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ビバ!おけいこヴァイオリン

門下、レッスン、先生、コンクール・・・時にシリアス、時にコミカル。

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2000万円の「ガルネリ」(2)-盗難されたヴァイオリンの値段は「取得価額」

2007/05/14(月) 20:09:26

kohji様から貴重なコメントを頂いた。以下に再掲する。

<<こういう記事は、通常、警察発表に沿って記事を書くのが慣例のようです。ちなみに、警察発表では、被害品の時価は、取得価額で記載されるのが慣例です。>>

つまり、

  • 被害にあった弦楽器販売会社が、この「グァルネリ」をオークションなどで購入した時の値段が2000万円であった。
ということだ。

そして、ここに次の条件を加えてみよう。

  • この「グァルネリ」を購入したのは、最近ではないかもしれない。
すると、「グァルネリ・デル・ジェス」の「取得価額」が2000万円というのは、有り得る話のように思えてくる。

当ブログ連載中の「国会議事堂のガダニーニ」でも一部紹介したのだが、実は国会審議の記録中には、ヴァイオリンの価格に関する次のような興味深い事実が記載されている。

  • 約35年前、日本国内で、ある楽器商が「ストラディヴァリウス」を3500万円で販売していた。

  • 約25年前、国内である楽器商が売却した「ガダニーニ」は、ヨーロッパでの鑑定の結果、2000万円~2200万円の評価額と判定された。
30年前、「名器」はそれ位の相場であったと思われる。

報道によると、今回盗難された「グァルネリ」は売りものではなかったとの事。つまり「売価」はそもそも存在しなかった以上、kohji様ご指摘の警察発表ベースの「取得価額」による評価額「2000万円」が、そのまま報道されたのだろう。

外野席にいる者の興味で、盗難されたヴァイオリンの価格ばかりをネタにしてきたが、被害にあった弦楽器販売会社の社員の皆様には眠れない日々が続いていることだろう。

1日も早い事件の解決、そして犯人の逮捕を祈りたいと思う。



日々のザ・痛感・毒吐くTB:0CM:1

2000万円の「ガルネリ」

2007/05/13(日) 16:39:02

【設問】の解答・解説。

【設問】(1)



ウィキペディアにあるように、「グァルネリ」一族は数多い。

その中でも最も偉大な製作者は、バルトロメオ・ジュゼッペ・アントニオ・グァルネリであり、彼のことを、「イエスのようなグァルネリ」という意味で、「グァルネリ・デル・ジェス」と呼んだ。

この事件を報道した「毎日新聞」や「読売新聞」などは盗難された楽器を

<<「ストラディヴァリウス」と並ぶ名器の「ガルネリ」>>

とした。追随して日本テレビが、この「ガルネリ」を

<<「ガルネリ・デル・ジェス」>>

とした。アントニオ・ストラディヴァリが製作した「ストラディヴァリウス」と並ぶ名器の「グァルネリ」と言えば、他の「グァルネリ」一族の作品ではなく「グァルネリ・デル・ジェス」の作品に他ならないだろう。その意味で一連の報道の多くは、今回盗難された楽器を「グァルネリ・デル・ジェス」作としているわけだが、それは本当だろうか? 裏を取った上での報道だろうか?

製作者名を挙げず、「目玉品だった」とのみ報道した「産経新聞」の冷静さは目を引く。

値段的に言えば、真正の「グァルネリ・デル・ジェス」とはとても思えないのだが、実際はどうなのだろう。個体の状態として、その値段的価値ということがありうるのだろうか。恐らく名器と言われる個体の10分の1以下の値段であろう。

鑑定や評価が極めて難しいと言われるオールド・ヴァイオリンの世界を垣間見させる事件でもある。


【設問】(2)

すりかえ

犯人はどうやらヴァイオリン・ケースではなく、ショルダーバッグを持っていたらしい。

「防犯カメラに不審者 静岡・バイオリン盗難 2007/05/12

静岡市駿河区のツインメッセ静岡で開催中の弦楽器展示即売会場で11日に2000万円相当のバイオリンが盗まれた事件で、会場内の防犯カメラに大きなマスクを着けた不審な男が映っていたことが12日、静岡南署の調べで分かった。男は入場時にバイオリンが収まる大きさのショルダーバッグを持って入場したとの目撃情報もあり、同署は高価な楽器を狙った計画的犯行の可能性もあるとみて、男の割り出しを急いでいる。

これまでの調べで、会場は11日午後5時15分ごろには異常がなかったことが判明。紛失に気付く直前の同5時半ごろ、マスク姿の不審な男が入場する姿を複数の店員らが目撃していた。

防犯カメラは入場口の西側の壁の角に設置され、会場の奥を撮影。同署が映像記録を確認した結果、目撃情報と同様に、顔を覆い隠すような大きなマスクを着用した男が映し出されていた。男は身長170センチ前後、30代ぐらいとみられ、バイオリンの弓を入れる筒のようなものも持参していたという。」(「静岡新聞」より引用)




日々のザ・痛感・毒吐くTB:0CM:2

「ツインメッセ静岡のガルネリ・デル・ジェス」

2007/05/13(日) 03:00:33

次のニュース記事を読み、下記の【設問】に答えなさい。

「静岡市 2000万円相当のバイオリン盗難

静岡市で開かれていた弦楽器の展示即売会で11日夕方、高級バイオリンが盗まれる事件があった。

事件があったのは、静岡市の「ツインメッセ静岡」で開かれていた弦楽器の展示会場で、11日夕方、展示してあったバイオリン1丁が盗まれた。盗まれたバイオリンは「ガルネリ・デル・ジェス」という銘柄の高級バイオリンで、2000万円相当という。盗まれたのは、11日午後5時15分ごろから午後6時ごろまでの間とみられている。

この展示会では、名古屋市の会社が11日から3日間の予定で弦楽器の展示や修理、販売をしていた。弦楽器約80台が展示され、盗まれたバイオリンはその中で最も高かったという。 」(「日テレNEWS24」より引用)


【設問】(1)

「ビバ!おけいこヴァイオリン」を愛読する、或るおけいこニスト父兄がこのニュースを見た時、思わず、次のように叫んだという。カッコ内に入る適切な漢字1字は何か?

「えっ!? それって、(   )過ぎ!」

【設問】(2)

「ビバ!おけいこヴァイオリン」に書いてあることなんか、ぜーんぶ先刻ご承知の、筋金入りの或るおけいこニスト父兄が、展示中に生じたこの盗難事件の余りの稚拙さと不粋さに、郷を煮やして次のように嘆いたという。カッコ内に共通して入る適切な語(4文字)は何か?

「なぜ犯人はヴァイオリンを(      )なかったのさあ。どうせヴァイオリン・ケースを持って入ったんでしょ。(       )てたら、今頃まだ分かんなかったかもよ。」



日々のザ・痛感・毒吐くTB:0CM:0

バッハ:無伴奏の光と闇(5)-清浄な光の「プレリュード」

2007/05/13(日) 00:46:03

新しい世界に生きる喜びを、ヴァイオリンの輝かしい高音の魅力を存分に活かして歌いあげる。

それがパルティータ第3番である。

パルティータ第2番までの4曲にあった沈思、内省、悲哀、切迫はここには一切ない。喜びと安らぎ、活気と適度な緊張がある。弛緩や怠惰はない。充実しきった世界だ。

朝日が昇る。

長かった漆黒の闇から解き放たれた陽光が、きらきらと地上に降り注ぐ。

しかし、抑圧の闇を打ち砕く気配ではない。

あくまでも浄化され、それゆえに端正な光度による躍動が、物語の始まりを告げる。

再生された世界に訪れた初めての朝。

これから始まる全く新しい生活への喜びと期待に彩られた輝かしき「プレリュード」。

かつてあった「影」や「裏」がこの世界には存在しない。

喜びは悲しみを影にもつことはなく、幸せは苦しみの裏腹にあるものではない。

「時間」は「永遠」に置き換えられた。

安らぎが束の間であることはなく、平和はいつまでもそこにある。

そして「痛み」は去った。

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番第1楽章「プレリュード」。

冒頭から、喜びに満ちた朝の始まりにふさわしい音が、生きる実感に弾んで、駆け巡る。


(CD)

「音楽は、語り手も演奏者も実際にはかなわない非常に多くの解釈をそれ自体に内包している。我々演奏家はこの「無限」の王国への案内人として活動しているに過ぎない。」(ギドン・クレーメル)

クレーメル最初の全曲録音盤よりパルティータのみ抜粋したもの。研ぎ澄まされた集中力と一糸乱れぬ心地よい推進力。透明な音色。パルティータ第3番の光度と愉悦を表現するきらびやかな高音の響きに、陶然となる。

バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番&第2番&第3番バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番&第2番&第3番
(2005/06/22)
クレーメル(ギドン)

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2度目の全曲録音盤は、より思索的且つ自在。



第61回全日本学生音楽コンクールTB:0CM:2

「第9回関西弦楽コンクール」募集要項発表

2007/05/10(木) 19:58:26

「第9回関西弦楽コンクール」の募集要項が発表された。

昨年と同様、8月18日(土)・19日(日)の2回に分けての開催。

会場はザ・フェニックスホール。課題曲も例年通り「学生音コン」の予選曲(バッハ:無伴奏“プレリュード”とパガニーニ:カプリース第20番)を含む内容である。

申込受付は、6月20日~7月10日(当日消印有効)。



発表会・コンクール情報TB:0CM:0

バッハ:無伴奏の光と闇(4)-安らぎ、そして光の方へ

2007/05/09(水) 20:00:12

そして、第3楽章「ラルゴ」。

建築は終了した。

偉大な再生のための根拠地が完成した。

ひとときの休息。疲れを癒す、穏やかな優しい風が肌を撫でる。

建築を終えた充実感に人々は満たされている。

しかし、闇はまだ続き、広がっている。

ここまで、手探りで「建築への意志」だけを頼りに、根拠地を作り上げてきた。しかし、本当の再生はこれからだ。今はまだ漆黒のこの空間をどのような質で満たすことができるのだろうか?

これから始まる実質的な生活は、終焉した過去と比べ、どのように異なっているのだろうか?

遥か彼方に光が見える。

今まで見たことのない色の光の粒子が放出されているようだ。

清浄な明るさ、永遠の安らぎと喜びに満ちた新しい世界の予感がする。

そこに早く辿り着きたい。

第4楽章「アレグロ・アッサイ」は、何かに突き動かされるように、ひたすら夜明けを求めて疾走する。

やがて、パルティータ第3番第1楽章の「朝」がやって来る。


(CD)

「シャコンヌ」の重厚と深遠。パルティータ第3番の颯爽とした輝き。バッハと真摯に向き合う17歳の若き意志の集大成は、世界の終焉と再生を回想する構成(パルティータ第3番→パルティータ第2番→ソナタ第3番)

ヒラリー・ハーン デビュー! バッハ:シャコンヌヒラリー・ハーン デビュー! バッハ:シャコンヌ
(2008/11/19)
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第61回全日本学生音楽コンクールTB:0CM:0

「若い芽のコンサート」・「弓新~Violin~"清新の風そよぐ"」

2007/05/08(火) 20:06:12

先日、BSハイビジョンで放映された映像詩「旅するバイオリン」で、庄司紗矢香氏よりヴィヴァルディ:四季・春の指導を受けていた桐朋音教オケ。独奏の弓さん。尾張さんの姿も発見。

2人がそれぞれショーソン:詩曲を。

「第2回若い芽のコンサート-国内外の音楽コンクール入賞者と期待される若人たち」

5月18日(金)18:30~

三鷹市芸術文化センター 風のホール

ショーソン:詩曲(vn. 尾張拓登さん)

*フルートの上野星矢さん、ピアノの小林愛美さん、沼澤淑音さんらも出演。


○「弓新~Violin~"清新の風そよぐ"」

5月20日(日)14:00~

泉の里コンツェルトザール

ベートーヴェン:ソナタ第1番

ショーソン:詩曲

ワックスマン:カルメン幻想曲






リサイタル・演奏会情報TB:0CM:0

バッハ:無伴奏の光と闇(3)-建築への意志

2007/05/07(月) 20:08:14

暗闇に包まれた空間。

そこに突然、あの「アダージョ」が鳴り響く。

典型的な教会ソナタである第1番や第2番の第1楽章とは全く異質な音形の相貌が、闇の中から忽然と姿を現す。

ゆっくりと、地を這うように、ハ長調の和音が反復的なリズムを執拗に刻む。

何度も繰り返される単純な音の律動が、バロック音楽の範疇では捉えきれない興趣を際立たせる。

それは、まるで現代音楽。ミニマル・ミュージックを彷彿とさせる。

ハ長調の和音は自然で親しみやすい。

しかしソナタ第3番の「アダージョ」の自然さと単調なリズムが造型しようとしているのは、実に複雑な響きだ。

周囲に散らばった記憶の断片を辛抱強く繋ぎ合わせて、夢を再興する。

建物の残骸をひとつずつ拾い集めて、吟味し、もう1度組み立て直す。

手探りで、ひとつずつ。

新生のための大伽藍を建築する。

新しい世界を切り開く根拠地となる建物を作るのだ。

「アダージョ」に見られるこの不断の「建築への意志」は、第2楽章のこれも異形の長大な「フーガ」に引き継がれていく。

愛唱の気味に富む簡潔な主題が、闇の中、しかし何かが胎動しつつある予兆に呼応して鳴り響く。

それは、創世の意志の決然たる表明であろうか。建築作業を鼓舞する高らかな掛け声であろうか。

建築の歩みは速められるが、それと同時に闇も広がっていく。

闇がより開かれた自由な空間であることに、人々はまだ気づいていない。



第61回全日本学生音楽コンクールTB:0CM:0

バッハ:無伴奏の光と闇(2)-世界の再生の物語

2007/05/06(日) 03:10:05

時代を超えた普遍性を有する器楽曲の最高峰。

ひとたびそこに足を踏み入れると、意識の背筋が伸びる。思考と感情の淀みにあったものが、洗い流されるようなカタルシスを覚える。

忘れ去っていた、あるいは一度も経験したことのない感動が涌き起こってくる。

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全6曲は、ソナタ第1番→パルティータ第1番・・・とソナタとパルティータが交互に配された構成を持つ。

深遠にして壮大、荘重にして多彩。

人間のありとあらゆる感情が表現されていると言われるこの圧倒的な音楽空間は、また、人間世界の終焉と再生のドラマツルギーを有してもいる。

全6曲のうちの最後の2曲、ソナタ第3番はハ長調、パルティータ第3番はホ長調である。一方、先行する4曲はすべて短調。最後の2曲で調性が一変するのだ。

転換点にあるパルティータ第2番ニ短調終楽章「シャコンヌ」と、ソナタ第3番ハ長調第1楽章「アダージョ」。バッハの無伴奏全体の中でも、とりわけ異彩を放つこの2つの楽章には、世界の終焉と再生のドラマが内在してはいないだろうか。

「シャコンヌ」は過去の人間のあらゆる営為と感情を、様々な変奏によって、雄大なスケールで語り尽くす。それは旧世界の終楽章。すべてのものが語られ、歴史の渦の中に消えて行く。

しかしそこには破壊のイメージはない。末世の悲痛な趣きもない。ただすべてが過去の物語として語られるだけだ。「シャコンヌ」の後半は何かを終えた安堵感にさえ満ちている。

最後の審判は、ある時、静かに訪れるのかもしれない。何事もなかったかのように、世界は終焉するのだろうか。

そして物語の後、漆黒の「闇」が訪れる。

ソナタ第3番「アダージョ」はその「闇」の中から始まる。


(CD)

峻厳なバッハの世界を、寸分の違いもなく完璧に構築していく。劇的な強弱の変化が躍動し、多声の旋律が重なりあう瞬間の、ほとんど奇蹟と呼ぶしかない美しさ。


バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲)バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲)
(2009/10/21)
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第61回全日本学生音楽コンクールTB:0CM:1

「期待される若き演奏家の集い」-「06学生音コン」入賞者による演奏会

2007/05/04(金) 19:25:35

大阪・茨木市市民総合センターで明日(5日)13:00より「期待される若き演奏家の集い」

尚、事後になってしまったが、見渡風雅さん(06「学生音コン」全国大会・小学校の部第2位)は、これに先立って、4月22日にいずみホールで守山俊吾指揮・関西フィルと、29日には大阪城・西の丸庭園で大植英次指揮・大阪フィルと、サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソを共演。

とりわけ29日の大阪城における「星空コンサート」は聴衆14000名のビッグ・イヴェントとなった。(この「星空コンサート」、ブログの記事は、数知れず。いろいろ検索してみて下さい。)

2週間で3回のコンサート。しかも2回はオケとの共演。小6にして、この過密スケジュールをこなせる揺ぎ無い力! 感服を禁じえない。



リサイタル・演奏会情報TB:0CM:0

バッハ:無伴奏の光と闇(1)-「プレリュード」へのプレリュード

2007/05/03(木) 20:00:08

朝。新しい1日が動き出そうとしている時間。

陽光がきらきらと光の微粒子を放ち、まだ眠りについている地上に降り注ぐ。夜の静寂に耐えていたすべての事物が、柔らかな光に包まれていく。

樹木の幹や葉の表面、花々の花弁、家々の軒先で、陽光はいよいよ光度を増して舞い踊り、家々の窓を通して、眠る人々の感覚のひだの隅々に射し込んでくる。

そして光の「プレリュード」は意志をも照らし出す。

「生きていかなければ」-前向きの推進力に誰もが満たされる。

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番第1楽章「プレリュード」は、新しい朝を迎える喜びと輝かしさに満ち溢れた曲だ。

無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全6曲を、夜から朝に至る新生のドラマと捉えると、終曲のパルティータ第3番は、まさに朝に位置する。

中でも第1楽章の「プレリュード」は朝の始まり。

それまでの夜との対比において、より強い明るさと輝きがこの冒頭楽章の1曲には盛り込まれている。

「プレリュード」が放つ、この上ない強さの「光」。

その「光」の意味を理解するには、「プレリュード」の前段階、ソナタ第3番の漆黒の「闇」に眼を向ける必要がある。



第61回全日本学生音楽コンクールTB:0CM:0

BS-hi 「旅するバイオリン~“四季”4つの街の物語~」

2007/05/02(水) 20:36:02

明日(3日)20:00~21:30、NHK・BSハイビジョンで放映されるハイビジョン特集「旅するバイオリン~“四季”4つの街の物語~」

4人の気鋭の若手ヴァイオリニストが、ヴィヴァルディ:四季の演奏にのせて、自らが育ち暮らした土地への愛着と季節の情感を語る新手法の映像ドキュメンタリー(字幕スーパー)。

東京の春は、満開の桜の下、庄司紗矢香氏が学生たちとの共演でヴィヴァルディの「春」を奏でる。

ちなみに3日は軽井沢大賀ホールでメンコン(完売)。4~6日は東京国際フォーラムでチャイコンと室内楽。

英文の公式サイトには今年前半の世界各地での公演がアップされている。注目は、7月のスイス・ヴェルヴィエ音楽祭における室内楽。マイスキー、カプソン、グリモー、カヴァコス等、凄いメンバーである。

「Photo gallery」には、イタリアでの幼少時の写真がアップされている。



おけいこニスト 必見・必聴・必読!TB:0CM:0

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