年)

中添ゆきのさん (北海道・北海道インターナショナルスクール6年)

福田麻子さん (神奈川県・川崎市立向丘6年)

辻彩奈さん (岐阜県・大垣市立青墓5年)

高田航輔さん (東京都・大田区立久原6年)

金田滉司さん (富山県・黒部市立若栗6年)

矢部咲紀子さん (岡山県・ノートルダム清心女子大付6年)

菊野凜太郎さん (神奈川県・横浜市立神橋4年)


《中学校の部》(13人)

福田俊一郎さん (東京都・玉川学園2年)

毛利文香さん (神奈川県・横浜市立笹下2年)

奥津七海さん (愛知県・岡崎市立葵3年)

釜衣緒良さん (福岡県・大牟田市立白光1年)

江頭佳奈さん (埼玉県・さいたま市立大谷口3年)

石井智大さん (東京都・成城学園2年)

岸本萌乃加さん (岡山県・ノートルダム清心3年)

谷村愛美さん (山口県・山口大付属光3年)

友滝真由さん (奈良県・生駒市立光明1年)

周防亮介さん (京都府・京田辺市立田辺1年)

大野有佳里さん (新潟県・上越教育大付2年)

徳田真侑さん (愛知県・長久手町立南1年)

坪井夏美さん (千葉県・佐倉市立西志津3年)


《高校の部》(10人)

高岸卓人さん (滋賀県・県立河瀬3年)

宮川奈々さん (東京都・桐朋女子2年)

古舘麻美子さん (福岡県・県立修猷館2年)

清水公望さん (兵庫県・県立西宮2年)

横島礼理さん (東京都・桐朋女子2年)

猪股剛志さん (愛知県・名古屋市立菊里1年)

國信佐和さん (愛知県・名古屋市立菊里1年)

石田紗樹さん (大阪府・府立岸和田3年)

新山開さん (東京都・東京芸大付1年)

岡谷恵光さん (東京都・東京芸大付2年)



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「第62回全日本学生音楽コンクール」-モーツァルトについて(5)

2008/11/17(月) 17:38:45

初めて拍手が起こった大阪大会・本選についてのリポート。

「小学生部門のモーツァルトについて『技術アピール』と『無難な演奏』のどちらが高評価につながるか意見が分かれていますね。私が聴いた大阪大会では、前者でも後者でもなく、『表現力』が評価されていたように思います。

今年の大阪大会は新人揃い、所謂スタープレーヤーがいませんでしたので、全員にチャンスがありました。そんな中選ばれたのは、非常に品よくエレガントなモーツァルト、明るくコケティッシュなモーツァルト、若々しくスピード感溢れるモーツァルト、でした。技術的に飛び抜けた方がいない分、それぞれが万華鏡のようにモーツァルトのキャラクターを表現していて、大変楽しいコンクールでしたし、審査にも好感が持てました。 」



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「第62回全日本学生音楽コンクール」-モーツァルトについて(4)

2008/11/13(木) 20:33:00

モーツァルトの演奏とコンクールの関係について、プロのヴァイオリニストの方から、次のようなご意見を頂いている。

「モーツァルトの演奏に関しては、ウィーンの流れを汲んだ正統派の(オーソドックスな)演奏を教える先生に私は師事してきました。

いわゆる様式感のしっかりしたオーソドックスな演奏がいかにむずかしいか、という事は1から叩き込まれました。

感情むきだしにした演奏、いわゆる日本風、演歌調での演奏でよいなら実は非常に簡単にできます。長い音の中ふくらみ、不適当な場所での過度のビブラートなど、何でもありだったらむしろ簡単です。極端な抑揚などは以ての外です。

たとえば同じパッセージのやさしい部分が出てきた時、ヴイニアフスキの曲であれば一度通して弾けば練習が済むところが、モーツァルトをオーソドックスに弾くためには何百回と練習しなければなりません。ましてや子供の場合は何千回・・・でしょう。

そうような苦労が今回はほとんど報われなかったように思います。

しかし正統派で弾くと、地味に聞こえます。極端な抑揚をつけた演奏よりも、はるかに一般の方には下手に聞こえてしまうでしょう。(オイストラフクラスになれば別ですが・・・)

審査員の方はその辺のところはわかっているものと思っていましたが、モーツァルトを課題曲にする意味がないと思わざるを得ないような結果であったのは、とても残念です。

それとも所詮こどものコンクールだから、そのあたりはあまり考慮されなかったのでしょうか。

勿論、音程を一回はずしたらマイナス何点、という機械的な審査方法も採用されているかもしれず、そういう点からは、完全に審査に問題があったとも言い切れないとは思いますが。

課題曲に選ばれたということで、若い時期にモーツァルトの良い弾き方を学ぶ大きなチャンスだったのに、と思います。モーツァルトからさらにベートーヴェンを学ぶ足掛かりになる絶好の機会でした。」



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「第62回全日本学生音楽コンクール」-モーツァルトについて(3)

2008/11/13(木) 15:22:39

「コンクールでは、ハーモニー感、フレーズ感、響きが今ひとつでも、ダイナミックスがあり、安定した音色(音色の変化が無いという意味で)による演奏であれば、どうやら審査員受けするのではないか、というような印象を持つことがあります。本文中の「曲が流れない」というのはそういう意味合いではないかと推察いたしましたが、いかがでしょうか?

上記のような一小節一小節積み上げていくような(拍が見えるような)演奏は、塗り絵かハンコのように感じられ、あまり心に響いてきません。そのような演奏でも入賞する場合があるのを目にして、日本のクラシック界ってこんなもんなのかなあ、と、がっかりすることがあります。ちなみに、私個人は音楽を専門に勉強した経験はありません。

しかし、学生音コンは技術習得途上の子供たちがトライする訳ですから、ある程度はそれも仕方ない面もあるのかもしれない、と納得していましたが、日本音楽コンクールにおいてもやはり評価基準はさほど変わらないような印象を持っています。

もちろん、コンクールですから、いくら音楽性や感性のある奏者であっても、ミスが重なったり、練習不足が見えたりしてしまうと減点されるのは仕方が無いのは理解できます。でも、わが子が才能のかけらを見せ始めることが将来あるなら、とっとと島国から抜け出させたい、なんて思う昨今です。

モーツアルトだけでなく、どんな曲でも音楽は流れて欲しいですし、私たちの胸に語りかける演奏を聴きたいです。そういう指導をして下さる先生に巡り合いたいと思い、また、そういう演奏が評価されるようになって欲しいと願っています。 」




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「第62回全日本学生音楽コンクール」-モーツァルトについて(2)

2008/11/12(水) 14:05:24

「御意見の呼び水になれば」との思いに応えて、いくつかの貴重な投稿を頂いた。

どの投稿にも頷き、教えられた。イグラーユのみの滋養とするには、余りにも勿体無い。

支障のない範囲で、公開したいと思う。

「コンクールは(特に小学生においては)、どうしても、「ヴァイオリンが上手」な方が評価されていると思います。課題曲がモーツァルトであってもなくても、結果は同じだったように思われます。やはり、他のコンクールなどでも受賞されている方たちは、ステージングも含めてお上手で、「さすが!」と思います。

モーツァルトに関しては、皆さん、とても苦労されたと思います。今まで弾いてきたロマン派だったら、目指すところは子どもでも想像できますが、どうも勝手が違います。「明るく・うれしく・優雅に・きらびやかに!」「いろんなキャラクターがいるでしょ?」「当時のくらしを考えてごらん。そんな突然ビックリした音は出ないの!」「もっと自由に!でも、くずしたらダメ!品良く歌って!」・・・

一体どうしたらいいものかとオペラを見に行ったりもしたと思います。大人になっても大変で、今後もずっと課題となっていくモーツァルトですので、小学生がそうそう「それらしく」弾けるものではありません。何となく理解できても、今度は、それを表わすことができるだけの技術も必要なわけです。そうなってくると、どうしても、そういう判断で入賞者を決めることになるのでしょうね。

でも、子どもにとって、この時期、少しでもモーツァルトの音楽を知ることができたのは大きな収穫だと思います。予選のバッハもそうです。課題曲を見た時には、皆さん、「えー!どうしよう!」と思ったと思いますが、それぞれ、とても幅のある演奏ができるようになったのではないでしょうか。今では、この課題曲はホントに有意義だったと思っています。」



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「第62回全日本学生音楽コンクール」-「毎日 jp」インタヴュー記事関連

2008/11/12(水) 01:03:47

「1行の楽しみ」
→何気ない1行の記事が、思わぬニュースへと広がる。首相動静と対比され、さわやかさが際立つ。



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「第62回全日本学生音楽コンクール」本選-「毎日 jp」のインタヴュー記事より

2008/11/11(火) 14:32:11

「兄と妹と空手」
→単なる喜びの声の収集に終わらない、センスを感じさせる記事

「フルート部門・大阪大会・中学校の部の快挙」
→何とひとつの中学から、2年連続で、第1位がふたりも出た!

残念ながら、大阪大会・フルート部門は、高校の部のインタヴュー記事が出ていない。そして東京大会は、今のところ静岡と神奈川の地方版の記事だけである。

他の地方はインタヴューさえなされていないのか、あるいは記事はあってもアーカイヴ一覧が拾ってこないだけなのか。



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「第62回全日本学生音楽コンクール」東京大会-小学校の部・本選 モーツァルトについて

2008/11/09(日) 16:49:47

叱咤して頂いたなな様、過分なお言葉を頂いたぱりじぇんぬ様に深謝申し上げます。そして、エールを送って頂いた熊本課長にも。

自分で読み返してみても、「小粋」には程遠い稚拙さと、文体のほつれは明らかです。修行が足りません。

ところで、小学校の部・本選の演奏について、「曲全体の流れ」という着眼点からのご意見をお寄せ頂いた。

「他の皆様がどう見たか、コンクールの視点とはどういうものなのか、等御意見の呼び水になればと思います。もちろん貴サイトの趣旨に反する気はございませんので掲示の可否、文章修正はお任せいたします」と、当ブログのスタンスに対するご配慮まで頂いた意見である。

<<今回の東京大会の結果をみていると、全国大会進出には音をひとつひとつを積み上げるような演奏が評価されるのかな...という気がしました。曲全体の総体というか流れよりも、一音毎もしくは一小節毎に極端な抑揚をつけて技術をアピールするというか...。

演奏を楽しませていただく立場であれば、曲全体の流れを心地よくふるまってくれるような演奏を期待するのではないか、従いこうしたコンクールもそうした評価がもっと高くなってもよいのでは?という気がします。

音程やカスレ音という意味では、進出された方々が必ずしも完璧だったと思われず、同程度の方は他に何人もいたと思います。それだけに「小節毎の技術アピール」への高い評価がかなり明瞭に感じられ、残念な気がします。(流れるような、という意味では充分全国大会に行ける演奏だったと思われる方が選ばれなかったのは、とても残念です。) >>

予選のバッハも、本選のモーツァルトも、主要な国際コンクール等では必ず課題曲に選定される。オーケストラの入団試験では、よくモーツァルトの協奏曲が課される。

「エッケルマンによれば、ゲエテは、モオツァルトに就いて一風変った考え方をしていたそうである。如何にも美しく、親しみ易く、誰でも真似したがるが、一人として成功しなかった。幾時か誰かが成功するかも知れぬという様な事さえ考えられぬ。元来がそういう仕組に出来上っている音楽だからだ。」
(小林秀雄『モオツァルト』より)

そんな音楽だから、演奏する場合も、一生勉強し続けなくてはならない。長い道のりである。しかも、終局点に正解はないのかもしれない。

昨年の「チャイコフスキー国際」の第1ラウンドでは、「最大の難点のほとんどすべてはモーツァルトの協奏曲の演奏において生じていた」という公式サイトの論評が印象的であった。「学生音コン」では、2006年の中学校の部・本選のモーツァルト:5番の演奏が、様々な論議を呼んだことは記憶に新しい。

「捕らえたばかりの小鳥の、野生のままの言い様もなく不安定な美しい命を、籠のなかでどういう具合に見事に生かすか、というところに、彼の全努力は集中されている様に見える。生まれたばかりの不安定な主題は、不安に堪え切れず動こうとする、まるで己を明らかにしたいと希う心の動きに似ている。だが、出来ない。それは本能的に転調する。若し、主題が明確になったら死んで了う。或る特定の観念なり感情なりと馴れ合って了うから。これが、モオツァルトの守り通した作曲上の信条であるらしい。」
(小林秀雄『モオツァルト』より)

そのいたいけな命を大切に籠の中で保護しながら、決して流れを止めてはならない。華やかに、麗しく、軽快に、ソロ・ヴァイオリンの妙技を示しつつ、「ギャラント」と呼ばれる形式の流れの中に、小節毎の表現も有機的に収めていく。そういった事が、一定の完成形には求められもするのだろう。

しかし、コンクールの課題曲としてはどうなのか?

これから先、勉強し続けていくべきモーツァルトであるからこそ、例えば小学校の部では、どのレヴェルで良しとするのか。難題ではあるが、課題曲に選定された以上、解釈は様々、審査員の好みも様々、モーツァルトであれば尚更、という解答ではどうも納得が行かないのである。

モーツァルトにはいつも、そういう悩ましさが付きまとう。



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「第62回全日本学生音楽コンクール」-全国大会・中学校の部チケット完売と、「イグラーユの子」と、「悩ましきサラサーテ」

2008/11/06(木) 20:16:36

中学校の部の東京大会・本選(津田ホール)は前売り完売とはならなかったが、全国大会は昨年同様、完売となった。

東京大会が終わり、出場者が確定したことで、チケット・ゲットに弾みがついたのだろうか。

ところで、昨年に比べ沈滞気味だった匿名掲示板の議論も、ここに来てようやく少しホットになってきたようだ。

どういうわけか、イグラーユの子が小学校の部の本選に出場し、入賞し損なったことになっているようだ(笑)。そしてイグラーユは完全に意気消沈。ブログの記事に力が入らないとのことだ(笑)。

昨日の記事で「奨励賞が少ない!」と文句を言っているのは、やっぱり自分の子が落ちたからだ、と口さがない向きはいろいろと邪推することだろうが、通りましたよ~だ。ハイ、堂々入賞、全国大会進出っス!(大笑)

と、冗談はさておき、非ヴァイオリン系だが見事に全国大会進出を決めた、あるコンテスタントご父兄より頂いた「学コン協力ネット」情報より。

<<全国大会の説明を受けました。

本選の結果発表後、全国大会出場者が集められ、それぞれ封筒を渡されました。中には、その人の出演順と時間、2回のリハの時間を示した紙と注意事項を書いたもの、そして出場者と伴奏者の行動予定の報告用紙が入っていました。

昨年と違い、どこの地区大会の何位が何番目に演奏するかはわからないようにしてありました。 そして、宿泊の斡旋も今年はないとのことです。 相変わらず、リハと本番の時間が1時間半ほどあるようですが、どうしたものかと当惑しています。>>

すでに全国大会の出演順は決まっているようだ。

別の方からは、チケットに関するこんな情報も。

<<全国大会出場者には4枚ずつチケットが確保されていて、後日購入できるとのことでした。じいちゃんばあちゃんの分も前売りで買っておいて、もし出場できなければムダになっていっそう悲しい思いをしなくていいわけです。珍しく丁寧な対応ですよね。>>

小学校の部で言えば、出場13名×4枚=52枚。あとはコンテスタントと同伴のご父兄、審査員(市民審査員含む)と関係者(←これが結構多かったりする。昨年はイグラーユの前の席で、記者あるいは事務局と思しきおじさんが、コソコソうるさかった)、そして当日前売り分が事前にホールドされているので、実質的な前売り放出分は300枚くらいだろうか。

ところで、11月30日の小・中学校の部の全国大会の日、芸大の奏楽堂では「藝大弦楽科の力を結集」した、こんな魅力的なコンサートが開かれる。

弦楽シリーズ サラサーテ没後100年記念 「"Virtuoso" サラサーテとその時代」

全国大会と完全にバッティング。おけいこニストにとっては実に悩ましい11月30日である。



第62回全日本学生音楽コンクールTB:0CM:4

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