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【書籍】 『幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語』−最終章で、感極まって、涙

2013/02/21(木) 19:57:37

新書を読んで、感極まって涙を流す。そんな体験は、恐らく初めてのことだ。

まず、「HONZ」での 土屋敦氏による書評 に、心を打たれた。本書の魅力を、多くの人に、余すところなく伝えたい。そんな土屋氏の思いがひしひしと伝わってくる文章だ。

書評にしてはかなり詳しく丁寧に内容が紹介された後、末尾近くに、こうある。

「著者ははたと気づく。その響きはある楽器の音色にそっくりだったのである。さて、何の楽器だったのか。評者である私は、今、猛烈にそれを書きたい誘惑に駆られている。しかしやめておく。」

ヴィオラ・アルタという、歴史の闇の中に忽然と姿を消した幻の楽器。その痕跡を探す旅に出た著者に、何らかの啓示を与えたに違いない、別の楽器の音色との類似性・・・。

「え?それは一体、何? 今すぐ、読みたい。」 イグラーユが、直ぐに書店に走ったのは言うまでもない。

弦楽器店のショウケースの片隅で埃をかぶっていた「チェロよりも小さく、ヴィオラよりも大きい」名も知らぬ不思議な楽器。魅入られたように、思わずそれを借り受けたところから、著者の謎解きの旅が始まる。

音楽大事典のわずかな記述、楽器のラベル、修理の痕跡、焼印、書き込み、ある楽譜に記された献辞の記憶・・・。様々なヒントを手繰り寄せ、音楽史の表舞台から消え去った楽器の実像に迫っていく。

同時に著者は、世界でもたった2人しかいないこの楽器の演奏家として、音色と奏法を研究し、編曲に取り組み、普及活動に専心する。

演奏家自らが、愛器の封印された秘密を紐解いていく。

読み進むにつれ、格別な知的興奮がゆっくりと湧き上がってくるのは、端正かつ情感を湛えた文章の力によるところも大きい。

そして最終章。ある物との思いがけぬ出会いによって、謎解きの旅はクライマックスを迎える。

一体何に感動して、イグラーユは涙したのか? 今、猛烈にそれを書きたい誘惑に駆られている。しかしやめておく。

数十年の時を超えて蘇った、端正で明瞭な、ゆっくりと空へ飛翔するようなヴィオラ・アルタの音色は、こちらで聴ける。

おけいこヴァイオリン的興味から言えば、この楽器の技術的なポテンシャルを追求する目的で著者により編曲された、ヴィオラ・アルタ版「ワックスマン:カルメン幻想曲」を、著者自身の演奏により是非聴いてみたいと思う。

集英社の公式サイト では、第1章冒頭の部分を読むことができる。


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