ビバ!おけいこヴァイオリン

門下、レッスン、先生、コンクール・・・時にシリアス、時にコミカル。

全記事一覧 << 2006/05 123456789101112131415161718192021222324252627282930 2006/07 >>

プロフィール

イグラーユ

Author:イグラーユ
開設2005年9月。コンクール・受験・留学をめざすヴァイオリン学習者のための情報サイト。

このブログについて

初めての方へ / 運営ポリシー

運営者:イグラーユ(Profile ) / ( Access )

・Twitter でブログの更新情報をチェック!
@igrayu1

Facebook ページ「ビバおけ」 ではブログにない情報も発信中。

【お願い】 記事転載・コメントについて

広告・公演情報等の掲載

プレミアムサイト「ヴァイオリニア」

国際コン、受験情報、音楽トピックスはこちらでも発信中。スマホ完全対応。ヴァイオリン学習情報究(きわ)メディア。

Violinear-logo_new_small_frame_

ブログ内検索

お探しの情報は、まずはこの「ブログ内検索」で。当ブログは過去7~8年の国内外のヴァイオリンコンクールの情報等をストックしています。

最近の記事

スポンサーリンク

カテゴリー


※一部カテゴリーの記事は、現在改修中のため非公開となっています。

過去の記事(月別)

PR

Amazon

Blogranking.net

リンク

輸入楽譜バイオリン楽譜ネット

RSSフィード



スポンサーリンク

「ゴッドマザー 出会いのテーマ」は諜報活動

2006/06/30(金) 19:16:57

マザマザ・セミナー【まざまざせみなー】

「サマー・セミナー」の「サマー」を逆から読んだら「マサー」。おけいこニスト憧れのセミナーの裏面を、反転・逆読みにより表現しようとした語の派生語。2つの意味がある。

(1)ヴァイオリンのサマー・セミナーで他の講習生の実力を「まざまざ」と見せつけられてショックを受けること。

(2)特に「欧州大魔王」級の超有名教授の公開レッスンがあるサマー・セミナーなどを指してこう言う。そのようなセミナーでは、レッスンを受ける子供よりも、付き添いでオブザーブする個性的な「マザー」たちのほうが断然目立つ。

彼女らと半径3メートル以内の同じ空間にいるだけで、万有引力の法則とはかくありなん、と誰もが強烈に体感できるという絶対無比のキャラクター。

そう、そのような濃く重たい「マザー」たちが、会場内のあちらにも、こちらにも・・・。「マザマザ・セミナー」というわけである。

従って公開レッスン会場は、「マザー」各人によって振り撒かれる芳香なパフュームと、レッスンする「欧州大魔王」級教授陣の一挙手一投足に対し注がれる彼女らの熱視線とが混じり合い、何とも言えない息苦しさに満ちた空間となっている。

彼女らはほぼ全員が所属する門下の中枢的存在=「ゴッドマザー」である。門下の内務を一手に司る幹事長であり、かつ門下情報の広報機能を担うスポークスマンでもある。

そしてそれは表の顔であり、このようなセミナー会場では当然他の門下情報の収集活動を展開する裏の任務も持っているのである。

(関連語)

・「ザマス・セミナー」:サマー・セミナーに集うセレブな「マザー」たちは、たぶん「そうざます」などの今では古語と化した「ざます」言葉を使っているだろうと勝手に想像して造語されたサマー・セミナーのもじり。もちろん「マザー」間で「ざます」言葉が広く流通しているという確たる証拠はない。


おけいこヴァイオリン用語の奇想知識TB:0CM:0

戦時中に行われた「楽しい名曲コンサート」(2)

2006/06/29(木) 19:49:46

戦時中に、これらの魅力的な名曲コンサートの多くを企画したのは高橋巌夫氏。

1940年(昭和15年)からクラシック・コンサートの企画を始めた日本における音楽プロデューサーの草分け的存在である。

声楽の三浦環などをプロデュースしたことでも知られる氏の回想記『昭和激動の音楽物語』(葦書房)によれば、戦時中という「非常時」にも関わらず、高橋氏は堅苦しくない親しみやすい選曲による名曲コンサートを企画・開催し、それが大変な人気を呼び、各ホールが満員の盛況ぶりを呈したという。

当時は、戦時中とはいえ東京交響楽団(現在の東京フィルの前身)は1944年11月29日まで定期公演を続行した。また日本交響楽団に至っては空襲が激化しても定期公演を継続し続け、それは終戦直前の1945年6月13日まで続いた。(東京交響楽団も1945年3月までは不定期であるが公演は継続していた。)

1943年、高橋氏が東京交響楽団を母体に企画した「軽快なる交響曲の夕」、「楽しい組曲の夕」、「ワルツ夏の夕」などの名曲コンサートはいずれも大盛況となった。

プログラム中に必ず邦人の曲を入れろという内閣情報局の通達を遵守し、演奏会が許可制となった1943年秋以降も、高橋氏は音楽文化の指導・統制機関である「日本音楽文化協会」の会長であった山田耕筰との信頼関係を武器に、これら名曲コンサートシリーズの開催を堂々と続行したのである。


その他TB:0CM:0

「おはよう、エルメス君。今夏の君の使命は・・・」

2006/06/29(木) 01:55:24

楽器見せなー【がっきみせなー】

おけいこニスト憧れの有名教授の公開レッスンが受けられる「夏期セミナー」を洒落た語。

全国津々浦々から夏期セミナーにやって来たエリートおけいこニストたちのヴァイオリンの腕前は超一級品。そして彼らが所有する楽器のお値段もまた超一級品ぞろいである。

セミナー会場のあちこちでは当然のごとく楽器の話題に花が咲き、「夏期セミナー」はさながら「楽器見せなー」の場と化する。

セミナーでの実際の演奏に耳をすませば、「ひと桁違う」楽器の音色はたちどころにそれとわかるが、高い楽器になればなるほど真実の値段を所有者は黙して語らないことが多い。

しかし情報収集に長けたミッション・インポッシブル級の「マザー」たちの手にかかれば、セミナー受講者が所有するヴァイオリンと弓の製作者名とお値段一覧表、各受講者が所属する門下のヴァイオリンと弓平均購入価格一覧表など、貴重なデータファイルがやすやすと作成されてしまうのである。

かくして各々数百万円から数千万円、トータルにしたら間違いなく億を超える有形固定資産の所有者たちが集う華やかな品評会が、夜な夜な繰り広げられるのがこの手の「夏期セミナー」の特徴なのである。



おけいこヴァイオリン用語の奇想知識TB:0CM:0

戦時中に行われた「楽しい名曲コンサート」

2006/06/27(火) 23:49:09

太平洋戦争渦中の1942年(昭和17年)のプロのオーケストラの演奏会スケジュールを見ていると、ある興味深い事実に気づかされる。

1942年(昭和17年)

5月17日 青年日本交響楽団ポピュラー・コンサート(夜、日比谷公会堂) 
シューベルトの夕  服部正(指揮)
シューベルト《未完成交響曲》、シューベルト《ロザムンデ舞曲》、シューベルト《ロザムンデ》序曲、シューベルト《軍隊行進曲》、シューベルト《小夜曲》(磯村澄子 独唱)、シューベルト《鱒》(磯村澄子独唱)、シューベルト《菩提樹》(磯村澄子 独唱)

8月1日 東京交響楽団プロムナード・コンサート(夜、日比谷公会堂)
グルリット(指揮)
ウェーバー 歌劇《魔弾の射手》序曲、シューベルト《交響曲第8番》、メンデルスゾーン《真夏の夜の夢》、ボロディン《2つのポロウィッツ舞曲》

8月24日 東京交響楽団第2回プロムナード・コンサート(午後、日比谷大音楽堂)
尾高尚忠(指揮)
モーツァルト《小夜曲》、ドヴォルザーク《交響曲「新世界」》、ベルリオーズ《羅馬の謝肉祭》

9月27日 名曲鑑賞定期演奏会第1回「フランス音楽の夕」(夜、日比谷公会堂)
ドビュッシー《子どもの領分》(草間加寿子 ピアノ)、フォーレ《夜曲》(草間加寿子 ピアノ)、ラヴェル《小奏鳴曲》(草間加寿子 ピアノ)、ラヴェル《逝ける王女のためのパヴァーヌ》(倉田高=チェロ、高木東六=ピアノ)、フォーレ《哀歌》(倉田高=チェロ、高木東六=ピアノ)、フォーレ《紡ぎ女》(倉田高=チェロ、高木東六=ピアノ)、ドビュッシー《奏鳴曲》(倉田高=チェロ、高木東六=ピアノ)

「ポピュラー」(英語)や「プロムナード」(「散歩道」:フランス語)といった、おしゃれで小粋な演奏会のタイトルと、楽しめる名曲の数々。

ドヴォルザークの交響曲「新世界」は周知のように当時の敵国「アメリカ」を指しており、アメリカの黒人霊歌の影響を受けた作品である。

草間加寿子、高木東六、倉田高志のラヴェル・ドビュッシー、フォーレ。何と魅力的なプログラムだろうか。2006年の東京でそのまま開催しても全く何の違和感もないラインナップである。

このような演奏会が、「楽壇総動員大演奏会」や、「恤兵金献納音楽会」、「日本音楽文化協会主催国民士気昂揚大音楽会」、「新興音楽会主催陸海軍恤兵金募集皇軍将兵に感謝する音楽会」、「軍艦行進曲記念碑建設のための大演奏会」などの戦争の時代を痛感させる物々しい名前の演奏会の狭間で、幾度となく着実に開催されているのだ。

ちなみに「プロムナード・コンサート」という名称は、現在、東京都交響楽団が公演名として使用している。



その他TB:0CM:0

ミスした・散漫タイム、探さないで、あの頃の私を。

2006/06/26(月) 14:13:25

ざまー・見せなー【ざまーみせなー】

おけいこニスト憧れの有名教授の公開レッスンが受けられる「サマー・セミナー」を洒落た語。「ざまを見せなよ」の意。やや卑語。

セミナーの公開レッスンの場では、わが子がライバルの母子らの厳しい視線を浴びながら演奏し、教授の指導を受けることになる。

ミスは許されない。恥ずかしい演奏はできない。

そのプレッシャーに押しつぶされそうになる時に、「サマー・セミナー」が「ざまー・見せなー」という強迫的な意味をもった言葉として耳に鳴り響くことがある。


おけいこヴァイオリン用語の奇想知識TB:0CM:0

戦中・戦後の連続性の中でのクラシック音楽

2006/06/25(日) 00:50:27

日中戦争から大平洋戦争に至る時代には、戦時統制思想に色づけされた国策文学や国策映画同様、音楽の世界でも戦意高揚目的の大量の楽曲が作り出された。

また、日本的伝統をモチーフにした「国民詩曲」創造運動など、イデオロギー的な音楽主題の統制も強力に推進された。そういった厳しい統制の中にあっても、純粋に芸術的な動機から作曲され、ある種稀有な創造的高みに達した作品も確かに存在したが、戦時中に作曲された音楽作品のほとんどは戦後、国粋主義的・軍国主義的との烙印を押され、打ち捨てられるか忘却されるかした。

しかし、こと西洋クラシック音楽の演奏活動という点に関する限りは、戦中と戦後は一本の連続性の中でとらえることができる。

戦時中でも幾多の本邦初演があった。制約のある時代状況であったが、それに耐えて演奏経験が積み重ねられた。優秀な人材が戦地や軍需工場へと動員されていく中でも、残った奏者たちはひたすら音楽に打ち込み、技術と表現方法を不断の努力によって磨き続けた。これらの営為はそのまま戦後のクラシック音楽発展の原動力となったはずである。

そして何よりも注目すべきは、聴衆が空襲や飢えの恐怖にさらされても、いやさらされていたからこそ、クラシック音楽を心から渇望したという事実である。


その他TB:0CM:0

この心労が目に入らぬか?

2006/06/23(金) 19:38:11

見ろ黄門【みろこうもん】

コンクールの会場で、サマー・セミナーや講習会の会場で、

「ええーい、静まれ、静まれい! 頭が高い。控えおろーう。我らが師事する先生をどなたと心得るか?」

と強烈なオーラを放つ超有名門下集団を指して用いられる語。「黄門」=「黄金の門下」。

通常、集団としての「黄金の門下」の特質は、ご老公(=先生)の指導力・政治力よりも、左右に控えし助さん・格さん役の「マザー」の手腕によって決定される度合いが強い。

言ってみれば、すべてを仕切る「ゴッド・マザー」。言ってみれば、党を操る幹事長。

無報酬の助さん・格さん役のポストは、門下在籍歴、コンクール受賞歴、「マザー」のキャラとしての強度などによって、ほぼ自薦によって選出されるのが普通。

(関連語)

・「とりマキハヴェリスト」:「マキアヴェリスト」(権謀術数家)のもじり。上述した助さん・格さん役の別名。ご老公を取り巻き、ご老公にはべり、そのご威光を借りて目的達成を図る。一面においては極めてよくできた奥様であり「マザー」であるので、「良妻賢母術数家」とも呼ばれる。


おけいこヴァイオリン用語の奇想知識TB:0CM:0

フィナーレはパガニーニで-1943年・秋

2006/06/22(木) 23:42:02

以前にも紹介した「小野アンナ先生在日25年記念提琴音楽会」は、まさに門下生発表会が禁止される直前の1943年(昭和18年)10月9日に日本青年館で開催された。

以下はそのプログラムの抜粋である。(『回想の小野アンナ』(小野アンナ記念会編 音楽之友社)より。曲名については加筆して引用。)

1.ヴィヴァルディ 協奏曲イ短調 op.3-6 1楽章     村山雄二郎

2.ヴィヴァルディ 協奏曲イ短調 op.3-6 2・3楽章   丘理子

3.ベリオ 協奏曲第9番イ短調  op.104 1楽章     鈴木純子

4.ベリオ 協奏曲第9番イ短調  op.104 2・3楽章   池上満子

5.ベリオ バレエの情景   op.100            宮崎知子

6.ヴュータン 6つのサロン風小品より第2番 op.22-2  永田和雄

(中略)

5.メンデルスゾーン 協奏曲ホ短調 op.64         諏訪光世

6.パガニーニ 協奏曲第1番ニ長調 op.6          山井清雄

ヴィヴァルディからベリオ9番、バレエの情景、ヴュータン、メンデルスゾーン、そしてパガニーニ・・・。

この音楽会のプログラムは、現代おけいこヴァイオリン界のハイレベル門下のプログラムのまさに原型をなすものと言ってもいいであろう。

ヴィヴァルディA-molを弾いた丘(香西)理子は1950年(昭和25年)第19回音楽コンクール1位。現在、くらしき作陽大学名誉教授、同志社女子大学講師。

ベリオ9番を弾いた鈴木(柴田)純子は同じく第19回音楽コンクールで3位。鈴木は1941年(昭和16年)5月10日に7歳4か月で小野アンナ門下に入門しているので、この音楽会の時はまだ9歳であった。鈴木は後に日本フィルハーモニーに入った後、作曲家の柴田南雄と結婚。その後、スペイン文学研究者に転じるという異色の経歴を持つ。

またメンコンを弾いた諏訪光世(晶子)は諏訪根自子の妹。この音楽会の翌年1944年(昭和19年)音楽コンクール1位。(この年は、「コンクール」が敵性語ということで、「音楽顕彰」という名称で開催された。)戦後、ソリストとして活動し、国立音楽大学教授。70歳台後半となった現在も、毎年1度リサイタルを開く現役のヴァイオリニストである。

またプログラム中、山井清雄によりパガニーニの協奏曲第1番が演奏されているが、戦前から戦中の日本でこの曲が演奏された例はほとんどないのではないだろうか。手元にある『東京芸術大学百年史 演奏会編』第1巻及び第2巻の巻末索引を見ても、戦前から戦後(昭和27年頃)に至る時代に、パガニーニの協奏曲が演奏された記録は発見できなかった。

チラシに「当日防空警報発令の場合は中止」と戦時を象徴するような暗く不安な添え書きがあったこの音楽会の最後に用意されていたのは、超絶技巧とイタリア的な明るい旋律・歌声に満ちたパガニーニの魅力的な協奏曲の日本初演であった。

この音楽会以降、門下生発表会の類は終戦までの2年間禁止される。戦時中最後の門下生発表会のフィナーレに朗々と歌われたパガニーニのカンタービレは、戦時下の不安を刻々と募らせていく人々の心にどのように響いたのであろうか。


その他TB:0CM:0

世界のコンクールから(2)-「第1回“小さな魔法のヴァイオリン”国際コンクール」賞-師事する先生もウハウハ!

2006/06/21(水) 19:21:27

手が届きそうな課題曲レベル、オーケストラや審査員との共演、歴々たる審査員の顔ぶれ・・・。

そして、賞もまた魅力的です。

(第1位)奨学金5,000ユーロ。フィエソレ音楽学校主催のマスタークラスの無料受講。さらに、優勝者が師事する先生を2007年のフェスティバルに1週間ご招待。

(第2位)奨学金3,000ユーロ

(第3位)奨学金2,000ユーロ

(第4位)奨学金1,000ユーロ

(特別賞)最年少で将来性が最も豊かなファイナリスト1名に、ジュゼッペ・ガリアーノ(1782年製作)の4分の3のヴァイオリンを1年間無料貸与。

(ファイナリストに対する便宜)ファイナリスト(4名)には、本人と1名の付き添い父兄分の交通費、8月25日~9月1日までの宿泊と食事の便宜が提供される。

さあ、おけいこニストのお母様方、食指が動きましたね?

来年度の本選出場を狙って、まずはビデオ審査です。課題曲は「毎コン」レベル。今年「毎コン」出場予定のおけいこニストなら、軽い気持ちで応募することができますね。

見事本選出場ともなれば、憧れのイタリア・ヴェネツィア近郊の美しい町で、学生オーケストラと、そして著名な審査員と共演。コンクール単体の開催ではなく町を挙げての音楽祭の一環ですから、東洋の小さなヴァイオリン・マジシャンたちの妙技は、大勢の観客からの熱い声援に包まれることでしょう。

もし師事する先生が「何もわざわざイタリアくんだりまで行って、新興のコンクールを受けなくても・・・」と二の足を踏んでしまったら、説得しましょう。「先生! もしうちの子が優勝したら、先生は1週間のイタリア旅行に招待されますよ。」

ファイナルに残ることができなくても、マスタークラスで「欧州大魔王」級のレッスンが無料で受けられる。そして、将来シニアの国際コンクールで戦うことになるであろう各国のライヴァルたちの演奏にじっくり耳を傾けることもできる。

国際コンクール出場、オーケストラとの共演、地元の熱烈歓迎、「欧州大魔王」のマスタークラス受講・・・。一度にいろいろな夢がかないます。そのための第1ハードルは、誰でもこなせるレベルの課題曲を演奏し、ビデオに撮って送るだけ。

さあ、ぜひ来年は多くのおけいこニストがエントリーして、ジャパン・ジュニアのマジカル・ヴァイオリンの層の厚さと水準の高さを示そうではありませんか。


コンクールTB:0CM:0

世界のコンクールから(2)-「第1回“小さな魔法のヴァイオリン”国際コンクール」審査員

2006/06/20(火) 19:42:06

審査員の顔ぶれはシニアの国際コンクール級です。

日本からは東京芸術大学教授の浦川宣也氏。現代フランスを代表するヴァイオリニストで、ローザンヌ音楽院教授。2005年エリザベート王妃国際の審査員でもあるピエール・アモイヤール氏。2005年に桐朋学園大学でも特別レッスンを行っている、元ベルリン・フィル第1コンサートマスターのトーマス・ブランディス氏(ドイツ)。

そして、1971年エリザベート王妃国際第4位、ミュンヘン音楽大学で数々の俊英ソリストを世界に送り出してきた名教授、2007年5月には紀尾井シンフォニエッタ東京との共演予定もあるアナ・チュマチェンコ氏(アルゼンチン)。そして、マキシム・ヴェンゲーロフのお母さま、ラリーサ・ヴェンゲローヴァ氏(ロシア)など。




コンクールTB:0CM:0

世界のコンクールから(2)-「第1回“小さな魔法のヴァイオリン”国際コンクール」本選はヴィヴァルディ、クライスラー、そして審査員の先生とドッペル!

2006/06/18(日) 16:57:33

ビデオによる事前審査を経て、本選に出場できる人数は15名。8月26日~31日にポルトグルアーロで開かれる本選は第1ステージと第2ステージ(ファイナル)に分かれている。第2ステージ進出者(ファイナリスト)は4名。

(本選第1ステージの課題曲)

15名の本選出場者はフィレンツェにあるフィエソレ音楽学校の学生により編成されたオーケストラとの共演で以下の曲を演奏する。

a)以下のヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲より任意の1曲

・ヴィヴァルディ:「四季」より「春」(op.8-1)
・ヴィヴァルディ:「四季」より「秋」(op.8-3)
・ヴィヴァルディ:協奏曲ニ長調(op.3-9)
・ヴィヴァルディ:協奏曲イ短調(op.3-6)

(*全楽章を演奏するものと思われます。)

b)以下の曲のオーケストラ版より任意の1曲

・クライスラー:前奏曲とアレグロ
・クライスラー:シチリアーノとリゴードン

c)バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲BWV1043 第1楽章
コンテスタントは第1ヴァイオリン。第2ヴァイオリンは審査員のひとりが務める。この曲のみ楽譜を見て演奏してよい。

惜しくも第2ステージに進めなかった11名には、8月30・31日に著名な教授陣により行われるマスタークラスを無料で受講できる特典が与えられる。

(第2ステージの課題曲)

4名のファイナリストは「パドヴァ・ヴェネト管弦楽団」との共演で以下の曲を演奏する。

a)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1番K207 第1楽章

b)以下の協奏曲より任意の1曲

・ベリオ:協奏曲第7番 第1楽章(op.76)
・シュポア:協奏曲第7番 第1楽章(op.38)
・ヴィオッティ:協奏曲第22番 第1楽章
・ローデ:協奏曲第7番 第1楽章
・カバレフスキ:協奏曲ハ長調 第1楽章(op.48)


コンクールTB:0CM:0

ちなみに「ニチコン」後の苦悩は「国際困苦る」

2006/06/17(土) 22:00:40

パソコンの苦悩【ぱそこんのくのう】

「パソコンの苦悩」と言っても、パソコンがウィニーにたぶらかされたことを指しているわけではない。

家庭用のコンピュータがかつて「マイコン」と呼ばれていた時代があった。今、それは「パソコン」と呼ばれる。

そう、「マイコン」の後=「パソコン」。

「全日本学生音楽コンクール」に出場し、入賞した後の苦悩(=「マイコン」後の苦悩)を「パソコンの苦悩」と言うのである。(ふう。いい加減疲れますね、この持って回り方。)

neko先生語録より。

「コツコツに     2001/5/23 No.329

勝る道はありません。

正直申し上げて小学生のうちから学コンに入賞して、それが果たして本人のために良かったのかどうか、むしろ中学の坂を越すのが余計大変になることもあります。

たとえば小学校時代は左手が完璧に仕上がっているように見えても難易度が上がるうちに崩れてくる、ところが小学校の部入賞の看板があるものですからコンクールから降りられない、じっくり直す間もなく高校入試、のケースを良く見かけます。

ちなみに左手の訓練にはオクターブの練習が有効です。このとき小指を伸ばさず、丸い形でとっていけるように、すぐにはできませんから焦らず、少しずつやってください。指先ではなく指の付け根を開いてオクターブが取れるようになると左手がバタバタしなくなり、ヴィブラートも自由にかけられるようになります。」


おけいこヴァイオリン用語の奇想知識TB:0CM:0

世界のコンクールから(2)-「第1回“小さな魔法のヴァイオリン”国際コンクール」事前審査課題曲にローデ、「バレエの情景」・・・

2006/06/17(土) 02:01:13

“Magical little violin”「小さな魔法のヴァイオリン」-何と素敵なネーミングでしょうか。正式なコンクール名は、First International Competition for Very Young Violin Player with Orchestral Accompaniment

オーケストラとの共演がある、ジュニア層を対象とした国際ヴァイオリン・コンクールです。以下、募集要綱の中身を概略ご紹介しましょう。

開催地はイタリアのヴェネツィア近郊ポルトグルアーロ。「サンタ・チェチーリア音楽財団」が主催する音楽祭の一環として、今年初めて開催されるコンクールです。1993年8月31日~1998年8月25日までに生まれた8歳~12歳が対象。5月10日までに課題曲の演奏を録画したビデオを同封して申し込み。5月末にビデオによる事前審査がありました。

(事前審査の課題曲)

a)任意の練習曲を2曲。ローデ、フィオリロ、ドントなどより。

b)任意のヴァイオリンとピアノのためのピース1曲(10分以内)。

例えば、ヴィエニヤフスキ「レゲンデ」・「オベルタス」・「クヤヴィアーク」、ベリオ「バレエの情景」・「エア・バリエ op.1 ニ短調」、スメタナ「わが故郷から」、リース「無窮動」、ノヴァチェク「無窮動」、シンディング「プレスト」(=「ヴァイオリンと管弦楽のための組曲」第1楽章)、ヴュータン「ファンタジア・アパショナータ第1楽章」、ヴィターリ「シャコンヌ(シャルリエ編)など。同様の技術的特徴を持っていれば他の作曲家の他の楽曲でもOK。

日本のおけいこニストにとっては、「バレエの情景」、「シャコンヌ」がお馴染み。日本では発表会でもコンクールでも出会うことが少ないスメタナ、リース、ノヴァチェク、シンディングなどが例示されていますが、このあたりの楽曲は欧州ジュニア層の標準なのでしょうか。

「ファンタジア・アパショナータ」については以前に Lizamama さんからヨーロッパで演奏されることが多い曲とのご指摘を頂いたことがあります。




コンクールTB:0CM:0

「第1回“小さな魔法のヴァイオリン”国際コンクール」登坂さん、佐藤さんが本選へ!

2006/06/15(木) 19:51:03

8歳~12歳までを対象とする国際ジュニア・コンクール。

イタリアのポルトグルアーロで8月26日~31日まで行われる「第1回“小さな魔法のヴァイオリン”国際コンクール」の本選出場者15名が発表されました。日本から「毎コン」等でも実績を残されている2人の方が見事本選に進出しました。

第59回全日本学生音楽コンクール大阪大会第2位の登坂理利子さん(小5)、そして、同東京大会入選の佐藤樹里さん(小6)です。

このジュニア・コンクールは、まず5月末にビデオによる事前選考があり、本選出場者15名を決定。本選第1ステージは学生オーケストラとの共演。第2ステージ(ファイナリストは4名)はプロのオーケストラとの共演により、モーツァルトの協奏曲などを演奏します。

事前審査や本選の課題曲の中身、賞の中身、そしてオーケストラや審査員の先生との共演など、様々な点でとても魅力的な国際ジュニアコンクールです。

次回はこのコンクールの詳細をご紹介していきます。




コンクールTB:0CM:0

大政翼賛会主催の音楽会という「不自由」、ラヴェルをパロった作品の「自由」

2006/06/14(水) 19:10:37

1942年(昭和17年)

12月3日 山本恵子(鈴木愼一門下)ヴァイオリン独奏会(夜、日比谷公会堂)
松隈陽子(伴奏)
グリーク:ソナタ・ハ短調、ラロ:スペイン交響曲、ヴィタリー:シャコンヌ、クライスラー:ラ・ギターナ、アクロン:ヘブライの旋律、モーツァルト=クライスラー:ロンド

12月5日 大東亜戦争1周年記念戦場精神昂揚大音楽会(1時、日比谷公会堂)
大政翼賛会、日本音楽文化協会共同主催 日本放送協会協賛

12月5日 高柳二葉門下生独唱会(夜、日本青年館)

12月9日・10日 日本交響楽団定期演奏会(夜、日比谷公会堂)
ローゼンシュトック(指揮)
深井史郎:パロディ的な四楽章
レスピーギ:ピアノと管弦楽のためのトッカータ(日本初演 井口基成(ピアノ))
ブラームス《交響曲第2番》

12月13日 田中正司門下生ピアノ演奏会(1時、産業会館)

12月5日に「大東亜戦争1周年記念戦場精神昂揚大音楽会」と戦時中らしい物々しい名称のコンサート。

しかしその直後12月9日・10日に行われた日本交響楽団(N響の前身)の定演の演目は、深井史郎「パロディ的な四楽章」。そしてレスピーギの本邦初演のトッカータである。

前者は、ファリャ・ストラビンスキー・ラヴェル・ルーセルらの作風をパロディにした実験的な現代曲作品。そのタイトル名と併せ、一種シニカルな曲想は戦時の雰囲気を変相しているようにも思える。

これらの幾分自由な雰囲気は、太平洋戦争の戦況が思わしくなくなり、やがて敗色が濃厚になるに従って、だんだんと駆逐されていく。翌1943年(昭和18年)秋には、以前にもふれたように門下生発表会などが一切禁止になってしまうのである。





その他TB:0CM:0

スポンサーリンク

おすすめのDVD教材

全日本学生音楽コンクール

2017国際コンクール
Link


「2017イサン・ユン国際コンクール」ヴァイオリン部門(2017/10/28〜11/5 韓国・トンヨン)

第2回若い音楽家のためのモーツァルト国際コンクール」(2017/9/12〜24 中国・ジュハイ)
事前審査結果

「第1回バルトーク国際ヴァイオリンコンクール」(2017/9/10〜17 ハンガリー・ブタペスト)
【新設】 バルトーク国際ヴァイオリンコンクール(「ヴァイオリニア」)
事前審査結果

「第36回ロドルフォ・リピツァー国際ヴァイオリンコンクール」(2017/9/8〜17 イタリア・ゴリツィア)

『第24回ヨハネス・ブラームス国際コンクール」ヴァイオリン部門(2017/9/2〜10 オーストリア・ペルチャッハ)

「第66回ミュンヘンARD国際音楽コンクール」ヴァイオリン部門(2017/8/28〜9/6 ドイツ・ミュンヘン)
事前審査結果

「第17回クロスター・シェーンタール国際ヴァイオリンコンクール」(2017/8/24〜9/4 ドイツ・シェーンタール)

「2017ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリンコンクール」(2017/8/22〜29 スイス・シオン)
事前審査結果

「第10回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」ヴァイオリン部門(2017/6/15〜25 カザフスタン・アスタナ)

「2017マイケル・ヒル国際ヴァイオリンコンクール」(2017/6/2~10 ニュージーランド・クイーンズタウン / オークランド)
受賞結果

「第33回ヴァルセシア・ムジカ国際コンクール」ヴァイオリン&オーケストラ部門(2017/5/26〜30 イタリア・ヴァルセシア)
受賞結果

「第24回アンドレア・ポスタッキーニ国際ヴァイオリンコンクール(2017/5/20〜27 イタリア・フェルモ)
受賞結果

「第9回大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」(2017/5/13〜21 大阪)

○【チェロ】「2017エリザベート王妃国際音楽コンクール」チェロ部門(2017/5/8~6/3 ベルギー・ブリュッセル)
受賞結果

「2017プラハの春国際音楽コンクール」ヴァイオリン部門(2017/5/7~15 チェコ・プラハ)
受賞結果

「若いヴァイオリニストのためレオニード・コーガン国際コンクール2017」(2017/5/1〜6 ベルギー・ブリュッセル)

「第6回アンリ・マルトー国際ヴァイオリンコンクール」(2017/4/24~5/6 ドイツ・リヒテンベルク)
受賞結果


2016年の国際コンクール

2015年の国際コンクール

2014年の国際コンクール

2013年の国際コンクール

2012年の国際コンクール

2017国内コンクール
Link


「第15回チェコ音楽コンクール」(予選会10/14、本選会11/8)

「第9回徳島音楽コンクール」(10/7)

「第8回クオリア音楽コンクール」(予選9/18、本選12/10)

「第86回日本音楽コンクール」(第1予選:9/13・14・15、第2予選:9/16・17、第3予選:9/18、本選:10/22)

「第71回全日本学生音楽コンクール」(【予選】東京小学:9/2・3、中学:9/9・10、高校:9/5・6、大阪小学:9/3、中学:9/2、高校:9/4、名古屋:9/10、北九州:9/24、【本選】東京小学・中学:10/15、高校:10/16、大阪:10/21、名古屋:10/22、北九州:10/21、【全国】小学・中学:12/3、高校:12/4)

「第11回全日本芸術コンクール」(予選:音源審査、本選:8/23・24)

「第10回国際ジュニア音楽コンクール」(予選:ビデオ・録音審査、本選:8/21・22)

「第19回関西弦楽コンクール」(8/19・20)

「第23回宮日音楽コンクール」(予選:8/18、本選:11/18)

「第13回ルーマニア国際音楽コンクール」(一次審査:音源審査、二次審査:8/17、本選会:8/20)

「第4回刈谷国際音楽コンクール」(8/10・11)

「第4回桐朋学園全国ジュニア音楽コンクール」(予選:8/9・10、本選:10/8)

「第21回松方ホール音楽賞」(予選:8/9、本選:8/10)

「2017飛騨河合音楽コンクール」(予選・本選:8/5)

「第19回洗足学園ジュニア音楽コンクール」(予選:8/3、本選:9/23)

「第11回ベーテン音楽コンクール」(地区予選:7/26〜9/3、地区本選:9/24〜11/11、全国大会:11/23・12/25)

「第29回子供のためのヴァイオリンコンクール」(7/25・26)

「第63回鎌倉市小・中・高学生音楽コンクール」(予選:7/23、本選:9/23)

「第19回日本演奏家コンクール」(第1次予選:7/23〜27・30、第2次予選8/19・20・23〜25・28〜30、本選:10/10・11)

「第18回大阪国際音楽コンクール」(予選:録音・映像審査、地区本選:7/22〜8/31、ファイナル:10/7・8)

「第27回日本クラシック音楽コンクール」(予選:7/15〜8/31、本選:9/21〜10/31、全国大会:12/6・7・9・15・18・19・20・26・27)

「第15回東京音楽コンクール」(第1次予選:7/1〜3、第2次予選:8/24、本選:8/31)

「第3回豊中音楽コンクール」(予選:6/17・18、本選:7/2)

「第33回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール」(予選:6/11〜8/8、本選:6/25〜8/16、全国大会:8/23・25・26・27、9/16)

「第5回 Kアンリミテッド弦楽器コンクール」(予選:6/3・4・10、本選:6/25)

「2017ハマのJACK コンチェルト ソリスト オーディション」(予選:5/4、本選:5/21)

「第33回かながわ音楽コンクール」(第1次予選:3/19・20、第2次予選:4/16、本選:5/14)

「第3回日本ジュニアヴァイオリンコンクール」(4/4)

「第1回赤坂ジュニア音楽コンクール」(予選:3/29、本選:3/31)

「第11回セシリア国際音楽コンクール」(予選:録音・録画審査、本選:3/29・30)

「第6回宗次エンジェルヴァイオリンコンクール」(第1次予選:3/28・29、第2次予選:3/30・31、本選:4/2)

「第32回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール」(予選:2016/12~2017/2、本選:2017/1~3、全国大会:2017/3/25・26,・31、4/3)

「ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2017」(2017/3/13・21・22)

「第5回 Kジュニア&学生音楽コンクール」(予選:CDまたは実演2016/12/23・24、セミファイナル:2017/1/7・8、ファイナル:2/4)

「第22回KOBE国際音楽コンクール」(予選:音源審査、本選:2017/1/7〜9)

「彩の国 String Competition 4th(予選2017/1/4、本選1/5)

書評でとりあげた本

PR

無伴奏曲のCD


課題曲発表と同時にCDを探すが、すぐに品切れ・・・
そんなことのないように、常備しておくべき「無伴奏曲のCD」一覧

VIVA!定番アイテム

おけいこニストなら、必ず揃えておきたい、定番のCD・DVD・書籍をリストアップ。

CD一覧

DVD一覧

書籍一覧

Copyright(C) 2006 ビバ!おけいこヴァイオリン All Rights Reserved.
Powered by FC2ブログ. template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.