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ビバ!おけいこヴァイオリン

門下、レッスン、先生、コンクール・・・時にシリアス、時にコミカル。

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【テレビ】「情熱大陸」-ヴァイオリニスト 三浦文彰(2017/8/27 放映)

2017/08/27(日) 02:35:58

「番組では、三浦の海外での音楽活動に加え、次の世代の才能を生み出そうと子どもたちに直接レッスンをする風景など普段はなかなか見られない活動も取材。」

番組公式サイト




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【書籍】『ストラディヴァリとグァルネリ ヴァイオリン千年の夢』

2017/08/26(土) 18:24:56

ストラディヴァリとグァルネリ。

過去に他の楽器との「聴き比べ」は何度も行われたが、音の違いを明確に示示すデータは得られたことがない。

にも関わらず、その価格だけは異様に高騰し続けている。

自らもヴァイオリンを弾き、銘器の取引に関わった経験も持つ、音楽プロデューサーの中野雄氏が、この至高の2大銘器の真実と謎の深部に迫ったノンフィクションである。

クラシック音楽の業界事情に通暁する著者が、その幅広い人脈を駆使して得た知見をもとに、ヴァイオリンの成り立ちと構造、2人の名工の生涯と作品を詳述しつつ、コレクターや贋作等にまつわる古今の興味深いエピソードを綴っていく。

2大銘器は、謂わばF1の車。熟練のプロしか乗りこなせない例として引かれたある著名ヴァイオリニストの楽器との関わり方、帰国した諏訪根自子が演奏したストラディヴァリについての小林秀雄の卓見、コレクターとしての日本音楽財団の活動の実情等、初めて知る事実も多く、面白く読めた。

本書の 担当編集者 は、音楽の素養がなくても楽しく読める「徹頭徹尾、素人の読者の視線で書かれた、初めてのバイオリン本」と述べているが、音楽的素養十分なおけいこニスト周辺にも有益かつ興味深い内容に富んだ書と言えるだろう。




ストラディヴァリとグァルネリ ヴァイオリン千年の夢 (文春新書)




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【楽譜】『ダンクラ 6つのエア・ヴァリエ Op.89』-石井志都子氏が運弓・運指・解説を担当

2017/08/04(金) 01:49:13

音楽之友社から、『ダンクラ 6つのエア・ヴァリエ Op.89』が刊行された。

おけいこニストにはお馴染みのイタリア・オペラの抒情的な独唱歌曲を主題にした変奏曲集である。

ヴァイオリンの各技法が程よく盛り込まれ、かつ演奏効果も高いので、初級から中級の学者者の発表会ピース、あるいはエレメンタリーエイジのコンクール課題曲に取り上げられることも多い。

第1番パチーニ、第2番ロッシーニ、第3番ベッリーニについては、「白本」に収録されていることもあり、演奏経験者は多いと思われるが、第4番ドニゼッティ、第5番ヴァイグル、第6番メルカダンテとなるとどうだろうか。

今回の楽譜では石井志都子氏(桐朋学園大名誉教授 / 全日本学生音楽コンクール諮問委員)が運弓と運指を付け、解説も担当している。

奏法の解説等は他にあまり例がなく、輸入版をすでに所有している人にとっても本書は極めて有益な1冊となるだろう。




ダンクラ 6つのエア・ヴァリエ Op.89


【ビバおけ関連記事】

浮遊するエア・ヴァリエ

石井志都子氏(学コン諮問委員)が半生を語った書籍『或るヴァイオリニストの記』刊行


【CD】



エア・ヴァリエ ~ヴァイオリンを愛する人へIII~


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【書籍】「東京藝大 秘境図鑑』-本書を手に「藝祭」へGo!

2017/06/18(日) 12:24:52

『最後の秘境 東京藝大』(新潮社刊)と同様のコンセプトで、ユニークな藝大生の実像にインタヴュー形式で迫る別冊宝島シリーズの1冊。

『最後の秘境 東京藝大』の著者二宮敦人氏と箭内道彦美術学部准教授との対談も併録している。

「東京藝大 秘境図鑑』と銘打つだけあって、ヴィジュアル(写真・イラスト)が満載。「最後の秘境」でとりわけ印象的だった学生(からくり人形を作る漆芸専攻生)らも再登場、美校12名・音校6名のリアルな姿が、プロフィール付きで作品や演奏風景と共に紹介されている。

藝大OBの作家によるイラストエッセイ、編集部による取材ノート(秘境探検記)、藝大生御用達ショップガイド付き。

ところで、文章や写真だけでなく、秘境をリアルに体感したい向きには、やはり毎年9月上旬に開催される「藝祭」を見に行くことをお勧めしたい。

美校と音校のコラボで製作し担いで練り歩く名物の御神輿は、映画のセットのようで圧巻。

音校の演奏会は入場整理券ゲットのため並ぶのが大変だが(2017年度は抽選制に変更らしい)、美校の各専攻の作品展覧はやはり一見の価値がある。

美校受験生や画廊関係者が多数見に来ているようだが、藝高・音校志望者・ご家族も、藝高の公開実技試験・入試説明会・オケ定演・アカンサス、オープンキャンバス、奏楽堂モーニング等、定番の「学内下見メニュー」に「藝祭」観覧を加えておきたい。

気になるのは、「藝祭」と学コン・日コンの予選の日程が往々にして重なることだが、出場するのでなく見に行くだけなら、堅苦しく肩が凝る試験場っぽい空間(有料)よりアートの熱気溢れるスリリングな空間(無料)の方が…(あ、おけいこヴァイオリンブログらしからぬことを言っちゃいそう)

音楽だけでなく美術もある。アートが様々に交差し共鳴し合う磁場に身を置くことが、音を創造するマインドを強く喚起する。

そんなことをまず実感するために、本書を手に「藝祭」へGo!(パパアッチの皆様は模擬店で飲めます)




「東京藝大」秘境図鑑 (別冊宝島 2593)


「2017年度 藝祭」公式サイト(9/8〜10 ※9/9・10は学コン中学の部予選と重なる)







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【コラボ企画】 「第9回(2016)国際ジュニア音コン」入賞者53名の動画を公開

2017/06/09(金) 02:12:45

ビバおけが後援する「国際ジュニア音楽コンクール」(IJMC)とのコラボレーション企画。

同コンクール第9回(2016)の順位入賞者53名の演奏動画を「ヴァイオリニア」にアップした。(曲名付き)


A部門(未就学児)9名

B部門(小1・2)11名

C部門(小3・4)12名

D部門(小5・6)9名

E部門(中学生)8名

F部門(高校生)4名




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【コラボ企画】 「第8回(2015)国際ジュニア音コン」入賞者42名の動画を公開

2017/04/16(日) 16:32:28

ビバおけが後援する「国際ジュニア音楽コンクール」(IJMC)とのコラボレーション企画として、同コンクール第8回(2015)の入賞者42名の演奏動画をヴァイオリニアに順次掲載します。

各部門毎の動画集の冒頭には、本企画に寄せる思いを綴りました。

「ヴァイオリニア」




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【ヴァイオリン骨体操】 特別講座がスタート

2017/04/11(火) 01:51:48

2017年は注目のヴァイオリン本の刊行が続いている。

1月に刊行された『みるみる音が変わる! ヴァイオリン骨体操』もそのひとつ。

学習者の様々な悩み・課題を解決するナンバ術を取り入れた画期的なメソッドが評判を呼び、好調な売れ行きを示している。

著者の遠藤記代子氏はこれまでもヴァイオリン演奏のためのストレッチ講座を行ってきたが、この度、本書の刊行を機に講座内容が一新され、「レガート奏法と移弦」「ヴィブラート」「スピッカート」等、テーマ別の特別講座がスタートする。

「特別講座 遠藤記代子のヴァイオリン骨体操」




みるみる音が変わる! ヴァイオリン骨体操




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『ヴィブラート教本』-紹介動画

2017/04/07(金) 04:07:41

訳者の山﨑千晶氏が教本の概要を紹介し、エクササイズの一つを実演する動画が YouTube にアップされた。

『ヴィブラート教本』紹介動画

今後はセミナーの開催も計画されているようだ。



ヴィブラート教本: ヴァイオリンのための




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『ヴィブラート教本:ヴァイオリンのための』-演奏者の内面性を呼び起こすヴィブラートを創るために

2017/03/28(火) 02:15:22

今春は、学習者なら必ず入手しておきたい良書の刊行が続いている。

『ヴァイオリン・マスタリー』『偉大なるヴァイオリニストたち 2』 は、バイオグラフィーの体裁で、名演奏家の生の声を伝える大変興味深い読み物だ。(前者は技術上の知見も多く含んでいる)

一方、3月1日に刊行されたこの書籍はタイトル通り「教本」で、しかもテーマはヴィブラート。

ヴァイオリン学習者がとりくむべき最大の課題のひとつにフォーカスした、従来ありそうでなかった画期的な技術書である。

著者のズデニェク・ゴラ氏はチェコのヴァイオリニスト・指導者。ベーレンライター等から数多くの教本を刊行しており、85歳になる現在も、チェコのオストラヴァとスウェーデンで教鞭を執っている。

著者は本書で、単なるメカニックな身体運動ではなく、演奏者の内面の豊かな感情を喚起し、それを音に転化するための表情豊かなヴィブラートの創り方を基礎から実践的に説き起こす。

ひじ・手首・指先のヴィブラートの基本動作とコツ、それを習得するためのエクササイズ。「広い・狭い」「速い・遅い」ヴィブラートを有機的に組み合わせる方法、さらにはレガートでヴィブラートを止めないための練習法等、学習者がよく突き当たる課題への解決策も示されている。

第1章から通して取り組む他にも、学習者それぞれのレベルや課題に応じて適切なエクササイズを選び、毎日の練習メニューに組み入れていく方法も有効だろう。

本書の訳者である山﨑千晶氏は、2004年から10年ほどチェコのオーケストラに所属しコンマスを務めた経験を持つヴァイオリニスト・作曲家である。

チェコ語の原著の素晴らしさを発見して日本語に翻訳し、出版社に原稿を持ち込んだ。そんな刊行までの経緯は『ヴァイオリン・マスタリー』の場合と似ている。

優れた眼力を備えた訳者によって貴重な外国語書籍に光が当てられ、実際に日本語版が刊行され、学習者や指導者の間で評判を呼ぶ。

そんな流れが今後もぜひ続いて欲しいと思う。




ヴィブラート教本: ヴァイオリンのための



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『偉大なるヴァイオリニストたち 2 ~チョン・キョンファから五嶋みどり、ヒラリー・ハーンまで~』(35名の演奏CD-ROM付き)

2017/03/25(土) 23:45:06

学習者や指導者の間で評判を呼んでいる 『ヴァイオリン・マスタリー 名演奏家24人のメッセージ』に続いて、またもや思わず読みふけってしまうヴァイオリニスト本が刊行された。

こちらは1948年以降に生まれた現在第一線で活躍中のヴァイオリニスト35名の音楽と人生に迫る評伝集。第1巻 同様、演奏音源を収録したCD-ROMが付いた豪華版だ。

各章は主としてヴァイオリニスト自身のコメントを交えつつ叙述を重ねるスタイルで構成されている。ミニバイオグラフィーでありながら、従来コンサートプログラムやウィキペディアでは知り得なかった情報も多く含まれている。

とりわけ学習者にとって興味深いのは、彼らがヴァイオリンを習い始めたきっかけや師事した指導者のこと、その指導法について振り返る箇所だろう。

また、国際コンクールで世に出た演奏家もいれば、そのキャリアの中でコンクールとは一切無縁だった演奏家もいる。「国際コンクールを受けたことは?」との質問にツィンマーマンが答えるくだり等、各演奏家のコンクール観が示されている部分もある。

インタヴュー形式で構成された章(※)では、師のこと、影響を受けたヴァイオリニスト、使用楽器、演奏観、プログラムや様式へのアプローチ等が演奏家自身の口からより率直に詳しく語られている。(※ ナイジェル・ケネディ、フランク・ペーター・ツィンマーマン、ジョシュア・ベル、ギル・シャハム、イザベル・ファウスト、ルノー・カプュソン、ヒラリー・ハーン、ユリア・フィッシャー、セルゲイ・ハチャトゥリアン)

各章では、現在及びこれまでに使用した楽器の情報が記載されているが、このクラスの演奏家なら当然のこととはいえ、次から次へと登場する絢爛たる名器の数々には思わず息を呑んでしまう。一方でヒラリー・ハーンは、イタリアの名器を様々試したものの、結局14歳から弾いている楽器に落ち着いたと意外な事実を述べている。

CD-ROMに収録された演奏音源は、
ピンカス・ズーカーマンのヴュータン5番1楽章、シュロモ・ミンツのブルッフ1番3楽章、ヴィクトリア・ムローヴァのバッハ2番1楽章、フランク・ペーター・ツィンマーマンのイザイ無伴奏ソナタ6番、ヴァディム・レーピのラロ:スペイン交響曲1楽章、ジュリアン・ラクリンのヴィエニャフスキ2番2楽章、ニコライ・ズナイダーのプロコフィエフ2番1楽章、ジェイムズ・エーネスのパガニーニ:カプリース16番・17番、サラ・チャンのパガニーニ:カプリース1番・15番、ヒラリー・ハーンのベートーヴェン2楽章、ユリア・フィッシャーのサラサーテ:ツィゴイネルワイゼン等だ。

本編で取り上げられた35名のヴァイオリニストの「それぞれの演奏活動のなかでもとりわけ重要な意味を持つ作品、または演奏家の芸術性をもっともよく表している一曲」(本書P15)が選ばれている。

巻末には本編で取り上げた以外の19名のヴァイオリニストと46名の指導者の略歴も付されている。



偉大なるヴァイオリニストたち 2 ~チョン・キョンファから五嶋みどり、ヒラリー・ハーンまで~




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【デビュー盤はNAXOSより】ベリオ:ヴァイオリン協奏曲 第4番・第6番・第7番、バレエの情景(辻彩奈/パルドゥビツェ・チェコ室内フィル)

2017/03/14(火) 20:38:13

ナクソスのベリオ協奏曲シリーズと言えば、ビバおけ読者なら知らない方はほとんどいないはずだ。

かつて学コン小学校の部の課題曲の定番だった9番(※)が収録された 西崎崇子氏/ブリュッセル放送響盤(1番・8番・9番) を所有している読者は多いだろう。※過去24年では第9番第1楽章が第51回(1997)と第56回(2002)の予選課題曲となっている。

もうひとつある協奏曲集は、フィリップ・クイント氏/スロバキア放送響盤(2番・3番・5番)

残るは4番・6番・7番。ナクソスがこの協奏曲シリーズを完結させるべく、今回新たにソリストとして抜擢したのが、「2016モントリオール国際」覇者の辻彩奈さんだ。

パルドゥビツェ・チェコ室内フィル
との共演で収録された楽曲は、協奏曲4番・6番・7番に加え、学習者にはお馴染みの「バレエの情景」と、「エア・ヴァリエ第4番 "モンタニャール"」のヴァイオリンと管弦楽版。

第7番は第1楽章が「第48回(1994)学コン」小学校の部の本選課題曲に、「バレエの情景」は第59回(2005)の同部の本選課題曲になっている。

4番・6番・「エア・ヴァリエ」は言うまでなく、7番のCD化も極めて稀な例で、貴重な録音となる。

技巧と情感が絶妙に配されたベリオの楽曲を国際コンを制した若き俊英がどのように表現するか。

リリースは3月24日だが、一部を以下のサイトで試聴できる。

"Daily Download: Charles Auguste de Beriot - Violin Concerto No. 6: II. Allegretto"("YourClassical")




シャルル・オーギュスト・ド・ベリオ:ヴァイオリン協奏曲集



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【必読】『ヴァイオリン・マスタリー 名演奏家24人のメッセージ』

2017/02/28(火) 21:24:37

約100年前(1919年)に出版され、海外では今なお読み継がれている名著の待望の日本語版新訳が刊行された。(旧訳は1973年に『バイオリン技法』のタイトルで刊行後に絶版)

当時アメリカで活躍していたヴァイオリンの名演奏家・名教師24人へのインタヴュー集だ。

レオポルド・アウアー(73歳)、ウジェーヌ・イザイ(60歳)、フランツ・クナイゼル(53歳)、モード・パウエル(51歳)、フリッツ・クライスラー(43歳)… 最年少はヤッシャ・ハイフェッツ(17歳)である。

「ヴァイオリン・マスタリー(ヴァイオリンに熟達すること)」をテーマに、伝説の名ヴァイオリニストらが縦横に語るその内容は、わが師とレッスン、技術上の知見と練習法、楽曲と作曲家、楽器や弦のこと、演奏プログラムと心構え、同時代の音楽家のエピソード等、多岐に渡り、どれも実に興味深い。

例えば、ジャック・ティボー(38歳)が語るのは、以下のような内容だ。

・一番難しいのは運弓
・セヴシックの問題点
・私の理想はイザイとサラサーテ
・「ストラド弾き」と「グァルネリ弾き」、その具体的事例
・最高のプログラム、一番嫌いな協奏曲

また例えば、10歳台前半からメジャーオケとの共演を重ねてきたハイフェッツが、技術的に一番難しいと感じたことは何だったのか? 後に超絶技巧のレジェンドとして半ば神格化される彼が、それを正直に語る様はとてもリアルで新鮮だ。

現代の各スクールのまさに源流に位置するレオポルド・アウアー(73歳)本人へのインタヴューに加え、その弟子の立場から、ハイフェッツやトーシャ・ザイデル(19歳)がアウアーの秀逸なレッスン内容をエピソードを交え具体的に語る。

24人の各章のどの部分から読んでも、思わず読みふけってしまう。訳文のリズムが整っており、語られる内容に応じシンプルな見出しが付けられている点も効果的だ。

技術上のワンポイント・アドヴァイスも多く、巻末にはアーサー・ハートマン(37歳)によるポジション移動、レオン・サメティーニ(32歳)によるダブルハーモニクス等のまとまった解説が付されている。学習者にとって参考になる箇所は多いだろう。

実際、本書の訳者はヴァイオリンのレイトスターターで、エドムンド・セヴァーン(56歳)が紹介した方法を練習に取り入れたら、短時間で運弓が劇的に改善されたとブログに記している。(ブログには 各演奏家の音源リンク も示されている)

本書の価値を再発見した訳者が、新たに日本語に訳し、最初は電子書籍の個人出版として世に送り出し、この度、遂に商業出版へとこぎつけた。

ヴァイオリンを手にするすべての人が一読し、座右に置き、折に触れ読み返すべき名著と言えるだろう。




ヴァイオリン・マスタリー 名演奏家24人のメッセージ



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【蜜蜂と遠雷】 国際ピアノコンクールを克明に描いた小説が、直木賞を受賞!

2017/01/20(金) 20:20:35

小説の舞台は、「浜松国際ピアノコンクール」を想起させる「芳ヶ江国際ピアノコンクール」。

直木賞の恩田陸さん「蜜蜂と遠雷」 浜松が舞台(1月20日付「中日新聞」web)

コンクールの一次予選からファイナルまでの4ラウンドを克明に追い、互いにしのぎを削り合うコンテスタントらの姿を鮮やかに描き出す人間ドラマ。

コンクールの舞台裏や審査の実態にも鋭く分け入り、とりわけ課題曲の演奏シーンの描写が多彩で美しい。

音楽そのものを文学の言葉で表現し尽くすという強い意志に貫かれて構築された魅惑的な物語世界。

2段組500ページを超える大作だが、物語の推進力に導かれ、活字の上を様々な音楽が流れていく心地良さを感じつつ、一気に読了してしまう。

著者の恩田陸氏は、高校生までピアノを弾き、浜松国際ピアノコンクールを第4回から、4回連続で見に行った経験を持つ。作品は、クラシック音楽への深い造詣、コンクールへの入念な取材に裏打ちされている。

【著者に訊け】恩田陸氏 音楽を描く青春小説『蜜蜂と遠雷』(2016年10月20日付「NEWSポストセブン」)

小説に登場するコンクールの各ラウンドの課題曲のプレイリストが作られ、NAXOS MUSIC LIBRARY で聴けるサービスもあるようだ。

マスコミも注目!――『蜜蜂と遠雷』のコンクール曲が作中の演奏順に聴ける! in NAXOS MUSIC LIBRARY(2017年1月18日付「幻冬舎 plus」)




蜜蜂と遠雷



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【書籍】『みるみる音が変わる! ヴァイオリン骨体操』

2017/01/05(木) 21:08:58

動きに溜めや捻りを作らず、骨を折り畳むようにして身体を使う「ナンバ術」。

これをヴァイオリン演奏に応用すると、演奏者にとっての悩みである身体の痛みが解消されるだけでなく、楽器の鳴りが改善され、テクニックの克服が促され、演奏自体の質が向上する効果が得られるという。

実際、桐朋学園では、ナンバ術を体得した生徒が数々のコンクール実績を生み出してもいる。

そんなナンバ術を誰でも取り組める画期的なメソッドとしてプログラム化した「ヴァイオリン骨体操」の全貌を明らかにする注目の書。



みるみる音が変わる! ヴァイオリン骨体操


1月14日には、ヤマハ銀座で、著者の遠藤記代子氏によるヴァイオリン骨体操の講座が開催される。

「ナンバ術ヴァイオリン骨体操と基礎練習~腕の力みを取り去るために~」




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【新刊】 必携のCD-ROM付ヴァイオリニスト本の第2弾、2017年3月に刊行

2016/12/22(木) 01:30:32

偉大なヴァイオリニスト50名の評伝とその歴史的名演を付属のCD-ROMに収めた著書 『偉大なるヴァイオリニストたち~クライスラーからクレーメルへの系譜~』 が刊行されたのは、2012年のことだった。

刊行当時は大きな話題を呼び、ヴァイオリン学習者にとって必携の名著となったのは言うまでないが、同シリーズ待望の第2弾が、2017年3月31日に刊行される。

今回対象となるのは1948年〜85年生まれの現代のヴァイオリニスト35名。日本人ヴァイオリニストも含まれている。

前作同様、使用楽器等の情報にも踏む込んだ従来ない解説テキストと共に、付属のCD-ROMにどんな演奏楽曲が収録されるのかが注目される。

『偉大なるヴァイオリニストたち 2~チョン・キョンファから五嶋みどり、ヒラリー・ハーンまで~』(「ヤマハミュージックメディア」公式サイト)

原著刊行の出版社 "Buchet Chastel" の公式サイトより



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