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日本人ファイナリスト4名の演奏への評価は?-ベルリンの音楽ジャーナリストが聴いた「第7回シュポア国際コンクール・ユース」

2013/11/18(月) 12:05:17

英国の老舗弦楽誌“The Strad”の公式サイトに、ベルリン在住の音楽ジャーナリスト レベッカ・シュミッド氏(Rebecca Schmid)が、「第7回シュポア国際ヴァイオリンコンクール・ユース」 のファイナルの演奏に関してレポートを寄せている。

ジュニアの国際コンクールに対する欧米のジャーナリストの見方を伝えるものとして、興味深い内容だ。

“Technique aplenty, but musicality wins the day in Weimar”(テクニックは十分、しかし、ワイマールで勝ったのは音楽性」(12 November 2013,“The Strad”)

ファイナルでは、14歳以下の部門(カテゴリーⅠ)でも協奏曲をフル楽章で弾かせる 課題曲のバーの高さ ゆえに、本レポートを紹介する “The Strad” サイトの トップページ の EDITOR'S CHOICE の見出しも、“Too young to play Bruch?”(ブルッフを弾くには幼すぎる?)とやや辛口となっているのは致し方ないところだろう。

もっとも、シュミッド氏のレポートは、入賞したファイナル奏者の演奏にバランスよくコメントを配するのではなく、あくまで彼女の印象に残った演奏のみを採り上げるという方法に拠っている。

プロ音楽家の演奏評を書くことが多いジャーナリストに、日本人ファイナリスト4名全員の演奏が好印象を与えたのは事実であろう。

以下、該当部分を引用しておこう。


◆Rion Fukada, from Japan, played the same work with razor-sharp focus and a burnished tone – no doubt partly thanks to the restored 19th-century French instrument at her disposal – but struggled to carry through the elegiac lines of the slow movement.

◆Japanese candidate Anna Tanaka performed with cool poise and evenness of tone

◆Japanese native Yoshie Okura offered a lovely if perfection-driven reading. Her awkward delays in the short reprise of the inner Andante failed to bring depth to a performance that otherwise stuck to its gleaming surface, although her final Allegro was nicely on point.

◆Her compatriot, 20-year-old Reina Shibutani, swept through the yearning lines of the concerto with great stamina and brought a fresh edge to the final movement, but one couldn’t help but wonder if she was deliberately shooting histrionic facial expressions in the jury’s direction.


また、このコンクールでは、「ジュニア審査員賞」が設けられており、ワイマール、ドレスデン、ベルリン、ロストックにある音楽ギムナジウム(中高一貫校)等に通うヴァイオリン専攻の 5人の高校生 が審査員を務めた。

「審査してる場合じゃなくて、君らもコンクールに出なさいよ」と言いたくなる気持ちはとりあえず抑えて、より専門に近い複数の耳による評価が、端的に示されるシステムであるとは言えるだろう。

カテゴリーⅠとⅡでは、第1位ではなく、第2位に「ジュニア審査員賞」が授与された。特にカテゴリーⅠでは僅差だったようで、第1位のみが出演するガラコンサートには、カテゴリーⅠ 第2位で「ジュニア審査員賞」を受賞した Sueye Park さん(韓国)も特別に出演したようだ。





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