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「第61回全日本学生音楽コンクール」伝統ある新聞社主催コンクールであるのなら、最低限守って欲しいこと
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2007/11/30(金) 20:40:13
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全国大会のプログラムを見ていて、とても気になったこと。
<<メンデルスゾーン:コンチェルト ホ短調 1楽章
メンデルスゾーン:バイオリン協奏曲 ホ短調 1楽章
メンデルスゾーン:バイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 第1楽章
メンデルスゾーン:バイオリンコンチェルト ホ短調 作品64>>
同じメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲なのに、出場者毎の曲名の表記に統一がとれていない。
プログラムを作成した事務局担当者は、「参加者が申込書に書いた邦題をそのまま載せただけ」と言うかもしれない。
しかし、60年を越える伝統を有する、日本一の難関コンクールのプログラム作成担当の仕事として考えた場合、これはあまりにも杜撰過ぎないか。
参加申込み書には、自由曲の曲名の書き方に関する注意点や、表記の事例等は、一切示されていない。
協奏曲と書く人もいれば、コンチェルトと書く人もいるだろう。調や作品番号まで書くのか、書かないのか。あるいはその順番は・・・? 一般にはそれなりの決まりもあるようだが、表記ルールが示されていない以上、参加者が様々な書き方をするのは避けられない。
そのような場合、プログラム作成担当者が何をしなければならないかは自明であろう。
同じ曲ならば、表記を統一する。当然の話だ。
昨年の全国大会のプログラムは、所々で楽章や作品番号の脱落というミスはあったが、表記ルールに関して言えば、統一されていたと思う。
ところが、今年はどうだろうか?
同じ曲の表記がこれだけ異なっているにも関わらず、そのまま放置して済ますことができるという神経には、正直驚きを禁じえない。
わかってはいたが、表記を統一する時間がなく、慌てて申込書に書かれたままの曲名を入稿したということか?
時間がなければ、原題のほうをそのまま載せたほうが、まだ統一感があったのではないか。
同じ曲を、同じページでコンチェルトと表記したり、協奏曲と表記したり。こんなMITTOMONAIブログラムを、主催者お歴々は皆、承認しているのだろうか? 我慢できるのだろうか?
他のコンクールに口出ししている場合ではないだろう。
言うまでもないが、コンテスタントのほうは、昨日から、ミスの許されない、正確性への競争で緊張を強いられているのである。
それから、東京大会・高校の部の奨励賞についてだが、本選直後の新聞発表の結果とプログラム記載結果が異なっている。
一度出たコンクールの結果が変わるとは常識的には思えないのだが、主催者側で授賞方針が変わったのか、等と何も知らないこちらとしては判断しようがないので、単純な誤植とも断定できず、当ブログではそのままプログラムの内容をアップした。
チャイコンに関する『音楽の友』の記事のように、もし受賞結果を間違って記載してしまったとしたら、当のコンクール主催者として、また正確な内容を伝えるべき使命を有した世界の人たちの仕事として、あまりにも「ゆるい」と言われても仕方がない。
再度、言う。
コンテスタントは皆、ミスの許されない厳しい戦いに、全身全霊をかけているのである。
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「第61回全日本学生音楽コンクール」全国大会・バイオリン部門・高校の部の演奏曲
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2007/11/29(木) 20:43:42
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*以下、全国大会プログラムより引用。演奏順。地区大会の賞、曲名は、プログラム記載のまま。
1)上河原有希子さんさん(高1 / 東京大会奨励賞) ショーソン:詩曲 [ピアノ伴奏:小森谷裕子先生]
2)倉冨亮太さん(高1 / 東京大会第1位) フバイ:カルメン幻想曲 [ピアノ伴奏:田中麻紀先生]
3)勝又友理さん(高1 / 大阪大会第3位) サラサーテ:カルメン幻想曲 [ピアノ伴奏:井垣里紗先生]
4)吉野駿さん(高2 / 東京大会奨励賞) バーバー:バイオリン協奏曲 作品14 第1,3楽章 [ピアノ伴奏:河地恵理子先生]
5)石田紗樹さん(高2 / 大阪大会第2位) シベリウス:バイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 第3楽章 [ピアノ伴奏:石田千恵美先生]
6)外園彩香さん(高1 / 東京大会第2位) サン=サーンス:ハバネラ 作品83 [ピアノ伴奏:河地恵理子先生]
7)春日井恵さん(高1 / 名古屋大会第2位) イザイ:無伴奏バイオリンソナタ 第3番 バラード
8)大倉礼加さん(高1 / 名古屋大会第1位) ラヴェル:ツィガーヌ [ピアノ伴奏:平野智子先生]
9)岡谷恵光さん(高1 / 東京大会奨励賞) ラヴェル:バイオリンとピアノのための演奏会用狂詩曲 [ピアノ伴奏:鳥羽亜矢子先生]
10)田村友里恵さん(高3 / 大阪大会第1位) メンデルスゾーン:バイオリンコンチェルト ホ短調 作品64 [ピアノ伴奏:田原伸子先生]
11)横島礼理さん(高1 / 東京大会第3位) ドヴォルザーク:バイオリン協奏曲 イ短調 第1楽章 [ピアノ伴奏:河地恵理子先生]
12)米倉慧佳さん(高3 / 福岡大会第1位) プロコフィエフ:バイオリン協奏曲 第1番 作品19~ 2,3楽章 [ピアノ伴奏:冨安美奈子先生]
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「第61回全日本学生音楽コンクール」全国大会・バイオリン部門・中学校の部の演奏曲
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2007/11/29(木) 20:05:28
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*以下、全国大会プログラムより引用。演奏順。曲名は、プログラム記載のまま。(但し、明らかに誤植と思われるものは訂正した。)
1)大江馨さん(中2 / 東京大会奨励賞) サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ 作品28 [ピアノ伴奏:林絵里先生]
2)今泉麻奈さん(中1 / 大阪大会第2位) パガニーニ:バイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品6 第3楽章 [ピアノ伴奏:渡邊ちひろ先生]
3)坪井夏美さん(中2 / 東京大会第3位) バーバー:バイオリン協奏曲 作品14 第1,3楽章 [ピアノ伴奏:河地恵理子先生]
4)池田開渡さん(中3 / 福岡大会第2位) ヴィエニアフスキ:創作主題による変奏曲 [ピアノ伴奏:柳瀬直子先生]
5)荒井優利奈さん(中1 / 名古屋大会第1位) ラヴェル:ツィガーヌ [ピアノ伴奏:田村和佳子先生]
6)和久井映見さん(中3 / 東京大会奨励賞) プロコフィエフ:バイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品19 第1楽章 [ピアノ伴奏:河地恵理子先生]
7)日置駿さん(中2 / 東京大会第1位) チャイコフスキー:バイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 第3楽章 [ピアノ伴奏:河地恵理子先生]
8).由良卓也さん(中3 / 大阪大会第1位) イザイ:無伴奏バイオリンソナタ 第6番 ホ長調 作品27-6
9)美島佑哉さん(中2 / 東京大会第2位) サン=サーンス:バイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61 第3楽章 [ピアノ伴奏:河地恵理子先生]
10)大森麻貴さん(中3 / 名古屋大会第2位) ヴィエニアフスキ:バイオリン協奏曲 第1番 嬰へ短調 作品14 第3楽章 [ピアノ伴奏:田村和佳子先生]
11)廣津留すみれさん (中2 / 福岡大会第1位) チャイコフスキー:バイオリン協奏曲 ニ長調 第1楽章 作品35(一部省略) [ピアノ伴奏:河地恵理子先生]
12)小島燎さん(中3 / 大阪大会第1位) サン=サーンス:バイオリン協奏曲 第3番より第1楽章 [ピアノ伴奏:大亀知子先生]
13)城戸かれんさん(中1 / 東京大会第3位) サラサーテ:カルメン幻想曲 [ピアノ伴奏:河地恵理子先生]
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「第61回全日本学生音楽コンクール」全国大会・バイオリン部門・小学校の部の演奏曲
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2007/11/29(木) 19:25:37
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*以下、全国大会プログラムより引用。演奏順。曲名は、プログラム記載のまま。
1)登坂理利子さん(小6 / 大阪大会第1位) パガニーニ:バイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品6より第1楽章 [ピアノ伴奏:富岡順子先生]
2)中添ゆきのさん(インターナショナルスクール5 / 東京大会奨励賞) サラサーテ:序奏とタランテラ [ピアノ伴奏:矢崎有佳先生]
3)大倉佳栄さん(小6 / 大阪大会第3位) メンデルスゾーン:コンチェルト ホ短調 1楽章 [ピアノ伴奏:田口友子先生]
4)河村佳奈さん(小6 / 福岡大会第2位) メンデルスゾーン:バイオリン協奏曲 ホ短調 1楽章(一部省略) [ピアノ伴奏:林絵里先生]
5)周防亮介さん(小6 / 大阪大会第2位) シベリウス:バイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 第3楽章 [ピアノ伴奏:藤井由美先生]
6)山根一仁さん(小6 / 東京大会第2位) ブルッフ:バイオリン協奏曲 第1番 3楽章 [ピアノ伴奏:田中麻紀先生]
7)東條太河さん(小4 / 東京大会第3位) ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ 第1番 ニ長調 作品4 [ピアノ伴奏:井出香枝先生]
8)北川千紗さん(小5 / 名古屋大会第1位) サン=サーンス:バイオリン協奏曲 第3番 第1楽章 [ピアノ伴奏:碓井俊樹先生]
9)岩倉万希子さん(小6 / 福岡大会第1位) クライスラー:(プニャーニの様式による)前奏曲とアレグロ [ピアノ伴奏:吉田洋子先生]
10)安藤真奈さん(小4 / 名古屋大会第2位) ブルッフ:バイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26 第1楽章 [ピアノ伴奏:服部操枝先生]
11)木村恵子さん(小5 / 東京大会奨励賞) メンデルスゾーン:バイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 第1楽章 [ピアノ伴奏:河地恵理子先生]
12)中島菜穂子さん(小4 / 東京大会奨励賞) サラサーテ:カルメン幻想曲 作品25 [ピアノ伴奏:林絵里先生]
13)松本紘佳さん(小6 / 東京大会第1位) パガニーニ:バイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品6 第1楽章(一部省略) [ピアノ伴奏:福島有理江先生]
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「第61回全日本学生音楽コンクール」全国大会-「毎日新聞」に特集記事掲載
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2007/11/29(木) 02:10:54
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11月28日付「毎日新聞」東京版・朝刊に、「全日本学生音楽コンクール特集」が、見開き2面で掲載された。
前売り完売のバイオリン部門小学校の部と中学校の部について。
<<(全国大会のチケットは、全席自由で2000円。各部とも当日券があるが、)バイオリンの小学校の部と中学校の部は若干枚数のみ。両部は開演の1時間前に、みなとみらいホール1階入り口で整理券を配布する(1人1枚ずつ)。」
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ヤマハ、ベーゼンドルファーを買収へ
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2007/11/29(木) 00:31:00
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<<ヤマハが全株式を取得する方向で最終調整している。>>(asahi.com)
また、東京新聞 TOKYO Webによると、
<<買収額は明らかにしていないが、日本円で24億円前後とみられている。
地元には外国企業への売却に反発もあるとされるが、ヤマハは現地の工場などを存続させる方針とみられる。具体的な買収の条件は今後、両社で詰める。>>
尚、ヤマハ、ベーゼンドルファー、日本ベーゼンドルファーの各サイトは、まだこのニュースを伝えていない。
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気になる話題・ニュースより|TB:0|CM:0|▲
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再放送+続編スペシャルで、新春4日間は「のだめカンタービレ」漬けか
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2007/11/28(水) 20:04:13
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全11回の再放送と続編スペシャル版を1月2~4日まで、計16時間以上にわたって放映らしい。
フランクとターニャも登場。
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日々のザ・痛感・毒吐く|TB:0|CM:0|▲
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要費用と通の美しくも哀しい親子愛の物語(後編)
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2007/11/27(火) 20:21:12
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弦の音返し【つるのおんがえし】
休憩するために部屋から出てきた通に、要費用が声をかけた。
「通や、通。本当に上達したなあ。素晴らしい音が出ているよ。お父さんは嬉しいよ。練習も3時間、4時間と熱心にやっているようだけど、お前・・・」
要費用は、通が少し痩せて、顔色がよくないことに気がついた。
「体の具合は大丈夫か?」
「大丈夫です、お父さま。平気です。僕は練習が大好きですから。」
「おお、そうか、そうか。本当に腕を上げたなあ。これならコンクールの予選も大丈夫だろう。」
「それでは、僕は練習に戻りますので。絶対に中を覗かないで下さいね。」
「わかっているとも。」
休憩もそこそこに、通は再び自室に入った。
するとまたあの素晴らしいヴァイオリンの音色が聞こえてくるのだった。
要費用は幸せだった。
-わが家計にとってはかなり痛い出費だったが、あのヴァイオリンを買って本当に良かった。通が素晴らしい音を聞かせてくれるのだから。
しかし、要費用は、ドアの向こうから聞こえてくる音だけではもはや満足できなくなっていた。
じかにその演奏を聴いてみたい。通がどんな姿で弾いているのか、是非この目で確かめてみたいと思うようになった。
そしてある日、とうとう見たい気持ちを抑えきれなくなってしまった。
-通との約束を破ることになるが・・・
要費用は少し悩んだ。が、やはりひと目でいいから見てみたい。その気持ちが勝った。
-気づかれないように、こっそり覗けば大丈夫だろう。
彼は、部屋のドアを少し開けてみた。
そして、隙間からそっと中を覗き見た。
その瞬間、「あっ」と叫びそうになった。
何と、そこにいたのは・・・
そこにいたのは・・・
健気に練習に励むおけいこニストではなく、
ツル・・・
紛うことなきツル・・・
この記事の続きを読む…
そう、
紛うことなきツール
を手にした
ゲーマーだったのだ。
通はヴァイオリンケースも開けないで、携帯ゲームプレイヤーというツールでゲームに熱中していたのだった。
その傍らでは、CDプレイヤーが大音量のバッハを奏でていた。
無伴奏パルティータ第3番「プレリュード」。演奏はヘンリク・シェリング。
上手いはずだ。
息子のとんだ「弦の音返し」に、要費用は目の前が真っ暗になったのだった。
(完)
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おけいこヴァイオリン用語の奇想知識|TB:0|CM:3|▲
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要費用と通の美しくも哀しい親子愛の物語(前編)
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2007/11/26(月) 20:22:13
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弦の音返し【つるのおんがえし】
父・要費用(ようひよう)は息子・通(とおる)にフルサイズのヴァイオリンを買ってやった。
「通や、通。ほら、新しいヴァイオリンだよ。」
「ありがとうございます、お父さま。 僕は、このヴァイオリンでしっかり練習しようと思います。」
「そうか、そうか。」
父の要費用は嬉しかった。これで息子の通も心を入れ替えて、ヴァイオリンの練習に励んでくれることだろう。
「でも、お父さま。ひとつだけお願いがあるのです。」
「なんだい、通。」
「僕が練習している間は、絶対に部屋の中を覗かないで欲しいのです。」
「うーん。」
「お母さまにも、そう言って下さい。部屋を覗かないと、どうぞ約束して下さい。」
「ひとりできちんと練習できるのかい?」
「もちろんです。舞台で弾く時は一人です。これからは練習も僕だけで取り組む必要があるのです。一人で集中して練習したいのです。」
「おお、そこまで言えるようになったのか。そうか、そうか。わかったよ、通。絶対に覗かないと約束する。お母さんにも守ってもらうよ。ひとりでしっかり練習するんだよ。」
「はい、お父さま。」
息子の通は安心すると、買ってもらった新しいヴァイオリンを持って自分の部屋に入り、ドアを閉めた。
最初の1~2か月、通の部屋からは今までと同様、つっかえたり、止まったり、相変わらずの拙いヴァイオリンの音しか聞こえてこなかった。
しかし、3か月目のある日、突然、変化が訪れた。
最初から最後まで、間違わないできちんと弾けた。イントネーションにも問題はない。耳障りな音が完全に消え失せた。
さらに2か月が過ぎた。
ドア越しに聴こえてくるヴァイオリンの音色は、美しいと言えるレヴェルのものへと変化した。
通は数時間、自室にこもり、休みなく練習を続けることさえあった。
「きれいな音だわ!」
と母が感嘆の声を上げた。
「うるさいっす!」
と父の要費用はうれしそうに鼻の横をモヒモヒと掻いた。
「でも、あまりにも上手すぎるわ。今までのあの子じゃないみたい。」
「親離れして、一人で練習するようになった成果だよ。」
「男の子は、急に成長すると言うけど。自立したのね。」
「この音は、リアルですか?」
と書き留め郵便を届けてくれた郵便配達人が、玄関口で母に尋ねた。
さっきまで彼は、この家から聞こえてくるあまりにも美しいヴァイオリンの音色に聞き惚れ、ベルを鳴らすのも忘れて玄関前で暫く佇んでいたのだった。
「ええ。今、息子が弾いています。」
「素晴らしい! まるでCDを聴いているみたいですね。」
(後編に続く)
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おけいこヴァイオリン用語の奇想知識|TB:0|CM:0|▲
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果たしてヴァイオリンで中学受験は戦えるのか?-中学受験「AO入試」の現状
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2007/11/25(日) 00:17:47
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厚生労働省が、2001年1月と7月に生まれた子供(「21世紀出生児)を対象に、毎年継続して調査している「21世紀出生児縦断調査」の第6回目の結果が、このほど明らかになった。
今回は、約3万8000人の子供が5歳半になった時点で、保護者が回答したものであるが、それによると、習い事をしている子供は前回調査より18.1ポイント増の56.6%と、半数を超えた。
そして勿論、女子の習い事ナンバーワンは、「音楽(ピアノなど)」で、24.9%であったという。
また、ベネッセ教育研究開発センターの過去の調査では、小学5年生(2726名)の調査対象のうち、女子の習い事の第1位はやはり「音楽(ピアノ、バイオリンなど」で、36.7%を占めたという。
せっかく小さい頃から続けたのだから、単なる趣味の領域に留まらずに、将来、何かの役に立って欲しい。親としては、教育投資の一環の意味合いもあり、コストパフォーマンスが大いに気にかかるところでもある。
ヴァイオリン専門で行くのか、中学受験にシフトするのか? 人生の岐路、「小4の春」の悩みは言うまでもなく深いが、発想を変えて、中学受験でヴァイオリンを武器にすることを考えられないだろうか?
大学受験や高校受験に比べるとまだまだ少ないが、今回は、中学受験におけるAO入試の現状を見てみることにしよう。
AO入試のAOは「アドミションズ・オフィス」、入学者選抜の権限を持ったオフィスの意味である。アメリカではもっぱら、事務の効率化やコスト削減を目的にした入試改革を意味したが、日本では、学力試験では測れない生徒の適性・個性・意欲を、書類審査・面接・自己アピール・実技・小論文など、多様な角度から評価しようとする入試制度を指す。
立教池袋中(男子校)は、20名のAO入試枠がある。
国語・算数の学力検査に加え、自己アピール面接を課す。06年には「チェロとの出会い」、05年には「老人ホームでのヴァイオリン演奏」というテーマでの自己アピールがあったようだ。音楽などの実技によるアピールは、まだ出願者の1割程度で、口述アピールが圧倒的に多い。あくまで教科学習が主で、アピール内容は従になりがちな一般受験生と比べれば、おけいこニスト受験生は、訴求の本気度・本格度が格段に違うはずだ。
同志社女子中の「自己推薦入試」の枠は、40名。
学力検査はなく、作文と面接で決まる。出願時に、「活動歴報告書」を提出するので、そこにコンクール実績や演奏経験を記載することになる。
AO入試は勿論、さらに進んで、世界で活躍できる芸術家やスポーツ選手を積極的に育成していこうという方針の特別クラスを開設している中学もある。
「SAコース」を06年から開設している立命館宇治中だ。
「受け入れ対象活動分野」の例として、「ピアノ・バイオリンなどの音楽分野」がはっきりと示されている。ヴァイオリンのレッスンは、それまでの先生の下で行うことを原則とし、専門技能の教育に学校側は踏み込まない。学校の役割は、あくまでもヴァイオリンに打ち込むための環境と時間を提供すること。そして、語学力や論理的思考力、コミュニケーション能力など、トップレヴェルの音楽家に求められる力を培うことを目標にしている。作文と面接で、募集人員は30名である。
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「のだめカンタービレ」スペシャル、新春に2夜連続で放映!
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2007/11/24(土) 18:38:30
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kohji 師コメントより。
<<演奏直前に楽屋の廊下でユートくんに思いっきりイヤミを言われてガビンとなった、とか>>
「ひょっとこ恵ちゃん」ってやつですね。
すでにご存知の方もいると思うが、「のだめカンタービレ」新春スペシャルは、パリやプラハでのロケを終え、撮影が快調に進行中らしい。
放映日はまだ未定のようだ。
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「第61回全日本学生音楽コンクール」-「学コン協力ネット」全国大会情報(2)
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2007/11/23(金) 20:05:11
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全国大会・中学校の部の演奏順に関して情報を頂いた。
1)大江馨さん(東京大会・奨励賞)
2)今泉麻奈さん(大阪大会・第2位)
3)坪井夏美さん(東京大会・第3位)
4)池田開渡さん(福岡大会・第2位)
5)荒井優利奈さん(名古屋大会・第1位)
6)和久井映見さん(東京大会・奨励賞)
7)日置駿さん(東京大会・第1位)
8).由良卓也さん(大阪大会・第1位)
9)美島佑哉さん(東京大会・第2位)
10)大森麻貴さん(名古屋大会・第2位)
11)廣津留すみれさん (福岡大会・第1位)
12)小島燎さん(大阪大会・第1位)
13)城戸かれんさん(東京大会・第3位)
開演は14時30分。終了予定は、17時34分との事だ。
「17時34分」-分刻みのスケジュール進行を予想させる細かさだが、そこまでピタリといくのであろうか。
また、演奏順は地区大会終了時点で決まっていた、という別の情報もある。つまり、予め事務局が、東京大会の第1位は何番目、大阪大会の第1位は何番目という形で、決めていた可能性があるということだ。
さらに、一部コンテスタントの演奏曲の「予想」まで頂いてしまった。
曲名だけ挙げておこう。
パガニーニ:協奏曲 第1番 第3楽章
バーバー:協奏曲 第1番 第3楽章
ラベル:ツィガーヌ
イザイ:無伴奏ソナタ 第6番
サンサーンス:協奏曲第3番 第1楽章
さらに、小学校の部について。
<<小学生の部の練習時間は、演奏順の早い人も遅い人も、本番の演奏一時間前です。遅い人の方がほんの少し(5分くらい)待ち時間が長いくらいでしょうか。公平に割り振られていました。>>
昨日の練習時間に関する情報は、非ヴァイオリン系であった。
部門によって対応が違うというのは、正直、釈然としない。
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「第61回全日本学生音楽コンクール」-「学コン協力ネット」全国大会情報
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2007/11/22(木) 20:42:09
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審査の現場から、コンクールの渦中から、様々な情報発信がある。
ウェブが進化し、関係者リミテッドな情報さえ、仮想空間の蜘蛛の巣にかかり、多くの人が取得できる時代となった。
しかし、「学コン協力ネット」も全国大会のコンテスタント情報となると、ソースが限定されるだけに、イグラーユに知られることを恐れ、情報の開示に関し消極的になる方が多いようだ。
ご心配なく。
900を超えたこのブログの記事に対して、付されたコメントの数は、累計400、頂いたメールの数も50を超えた。
記事の数に比して、それらの数は確かに決して多くはない。そして、トラックバックに至ってはほとんど皆無状態(イグラーユがあまり好きではないということもあるが)。そもそも同様のジャンルやテーマでのブログがほとんどない以上、致し方のないところかもしれないが、おけいこやコンクールなどの情報は、なかなかオープンにしにくく、昔ながらの門下外不出が当然の世界だからだろう。
そこにオープン化の風を吹かせたい。その一心で、続けているブログである。
すでにコンテスタント、受賞者、事務局等、「ど真ん中」からのご報告も届いている現状だ。
ウェブ時代の情報は、ギブ・アンド・テイク。貴方のためは、私のため。
全国大会出場の貴方からの情報を、心よりお待ちしております。
さて、非ヴァイオリン系全国大会出場者よりの情報。
<<全国大会出場者に送付されたお手紙によりますと、当日券の販売は、開演30分前(つまり開場時間)から5階小ホールロビーで行うとのことです。うちは非ヴァイオリン系ですが、文章表現から察すると、たぶんどの部門も同じだと思います。家族用には招待券が1枚配布されています。>>
昨年の全国大会招待券は2枚だったという情報があるが、今年はケチったのだろか?
バイオリン部門については、「若干」とされる当日券の枚数が問題である。何としてもゲットしたい向きにとって最大の関心事は、何時から並べばよいのかという事。今のところ五里霧中状態である。
<<コンクール事務局から、全国大会の演奏順(名前入り)が入ったスケジュールが届きました。演奏順が早い我が子は、練習終了から本番まで1時間半以上あります。ところが、演奏順の遅い人は練習終了から20分ほどで本番を迎えることができます。何と不公平なことか!>>
音出しは「リハーサル室」に限定されるようだ。
待ち時間の長さは、神尾さんの例を引くまでもなく、コンテスタントのメンタル面への影響は無視できない。事務局は配慮すべきであろう。
<<この手紙が来たのは17日ですが、本日(19日)HPにはまだ演奏順はアップされておりません。事務局からのオフィシャルな情報の提供が遅いことについては、イグラーユ様同様、甚だ遺憾に思います。全国のおけいこニストとペアレンツはいかが思われますか?>>
昨年のコンクール公式サイトにアップされた出場者一覧が、結果的には演奏順であったことはすでに触れた。
聴きにいく側としては、演奏順のみならず、何よりも演奏曲を知りたいところだ。
が、そういう「知りたいと思う情報」が、タイムリーにアップされることはまずないのである。
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「さわやか世代」、コンサートも続々と(7)
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2007/11/21(水) 22:37:32
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「さわやか世代」という新語を頻繁に使用しているこのブログ。
「お先棒担ぎ」はここでもだが、ふと気がついて後ろを振り向くと、いつの間にか後方には誰もいない。
この語の提唱者も、単にその場しのぎで使っただけ、との噂もあるくらいだ。そもそも新語を言いはやすほどの規模には、コンクールファンの人口はたち至っていまい。
だが、このブログはたとえひとりになっても、乗りかかった船からは降りない。愚直に、しつこく、続けるだけだ。
そういうポリシーのもと、振り返ってみれば、おけいこヴァイオリンというテーマを追い続けて、丸2年という歳月が過ぎた。ブログの記事の数は、もう900を超えている。
音楽祭の情報を頂いた。
「新春八王子音楽祭」。2008年1月3日(木)~5日(土)、八王子のいちょうホールで開催される。
公式サイトもオープンした。
最終日の5日に、郷古廉さんと三浦文彰さんが出演。
同じく音楽祭出演者であるピアニスト菊地裕介氏のブログによると、郷古さんはエルンスト、三浦さんはヴィエニャフスキを演奏する予定。
また、こちらのブログによれば、郷古さんは、2008年7月5日(土)14:00~神奈川県立音楽堂で行われる「井上道義の上り坂コンサートVol.8」で、神奈川フィルと共演。演奏曲は、ラロ:スペイン交響曲である。
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リサイタル・演奏会情報|TB:0|CM:4|▲
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おけいこニストは、期末テストで学年トップをめざす-頂いた投稿より
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2007/11/20(火) 20:42:43
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<<おけいこニストが練習と勉強を両立できるのか? これは、おけいこペアレンツの永遠のジレンマかもしれません。
さて、我が家について言えば・・・おけいこニストの娘は、レベル低下は否めないものの、江戸時代の藩校を起源に持つ、伝統あるしかしド田舎の高校に在学しています。おけいこニストが異色の存在であるこの地域では、音楽ができることは全く評価されません。
そして、「(本番まで10日しかないのだから)今練習しないと一生後悔するのに・・・」という母の悶々とした気持ちとは裏腹に、期末テストで学年トップになることを目指して、英単語を覚え、世界史を暗記する娘が目の前にいます。
あの学校でトップになるより、おけいこニストの頂点を目指す方が彼女の将来に有意義なことだと思うのに・・・。 >>
勉強も、音楽も。
素晴らしきかな、この心がけ!
クラシック音楽の背骨にある西洋精神と文化。それらを真摯に学ぶことは、必ずや実技の上達の有り様を変え、音楽の真髄に迫るキーとなるはずだ。
英語、数学、世界史、美術・・・ 学んだ内容はすべて、演奏家としての将来の血肉となる。
楽譜を「読む」から、「解釈する」へ至るには、幅広い教養の裏付けが必要だ。学者のような探究心が必要だ。
おけいこニストよ、勉強も頑張れ!
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