ビバ!おけいこヴァイオリン

門下、レッスン、先生、コンクール・・・時にシリアス、時にコミカル。

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「歌えよ踊れ、分数ヴァイオリン」(13)-いきぬくために

2007/02/27(火) 20:17:13

「あなたの 声など 聞きたくないの」

懐かしいメロディーが思わず口をついて出た。

-しまった・・・

その時間のスターバックスは空いていた。カウンターの端に1人。背後のテーブル席にカップルが1組。いずれも距離がある。

-どうやら聞かれていなかったようだ。

外見繕郎(そとみつくろう)はホットしてカプチーノをすすった。思いに浸って、やおら古い歌謡曲の替え歌を口ずさんでしまうとは。俺もそんな年齢になったのか。

仕事帰りは、必ずスタバに立ち寄る。カプチーノを飲んで、ひと息入れる。帰宅に備えるために。そんな日課が始まったのは、あれのせいだった。

史上最大の雑音と魔性の金切り声、地獄の阿鼻叫喚・・・

「ヴァイオリンの練習」という名の凄惨な闘いの場。そこには仕事から帰宅した父親の身の置き所など一切なかった。調停不能。いかなる慰撫も取り成しも、もはや不可能の泥沼状態である。

とばっちりを受け、流れ弾に当たり、返す刀で斬りつけられるのがオチだ。

職場の後に控える、より激烈な戦場。そこに赴く前に、繕郎にはひと息入れる必要があった。息を抜く必要があった。生き抜くために。

世の主婦たちは気づいてはいないが、亭主の間では案外一般的なこの「茶店で息抜きタイム」。熱心なおけいこニストの家庭においては、その滞留時間が最近とみに増加しているという。


【アホリズム】(13)

★もちろん帰宅前に「居酒屋で一杯ひっかけタイム」などは絶対に許されない。お茶がせいぜいだ。





歌えよ踊れ、分数ヴァイオリンTB:0CM:0

CD「音楽の花束~ヴァイオリンを愛する人へ~」(Vn.島根恵)

2007/02/27(火) 02:07:06

「第60回学生音コン」東京大会・審査員を務めたヴァイオリニスト島根恵氏の待望の新作CD「音楽の花束~ヴァイオリンを愛する人へ~」が、3月7日に発売される。

「スズキ教本」第6・8巻に所収されたバロック曲を採り上げ、多くのおけいこニストのニーズを掴んだ前作 ヴィオリーノ・アフェットゥオーソ に続く第2弾。収録曲を見ると、前作を上回る「待ってました!」の内容で、当面の目標を「学生音コン」小学校の部に置くジュニア・コンクーラーにとっても、堪えられない充実した一作となっている。

バッハ:メヌエット ト長調、ヘンデル:ブーレ等、初級教本で出会う佳曲から、ザイツ:協奏曲2番・5番にフィオッコ:アレグロ等のおけいこ定番曲、さらには最近の「学生音コン」小学校の部で予選課題曲となったヘンデル:ソナタ1番(03年)、クライスラー:コレルリの主題による変奏曲(04年)、シチリアーノとリゴードン(05年)、そして自由曲コンクール・ピースとしても採用頻度が高いクライスラー:前奏曲とアレグロ、初学段階から誰もがいつかは弾いてみたいと憧れるヴィターリ:シャコンヌ・・・

レッスンとコンクールの両用途への目線の確かさという点でも、愛聴に相応しい佳曲と演奏効果の高い名曲を取り揃えたという点でも、これはおけいこニストへの豪華この上ない「音楽の花束」と言っていいだろう。

1枚で何度も美味しい本作は、「学生協奏曲集」や「子供時代の思い出」に並ぶ新定番CDとなるに違いない。

島根氏のHPで全曲が視聴可能である。

【Amazon】

音楽の花束 〜ヴァイオリンを愛する人へ〜




おけいこニスト 必見・必聴・必読!TB:0CM:0

「伴奏ピアニストは見た!」(14)-ライバル関係

2007/02/26(月) 00:16:13

「たかし君」に続く、先生関連のお題、第2弾。心せよ、伴奏ピアニスト! こんなの書いたら、仕事が減るぞ。)

伴奏ピアニストは思いついた。


語呂合わせで綴る、あなたと私はライバル関係。


真央には、ヨナ。


魔王には、番頭はん。


浜雄には、ミリアム。(1968年1971年


ハリマオには、キャプテン(牧冬吉=「仮面の忍者赤影」の白影)


*この語呂合わせは、以下の取り扱い上の注意をよく読んでお楽しみ下さい。

(1)門下の方へ。呼び捨ては、語呂合わせ上の必要によるもので、一切他意はありません。先生に告げ口しないようお願い致します。

(2)もしかしてご覧になっている先生へ。「申し訳ございません、先生。これは単なる語呂合わせです。」

(3)門下ではない方へ。「魔王のモデルを見つけたり!」等と的外れに騒いではいけません。韻を踏んでいるだけです。魔王は実在の人物とは一切関係がありません。

(4)何のことだか、よくわからない方へ。わかる必要はありません。



伴奏ピアニストは見た!TB:0CM:0

「イグラーユ=おけいこパパ」説

2007/02/24(土) 15:54:03

最近、下部構造絡みの記事が多い当ブログである。

「ふん」(“Guano”)あり、「しっこ猶予」あり、「最高HEY!」ありと実に多彩だ。

そういった話題をしつこく追求して書くのは、ネタが切れてきたからだろう、という推定はほぼ正しい。また同時に、下部構造にフォーカスをあてる性癖から、筆者が女性であろうはずがないとの推定も、まずもって間違いがないところである。

昨年は、イグラーユがフェミニンな文体を駆使して書いた記事が多かった。暇を持て余すおけいこママ、ないしは伴奏ピアニストに違いないとの世評が現れるのも当然であった。今や、それは見る影もない。

ブログは常に生成流転する。変化こそ継続の要諦だ。

盛者必衰、ただ春の夜の夢のごとし。淀みに浮かぶうたかたは久しく留まらず、イグラーユは女から男になり、東 as he is は芸人から知事になった。(何の関係があろう。)

しかしながらイグラーユはおけいこパパであり、その子はヴァイオリンを有名門下で習い、今年も(あるいは今年は)「学生音コン」に出場するのかもしれないとの噂が、いまだに根強く存在しているのも事実である。

すべてを晒さず、ミステリーで煙に巻くのも、ブログのストーリー構築の大枠のひとつ。身辺雑記、そのまんま私、の表出のみでは、やがて続かなくなる。

「学生音コン」全国大会にわが子が入賞したら、正体を明かそうかしら。



日々のザ・痛感・毒吐くTB:0CM:0

「伴奏ピアニストは見た!」(13)-いかに音楽的にまとめるか

2007/02/22(木) 00:08:31


伴奏ピアニストはしつこく連想する。(マニアックな性格なのだ。)


演奏中は、どのタイミングで行うのか。

ブレスで息を吸った後に奏する第1音と同時、というのはどうだろうか。空気を吸って「吐く」要領である。合わせやすいし、演奏の推進力になりそうだ。ヴァイオリンの音とユニゾンになるから、音の長さと音程には注意しなければならない。腸が詰まり気味の場合は、音程が高くなる。

ブレス以外の箇所でのそれは難しい。どの部分にそれを入れるか、音楽性が問われることになる。のみならず、高度なテクニックも要求される。演奏に集中しながら、別の神経系で筋肉の弛緩をコントロールしなければならないからだ。

見事に決まれば、演奏が上手く行った時以上の充実感にひたれるだろう。

そのことに注意を払い過ぎたお陰で、演奏の面では逆に無心を貫く事ができ、見事に入賞出来た例があるかどうかは定かではない。



伴奏ピアニストは見た!TB:0CM:0

「伴奏ピアニストは見た!」(12)-「演奏その後に」をスプレーしました

2007/02/21(水) 01:51:30


伴奏ピアニストは嗅いだ。


さて、舞台に登場。次に「こき」やすいのは、お辞儀をした直後である。一瞬、筋肉の弛緩があるからだろうか。原因は不明である。

演奏中は「こい」ても、それなりの音量がないと聞こえない。

私は残念ながら、伴奏中にその音を聞いたことがない。

しかしながら一度だけ匂いは感知したことがある。

もちろんそれが演奏者のものだったかどうか定かではない。私のものだったのかも知れないし、舞台袖に控えていた次のコンテスタントによる早すぎる「最高HEY!」だったのかも知れない。あるいは、澄まし顔の係員の所業の可能性とて全く否定はできない。

ちなみにその時の曲は、ブルッフ:スコットランド幻想曲。

ルーラルな曲想とマッチして、日本のいにしえの田園風景を想起させる「こく」のある香りが、舞台一面に濃密に立ちこめたのを懐かしく思い出す。



伴奏ピアニストは見た!TB:0CM:0

「歌えよ踊れ、分数ヴァイオリン」(12)-警戒警報

2007/02/19(月) 23:44:10


始めた当初は、わが子がヴァイオリンを弾く姿を優しい眼差しで見つめていた父親の表情が、数か月たった頃から曇り始めた。

そして1年を過ぎると・・・


ガギゴギ、ガギゴギ。

「きーーっ。」

ガガ、ギギ、ググ、ゲゲ。

「うえーーん。嫌だーー」

ゲグ、ギガ、ゲグ、ギガ。

パチーーン。

ガグガグ、ギゲギゲ。

「はらたっぺい、めしもこせ。」

「きーーっ。」

阿鼻叫喚とノイズの協奏曲。


(お、おれはもう耐えられない。)


【アホリズム】(12)

★しわ寄せだなあ・・・ 僕は、君らといる時が一番しわ寄せなんだ。




歌えよ踊れ、分数ヴァイオリンTB:0CM:0

「歌えよ踊れ、分数ヴァイオリン」(11)-ストレス道まっしぐら(4)

2007/02/19(月) 00:09:08

ガギガギ、ギゴギゴ。

「きぃーっ!」

ガギガギ、ギゴギゴ。

「うえーーん。嫌だ、嫌だ。」

「きぃーっ!」 

パチーン。

「うえーーん。おいおいおい、ずずずず。」

「涙を楽器に垂らさない! もう一発ひっぱたくわよ。」

「はくちゃん、くいてえ。なんか、くいてえ。」

「また箔太郎。」

「はらたっぺい、めしもこせ。」

「きぃーっ! 箔、邪魔しないでよ。」

「はらたっぺい、めしもこせ。」

「うるさい! そこのクッキーでも食べときなさいよ、もーーっ。ちょっと、パパ!」

「なんだよ。」

「パパ、箔太郎連れて、公園でも遊びに行ってきてよ。練習の邪魔なんだから。」

「ばーい。こうえんら、こうえんら。くっく、はいて。くっく、はいて。いぐ、いぐ、いぐ、いぐらーゆ。」

「ちょっと待て、箔! 今、行くから。」

「お願いね。」

「おい、やっぱりさ。」

「何?」

「やっぱり、こういう音なんだろうか。」

「え?」

「ヴァイオリンというのは難しい楽器だからな。子供が簡単にいい音出せるわけないよなあ、やっぱり。」

「そりゃ、そうよ。」

「そうだよな。それにしても何と言うか、ひどく心をかき乱されるというか。その音、ヴァイオリンが良くないせいもあるのかな?」

「さあ。」

「例えば弦を張り替えれば、その嫌な音はなくなるんだろうか。」

「さあ、どうかしら。」

「もう、始めて6か月だぞ。」

「そうよ、6か月。私だって必死よ。」

「身についているようには思えないけど。」

「でも音感があるのよ、整子には。」

「そ、そうだったな。お、音感があるんだったな。」

「今までみたいに、途中でやめるわけにはいかないのよ。」

「そうだな、そうだな。たこ焼き器とは違うものな。」

「ぶわーっ。こたやき、たべたい。こたやき、たべたい。ぶわーっ。」

「おい、箔。うるさい! 今、行くから。たこ焼き買ってやるから。」

「あいちゅくもね。いちごのあいちゅくもね。」


【アホリズム】(11)

★ガキゴギを楽器のせいにすると、少し気持ちが落ち着くかもしれない。




歌えよ踊れ、分数ヴァイオリンTB:0CM:0

「第13回チャイコフスキー国際コンクール」倉敷でスペシャル・セレクション実施

2007/02/18(日) 02:37:13

アメリカ、フランスと並んで、ヴァイオリン部門とピアノ部門の「トヨタ・スカラーシップ」授与対象者を選考する日本国内の「スペシャル・セレクション」が2月9日、くらしき作陽大学・藤花学堂で行われた。

書類選考にパスしたヴァイオリン部門1名、ピアノ部門3名が演奏。出場者の氏名は明らかにされていないが、「山陽新聞」ウェブ・ニュースの写真を見ると、ヴァイオリン部門は鈴木舞さんが出場したものと思われる。

この「スペシャル・セレクション」はコンクール出場者を決めるロシアでの予備審査(DVDによる)とは別枠で開催された。ヴァイオリン部門の審査員はアナスタシア・チェボタリョーヴァ氏。「スカラーシップ」授与対象者の発表は3月以降の予定。



07年国際コンクールTB:0CM:0

「伴奏ピアニストは見た!」(11)-「こく」のある話

2007/02/17(土) 02:11:37


伴奏ピアニストは聞いた。


前回、船を「漕ぐ」話をしたが、今回は「こく」話。

舞台とは、思わず力の入る所だから、「こく」ことは稀にあり得る。

さあ、出番。ぐっと深呼吸をして、気持ちを落ち着かせて、舞台袖からステージへ、いざ出陣という時に、ドンピシャのタイミングで「ブッ!」

これを伴奏ピアニスト業界では、「最後っ屁」ならぬ「最高HEY!」と称し、縁起の良い神のお告げと解釈している。

「最高HEY!」を「ふる」と、ミューズが「ふる」。つまり降臨するらしいとの噂だ。

「最高HEY!」を「ふった」コンテスタントのコンクール入賞率が90%以上というデータが存在するかどうかは知らない。

「チョイこく好き香臭いコンクール」などと、不遜な語呂合わせで遊んでいる場合ではない。

「弦楽器」だから「験かつぎ」だと、あるコンテスタントが舞台袖で無理矢理お尻に力を入れ過ぎた余り、「空気」ばかりか「実」まで出たという話が実話かどうかは知らない。

「実」が出て、膨らんで、花が咲いて、入賞だ、ということは恐らくありえないと思われるので、無理な験かつぎにはくれぐれも御注意のほどを。



伴奏ピアニストは見た!TB:0CM:0

「第13回チャイコフスキー国際コンクール」ヴァイオリン部門-神尾さん、鈴木さん、坪井さんが予備審査通過!

2007/02/16(金) 00:20:51

ヴァイオリン部門の予備審査通過33名(+補欠1名)が発表され、予備審査免除7名と合せて出場者40名が確定した。

日本勢は3名。神尾真由子さん(04年「モンテカルロ・ヴァイオリンマスターズ」第1位、04年「オイストラフ国際」第1位、06年「モントリオール国際」第5位)、鈴木舞さん(06年「日本音コン」第2位、05年「大阪国際」第1位)、坪井悠佳さん(03年「サラサーテ国際」第2位、04年「パドヴァ国際」ソロ部門及び室内楽部門第1位)。

VIOLIN

The Contestants, who are admitted to the Competition:

1) Shishkov Artem (Belarus)
2) Dervenska Valya (Bulgaria)
3) Austrich Daniel (Russia / Germany)
4) Janke Yuki Manuela (Germany)
5) Schumann Erik (Germany)
6) Jacobs Lisa (Holland)
7) Ostrovsky Sergey (Israel)
8) Chooi Nikki (Canada)
9) Wang Zhijiong (China) ※
10) Wen-Lei Gu (China)
11) Mun Kyong Jin (PDR Korea)
12) Baranov Andrey (Russia)
13) Borisoglebsky Nikita (Russia)
14) Gourdjia Liana (Russia) ※
15) Kekshoeva Elena (Russia)
16) Makarova Svetlana (Russia)
17) Malov Sergey (Russia)
18) Milyukov Pavel (Russia)
19) Petrov Rodion (Russia)
20) Sabanova Elvira (Russia)
21) Semenova Elena (Russia)
22) Frolova Ekaterina (Russia) ※
23) Keem Eunice (USA)
24) Silberger Eric (USA)
25) Lin Wen-Chun (Taiwan, China)
26) Sukhobrusov Sergey (Ukraine)
27) Simonen Sini-Maria (Finland)
28) Benhaim Jerome (France)
29) Tosi Diego (France)
30) Han Kyung-Jin (South Korea)
31) Hyun-Su Shin (South Korea)
32) Ji-Yoon Park (South Korea) ※
33) Jung Yoon Yang (South Korea) ※
34) Kim Eung Soo (South Korea)※
35) Lee Hyun Woong (South Korea)
36) Suh Min Jeong (South Korea)
37) Yoon Soyoung (South Korea)※
38) Kamio Mayuko (Japan)
39) Suzuki Mai (Japan)
40) Tsuboi Yuka (Japan)
41) Khechikyan Elmira (Russia)-reserve-


07年国際コンクールTB:0CM:0

「第1回ナムジュン・パイク国際音楽コンクール」伊倶良雄さんが第1位!-「東虚実実新聞」の記事より(8)

2007/02/14(水) 23:53:19

日本のおやじパフォーマー、世界に羽ばたく!


【9日痔時】

先ごろ行なわれた「第1回ナムジュン・パイク国際音楽コンクール」ヴァイオリン部門において、日本の伊倶良雄さんが見事、第1位に輝いた。

ビデオ・アートの創始者として、パフォーミング・アーティストとして、現代美術・音楽の世界に偉大な足跡を残したナムジュン・パイク氏の没後1周年を記念して開かれた今回のコンクール。ヴァイオリン部門の課題曲に選ばれたのは、1962年、一世を風靡した若手前衛パフォーマンス・ユニット「フルクサス」でパイク氏自身により「演奏された」ことがある、One for Violin Solo という難曲であった。

今回のヴァイオリン部門参加者のレベルは高く、それぞれ思い思いの解釈により、この曲の作品世界を意欲的に表現した。原典に忠実に、一瞬にしてヴァイオリンを叩き壊す、その思い切りの良さをアピールした者。破壊するまでのプロセスの所作を、緩やかにたっぷりと歌うように演じた者。ネックを膝でへし折り、胴を手刀で叩き割り、最後に弦を噛み切るという恐ろしき荒業に出た者・・・

それぞれインパクトのあるパフォーマンスであったが、どれにも共通する欠点が一つ存在した。それは、破壊されたヴァイオリンがすべて「安価」であったことだ。

しかし、日本から参加した伊倶良雄さんは唯一、違った。彼は1908年製“ステファノ・スカランペラ”を携えて舞台に現れたのだ。

本当にこの美しいイタリア・モダンの銘器を無き物にするのだろうか。客席は異様な緊張感と、やがて訪れるであろう悲壮な、モッタイナイ瞬間への期待と不安に包まれた。すでにその時点で勝負は決まっていた。パフォーマンスは意外性が肝なのだ。

日本の典型的なサラリーマンの衣服を身につけた伊倶良雄さんは無表情に、いかなる装飾も躊躇もなく、その銘器をあっさりと叩き壊してしまった。

その瞬間、悲鳴やため息を発した聴衆は、他の「安物」とは絶対的に異なる、えも言われぬまろやかな破裂音を確かに耳にしたのである。100年の時の流れの蓄積を一瞬にして葬り去る無謀な行為。自らの1年分の収入を優に超える金額の資産を、生活も家族も顧みず、無慈悲に破壊する自暴自棄な行為。

しかし、神をも畏れぬこの究極の浪費行為は、逆に非功利主義的な崇高性を帯び、美しくさえあった。

「演奏」の後の余韻もまた格別のものがあった。その救いようのない哀感と悔悟の濃密な空気は、暫くホール内から消え去ることはなかった。

永遠に語り継がれるであろうメッセージ性と芸術性を湛えた、第1位にふさわしい「演奏」であったと言えよう。

そしてガラ・コンサートも、当然のことながら、パフォーマンス。

ヨーコ・オノ: Wall Piece of Orchestra。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の前に、指揮者サイモン・ラトル氏と、「安価な」分数ヴァイオリンを携えた伊倶良雄さんが登場した。

伊倶さんがお辞儀をした途端、楽団員とラトル氏はさっさと退場。おまけにホールの聴衆も全員退場。

独り取り残された伊倶さんが、誰もいないホールの壁に向かって、ゴセックのガボット冒頭部分をギゴギゴと弾く。

記憶に残る名演であった。







東虚実実新聞TB:0CM:0

「第61回全日本学生音楽コンクール全国大会」横浜市長の定例記者会見

2007/02/14(水) 00:12:50

全国大会誘致に関する中田市長の定例記者会見

従来の3会場(東京・大阪・福岡)から開催権を「もぎとった」。福岡市あたりとの綱引きはなかったのか? みなとみらいホールへの評価が高かったのは頷けるところ。

記者が質問の中で「ハイカラな」という実に古風な形容詞を使っている。開港150周年=文明開化のアナロジーによる言葉遊びか? でないとすると、少々センスを疑う。

横浜市開催は「神奈川新聞」も報じているが、こらちの記事は「全日本学生音楽コンクール」を誘致したかのように書かれている。最後の部分で「地方大会」の言及があるので、実際には「全日本学生音楽コンクール全国大会」が誘致されたことがわかるのではあるが。



第61回全日本学生音楽コンクールTB:0CM:0

「歌えよ踊れ、分数ヴァイオリン」(10)-ストレス道まっしぐら(3)

2007/02/12(月) 23:57:35


「さあ整子、構えなさい。弓を動かして。」

「グスグス、グスグス・・・」

「いち、に。いち、に。弓が曲がってるわよ。」

「グスグス、グスグス・・・」

「ああ、もう、泣かないの! 涙ふきなさい、鼻かみなさい!」

「もう、嫌だ。」

「何言ってるの。こんな簡単なことなのに。いつになったら出来るのかしら。もーっ。」


「まま、しーし、しーし。」

「何? 独りで行けるでしょ、箔太郎。」

「まま、しーし、しーし。」

「トイレに行く練習したでしょ。独りで出来てたじゃないの。」

「しーし、しーし。」

「うるさい、箔! 今、お姉ちゃんがヴァイオリンの練習中! ママは忙しいの。」

「うわーーーん。でる、でる、でる。」

「うるさい! 早くトイレに行きなさい!」

「・・・」

「箔太郎。」

「・・・」

「どうしたの?」

「・・・」

「トイレに行ったの?」

「・・・」

「どうしたの? 何いきなり沈黙守ってんのよ。」

ピチャ、ピチャ、ピチャ。

「グエーーーーッ。お、お、おまえという奴は・・・」

「あったかい、あったかい。」

「お、お、お、お漏らし・・・したのね。 し、し、しかも・・・」

「びちょ、びちょ、あったか。しょんぺん、はねる。しょんぺん、はねる。ショーペン・ハウエル。」

「が、が、楽譜の上にーーーーーぃ!」

「おまた、ぐじゃぐじゃ。おまた、ぐじゃぐじゃ。おまたぐじゃじだ。」

「グオオーーー。この間買ったばっかりの楽譜が、おしっこまみれ!!」

「おまたぐじゃじだ。おまたぐじゃじが、いっぴき、にぴき、さんぴき、よんぴき。」

「あほーーーっ! そりゃあ、音符じゃ! 楽譜の音符!」

「おまたぐじゃじが、いっぱいおよいでる。しーしのなかを、たのちくおよいでる。」

「あほか、お前は!!!」


【アホリズム】(10)

★しっこ猶予なし






歌えよ踊れ、分数ヴァイオリンTB:0CM:0

「伴奏ピアニストは見た!」(10)-ロウ、ロウ、ロウ、ユア、ぼおっと

2007/02/12(月) 00:09:58


伴奏ピアニストは告白する。


前々回、演奏中に「伴奏ピアニスト」が船を漕ぐことはあり得ないと断言したが・・・

誰あろう私は、一度だけ船を漕いだことがある。本番の舞台で。


それは、ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番第1楽章の伴奏中のこと。

あまりにも心地良い、まどろみを誘う至福の時が訪れた。


そう、罪作りな汝の名は、美しき「カデンツァ」。

思わずエアポケットに陥ってしまった。演奏が良かったものだから、つい。


ただし漕いだのは、ほんの数秒。ジュリーや聴衆は恐らく気づいてはいない。

もちろん「カデンツァ」後の終楽章は、しゃきっと弾いて決めたわよ。プロだもの。



伴奏ピアニストは見た!TB:0CM:0

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「第71回全日本学生音楽コンクール」(【予選】東京小学:9/2・3、中学:9/9・10、高校:9/5・6、大阪小学:9/3、中学:9/2、高校:9/4、名古屋:9/10、北九州:9/24、【本選】東京小学・中学:10/15、高校:10/16、大阪:10/21、名古屋:10/22、北九州:10/21、【全国】小学・中学:12/3、高校:12/4)

「第11回全日本芸術コンクール」(予選:音源審査、本選:8/23・24)

「第10回国際ジュニア音楽コンクール」(予選:ビデオ・録音審査、本選:8/21・22)

「第4回刈谷国際音楽コンクール」(8/10・11)

「第21回松方ホール音楽賞」(予選:8/9、本選:8/10)

「第11回ベーテン音楽コンクール」(地区予選:7/26〜9/3、地区本選:9/24〜11/11、全国大会:11/23・12/25)

「第29回子供のためのヴァイオリンコンクール」(7/25・26)

「第19回日本演奏家コンクール」(第1次予選:7/23〜27・30、第2次予選8/19・20・23〜25・28〜30、本選:10/10・11)

「第18回大阪国際音楽コンクール」(予選:録音・映像審査、地区本選:7/22〜8/31、ファイナル:10/7・8)

「第27回日本クラシック音楽コンクール」(予選:7/15〜8/31、本選:9/21〜10/31、全国大会:12/6・7・9・15・18・19・20・26・27)

「第15回東京音楽コンクール」(第1次予選:7/1〜3、第2次予選:8/24、本選:8/31)

「第3回豊中音楽コンクール」(予選:2017/6/17・18、本選:7/2)

「第33回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール」(予選:6/11〜8/8、本選:6/25〜8/16、全国大会:8/23・25・26・27、9/16)

「第5回 Kアンリミテッド弦楽器コンクール」(予選:6/3・4・10、本選:6/25)

「2017ハマのJACK コンチェルト ソリスト オーディション」(予選:5/4、本選:5/21)

「第33回かながわ音楽コンクール」(第1次予選:3/19・20、第2次予選:4/16、本選:5/14)

「第3回日本ジュニアヴァイオリンコンクール」(4/4)

「第1回赤坂ジュニア音楽コンクール」(予選:3/29、本選:3/31)

「第11回セシリア国際音楽コンクール」(予選:録音・録画審査、本選:3/29・30)

「第6回宗次エンジェルヴァイオリンコンクール」(第1次予選:3/28・29、第2次予選:3/30・31、本選:4/2)

「第32回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール」(予選:2016/12~2017/2、本選:2017/1~3、全国大会:2017/3/25・26,・31、4/3)

「ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2017」(2017/3/13・21・22)

「第5回 Kジュニア&学生音楽コンクール」(予選:CDまたは実演2016/12/23・24、セミファイナル:2017/1/7・8、ファイナル:2/4)

「第22回KOBE国際音楽コンクール」(予選:音源審査、本選:2017/1/7〜9)

「彩の国 String Competition 4th(予選2017/1/4、本選1/5)

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