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『ヴァイオリンの見方・選び方(基礎編)・(応用編)』-在庫切れになる前に、是非とも入手しておくべき2冊

2012/12/25(火) 20:12:18

「レッスンの友社」が廃業するとの情報が伝えられて以来、1ヶ月が過ぎた。

版元が廃業してしまうと、やがて出版物は絶版になる。それがいつになるのかはわからないが、最近、アマゾンを覗くと、かつては時々品切れになっていたこともある同社出版の本の在庫数が復活している。

この本もそうである。「基礎編」と「応用編」の両方が、(今のところ)複数在庫されている。「店じまい」在庫一掃セールかと思うと、悲しくもなるが、これは最後のチャンスかもしれない。

神田侑晃氏著の『ヴァイオリンの見方・選び方』

他のディーラーや楽器商による類書はいくつかあるが、いまだにこれを超える本は存在していないように思う。

例えば、予算が数百万円ある場合のヴァイオリンの選び方が、具体的にアドバイスされている。そんな世界に縁がない場合はそれまでだが、高価なイタリア製のフルサイズを購入しようとしているのなら、最低、この本は読んでおくべきだろう。

銘柄や鑑定書の知識、価格の決まり方、相場なども、具体的かつ詳細に記述されている。「イタリア・トーンなどという音は存在しない。同じようにジャーマン・ トーンもフレンチ・トーンもない。同じ音は一本としてないのだから、 個々のヴァイオリンを試奏して判別するのが正しい選定である」との神田氏の結論は、説得力にあふれている。

とはいえ、判別ができるほどに、個性ある良質の楽器が多く国内の楽器店に在庫されているのかどうか。数がない場合は、あるものの中から選ばざるを得ないという苦い現実に、実際のヴァイオリン選びでは直面することにもなる。

その場合は、「どうぞ当店へ」と神田氏は仰るかもしれない。

「そんな手に乗るか」という方も含めて、「ヴァイオリン選び」という「一大事業」に取り組む際の基本書は、まずもって本書を措いて他にはないことは認めざるを得ないだろう。


ヴァイオリンの見方・選び方―間違った買い方をしないために (基礎編)ヴァイオリンの見方・選び方―間違った買い方をしないために (基礎編)
(1998/12/10)
神田 侑晃

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ヴァイオリンの見方・選び方 応用編ヴァイオリンの見方・選び方 応用編
(2002/07/25)
神田 侑晃

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