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「第62回全日本学生音楽コンクール」東京大会-入賞者発表演奏会の演目

2009/01/26(月) 20:01:37

17日に行われた東京大会入賞者発表演奏会に関する情報をお寄せ頂いた。

「(演奏曲は)かなり重なりました。偶然だと思いますが、毎年驚きますね。 時間制限があること、レベル、ガラコンサート向きなどを考えると、自然同じところに落ち着くのでしょうね。」

○小学校の部
  
サラサーテ:序奏とタランテラ 

サラサーテ:序奏とタランテラ

ブラームス:ハンガリー舞曲

○中学校の部

チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ
 
パガニーニ:パイジェルロのアリア「ネル・コル・ピウ」(わが心はもはやうつろになりて)による変奏曲

チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ

○高校の部
 
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品53 第3楽章

イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ 第3番 「バラード」
 
チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ

※以上は事前に登録された演奏予定曲



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「福岡大会受賞記念演奏会 ~若き演奏家たちのニューイヤーコンサート~」記

2009/01/11(日) 16:21:51

残念ながら昨年の福岡大会の審査員は務められず、審査現場からの意義深い数々のコメントの恩恵を失ってしまった我々であったが、ガラコンサートに行かれたとのこと。久々にその慧眼に接することができる。

井財野師の感想

ところで、小学校の部のモーツァルトの演奏に端を発して、コンクールにおける「様式」の捉え方の問題があらためてクローズアップされたが、年末の井財野師のこの予告は、まさにタイムリー。イグラーユは首を長くして待っている。

 最近、一番考えるのは「演奏様式」についてである。

 入学試験の演奏を聴きながら思った。「様式を把握している演奏が聞きやすいのは確か。」

 では、その様式とは何か?

 これがまた実に曖昧模糊としたものである、と言わざるを得ない。というのも、人によって捉え方がかなり違い、時代や場所でも変化し、場合によっては正反対の主張も存在する、という代物だからである。(以前「さじ加減」で書いた「紅茶と汁粉」も、様式に関する数ある話の中の一つだ。)

 にも関わらず敢然として存在するのが「様式」である。

 たまたま来年1月、2月と続けてモーツァルトを演奏する。せっかくの機会だから、来年はこのテーマ周辺から考えてみることとしよう。




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「第62回全日本学生音楽コンクール」全国大会-今年もBS11で特別番組を放映

2009/01/04(日) 23:46:58

BS11にて、1月11日(日)14:00~15:30に放映。

若き天才たちの祭典 「クラシック・ヨコハマ」 第62回全日本学生音楽コンクール全国大会 in 横浜



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「第62回全日本学生音楽コンクール」東京大会-ガラ・コンとセンター試験

2008/12/27(土) 19:49:53

みかんさんのコメントにあるように、「東京大会入賞者発表演奏会・表彰式」がある1月17日(土)は、大学入試センター試験の初日である。

例えば、東京芸術大学音楽学部器楽科の志望者は、センター試験の国語と外国語を受験しなければならない。

1月17日の午後、国語と英語の試験で頭を悩ませる高校の部の受賞者たち・・・

その同じ時間帯に、津田ホールではガラ・コン。ガラ困・・・

実に困ったことだ。

例年、1月10日までのところで実施されていたはずだ。今年度は会場が確保できず、やむなくセンター試験があることを「知りながら」、1月17日開催としたのか。

あるいは、センター試験があるなんて「思ってもみなかった」のか。

どちらなのだろう。

いずれにしても国公立大学を受験する受賞者に対し、何らかのメッセージが発せられたのだろうか?

「平成21年度以降の大学入試センター試験の実施期日については、「1月13日以降の最初の土曜日及び翌日の日曜日」とすることが文部科学省から各国公私立大学長に対して通知されています。」と大学入試センターのサイトに告知されている。

来年度からの日程については、十分注意してほしいものだ。



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「第62回全日本学生音楽コンクール」-受賞者発表演奏会

2008/12/26(金) 20:01:19

公式サイトに、各地区の「受賞者発表演奏会」の情報が一覧で掲載されている。

「学コン協力ネット」情報によれば、「大阪大会入賞者発表演奏会」の演奏曲は以下の通り。


(小学校の部)

第1位 矢部咲紀子さん  シュポア:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ長調 第1楽章

第1位 金田滉司さん モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 第1楽章

第2位 内尾文香さん チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ ハ長調

第3位 黒田小百合さん ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ 第1番 ニ長調


(中学校の部)

第1位 周防亮介さん シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 第1楽章

第2位 岸本萌乃加さん モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 第1楽章

第3位 友滝真由さん ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ 第1番 ニ長調

奨励賞 西川鞠子さん ヴィエニャフスキ:モスクワの思い出


(高校の部)

第1位 石田沙樹さん メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 第1楽章

第2位 清水公望さん ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 第3楽章

第3位 高岸卓人さん バッハ:ヴァイオリンソナタ 第3番 ハ長調 第3・4楽章


また福岡大会では、以下のような企画がある。

「九電ふれあいコンサート:出演者決まる 5人の小中高生、九響と来夏共演 /福岡」(12月23日付「毎日新聞」西部版)



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「第62回全日本学生音楽コンクール」全国大会-講評より

2008/12/20(土) 20:07:03

「第62回学生音コン」全国大会の特集が、公式サイトの予告通り、12月20日付「毎日新聞」朝刊に掲載された。

審査幹事である和波孝禧先生の講評を以下全文引用する。

◆バイオリン部門

 ◇「個性の芽生え」に感動
 横浜での全国大会を初めて聴いて、出場者の水準の高さに感嘆した。特に小・中学生の演奏には、バイオリンならではの美しい音と、個性の芽生えを感じさせる魅力的な表現が聴かれ、強く心を動かされた。ただ、小学校の部では極めて難度の高い曲を選ぶ傾向が強まっている。あまり背伸びをし過ぎると、後の成長に悪影響を及ぼす恐れもあるので、指導者の十分な配慮をお願いしたい。

 メンデルスゾーンの協奏曲を弾いて小学校の部で第1位を得た東條太河は、冒頭からのびのびと柔らかい音色で演奏し、無理のない自然な技術、旋律の魅力的な歌わせ方など見事であった。時たま音程の上ずるのが惜しかったが、今後の成長が楽しみだ。2位の池田萌華はラロのスペイン交響曲を情熱的に演奏し、特にテンポをあまり揺らすことなく各部分の表情を色分けして見せたのが素晴らしかった。3位の高木凜々子はヴィエニアフスキの変奏曲で、和音の響きが美しく、超絶技巧もよくこなしていたが、やや背伸びをし過ぎた選曲と言えよう。横浜市民賞の菊野凜太郎にも同じことが言えるが、豊かな将来性を感じさせたし、辻彩奈、福田麻子、中添ゆきのらもよく健闘した。

 中学校の部で第1位と市民賞を受賞した大野有佳里は、美しい音と趣味の良い繊細な表情で、サン=サーンスの協奏曲を弾いた。余裕を感じさせる心地よい音楽だったが、いっそう聴き手に迫る情熱的表現も望まれる。2位の毛利文香のシベリウスの協奏曲も、難技巧を丁寧に処理し、ボリューム感のある豊かな音で作品の味を精いっぱい描き出していた。3位の周防亮介も同じシベリウスだったが、技術的には申し分ないものの、いっそう曲の性格をとらえた表現が求められよう。さらに、岸本萌乃加、坪井夏美も健闘したし、個人的には石井智大の大胆な演奏にも好印象を持った。

 高校の部では、心に届く演奏が幾分少なかったのが気になるところだ。第1位の横島礼理は、ベートーヴェンの協奏曲・第3楽章を軽快なテンポで颯爽(さっそう)と弾いたが、オーケストラとの協演を目指すのなら、さらに変化に富んだスケールの大きな表現が求められる。2位でラヴェルのツィガーヌを弾いた新山開は、好感の持てるひたむきな演奏だが、幾分小粒な印象を受けたし、ヴィエニアフスキの変奏曲で3位を得た岡谷恵光は、華やかで魅力的な音ではあるが、いっそう説得力のある表現を身につけてほしい。市民賞の石田紗樹、さらに清水公望までが大接戦となり、5人を入賞させたいほどの僅差(きんさ)であった。今回の出演者が、響きの素晴らしいみなとみらいホールでの経験を生かして、大きく飛躍してくれることを願っている。(和波孝禧)


その他、他部門の講評で印象に残った箇所を引用。

全国大会終了後の「講評会」について、ピアノ部門の播本枝未子先生の講評より。

一昨年、学生コンクール創立60年を記念して改革が行われ、全国大会参加者が従来の5地区大会優勝者だけでなく、各地区の参加者数に比例した上位入賞者に広がった。加えて今年から、表彰式終了後、個別の講評会が行われた。これは画期的な試みであると思う。

 審査員の講評を紙面に書いて参加者に渡す方法は、今日多くのコンクールで行われるようになっている。しかし、今回のようにコンクール終了直後、参加者だけでなく家族らも含め、すべての審査員と1対1で対話できるコーナーが設けられていることは極めてまれなことである。コンクールがともすると密室の審判に陥りがちであったことを考えると、この講評会は長年のそういった閉塞(へいそく)感を打ち破る風穴となるであろう。


楽曲の読み込みについて、同じく播本先生の講評より。

演奏とはなんだろうか? 作曲家は作品を仕上げていく過程でさまざまな実験や遊び、時には隠し事をする。それらはただ楽譜を追っているだけでは見えてこないことがよくある。その時、役立つものは好奇心と推理力、それに知識と経験だ。

 若い人々には、まず好奇心をもってほしいと思う。好奇心は、譜面上に書かれた記号に、なぜこんな音? なぜこんなところに休符? 等々、一つずつのディテールにこだわることにつながっていく原動力になる。それは作品へのより明解な理解の到達へとひもといていくための扉を、開けて行く道へと誘ってくれるだろう。


演奏のメリハリは「程よく」。そして、一見簡単そうなメロディーを魅力的に演奏することの難しさについて、フルート部門の酒井秀明先生の講評より。

期待して演奏を聴いたのだが、高校生たちの技術も向上しているのは感じられるにせよ、今ひとつうれしい気分にはなれない部分があった。楽譜にフォルテと書いてあるところで鋭く、音程も上ずった音を聴くことが多かったのがその理由の一つだ。

 演奏にメリハリを付けることは確かに必要なのだけれど、「程よく」という事が肝心だと思う。

 ぬるくなったスープはあまりおいしくないけれど、だからといって熱すぎると火傷をしてしまう。おいしく食べるにはちょうどよい温度というものがあるように、演奏にも過不足のない表現が求められると思う。

 そして、たくさんの音が並んでいる複雑な音型は上手に吹けるのに、音の少ない単純なメロディーでは気が緩むのかどうか分からないが、どうも今一つ冴(さ)えない演奏になってしまうことが多かったのが二つ目の理由だ。

 全(すべ)ての楽器に共通して言える事と思うが、一見簡単そうなメロディーを魅力的に演奏する事は複雑な音型を鮮やかに吹くのと同じくらいの高い技術が必要とされる。





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「第62回全日本学生音楽コンクール」全国大会-高校の部の採点結果

2008/12/20(土) 19:45:33

順位氏名平均点合計点小栗久保田佐々木太期高橋横山渡辺和波
1横島礼理22.43157212221232421242422
2新山開_21.57151212021232422202222
3岡谷恵光21.43150221921231921232123

*敬称略

*審査員9名が25点満点で採点。最高点と最低点を1つずつカットした、7名分の平均点で順位を決定。但し、出場者を1年以内に指導したことのある審査員は、当該者の採点には加わらない。

*第1位の横島さんが「兎束賞、東儀賞」(それぞれバイオリン部門各部第1位に贈呈)・「音楽奨励賞」・「日本放送協会賞」(高校の部第1位に贈呈)を受賞。石田紗樹さんが「横浜市民賞」を受賞。



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「第62回全日本学生音楽コンクール」全国大会-中学校の部の採点結果

2008/12/20(土) 19:34:33

順位氏名平均点合計点小栗久保田佐々木太期高橋横山渡辺和波
1大野有佳里23.57165232322242424232424
2毛利文香23.43164242323232322252424
3周防亮介23.171392421232225242323

*敬称略

*審査員9名が25点満点で採点。最高点と最低点を1つずつカットした、7名分の平均点で順位を決定。但し、出場者を1年以内に指導したことのある審査員は、当該者の採点には加わらない。

*第1位の大野さんが「兎束賞、東儀賞」(それぞれバイオリン部門各部第1位に贈呈)・「音楽奨励賞」・「横浜市民賞」を受賞。



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「第62回全日本学生音楽コンクール」全国大会-小学校の部の採点結果

2008/12/20(土) 19:17:03

順位氏名平均点合計点小栗久保田佐々木太期高橋横山渡辺和波
1東條太河23.29163212324232423232423
2池田萌華22.86160242220232321242423
3高木凛々子22.00154241921242320242121

*敬称略

*審査員9名が25点満点で採点。最高点と最低点を1つずつカットした、7名分の平均点で順位を決定。但し、出場者を1年以内に指導したことのある審査員は、当該者の採点には加わらない。

*第1位の東條さんが「兎束賞、東儀賞」(それぞれバイオリン部門各部第1位に贈呈)・「音楽奨励賞」を受賞。菊野凛太郎さんが「横浜市民賞」を受賞。

尚、東條さんは、、2009年2月1日に横浜みなとみらいホールで開催される「生きる~2009若い命を支えるコンサート~」への出演が決定した。



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「第62回全日本学生音楽コンクール」全国大会-「私には本当にわくわくするような体験だった」(和波孝禧先生)

2008/12/14(日) 02:08:24

12月20日付「毎日新聞」朝刊に掲載予定の全国大会の特集記事では、和波孝禧先生がバイオリン部門の講評を執筆されるが、先日紹介したウェブ日記で、すでに全国大会を次のように振り返っていらっしゃる。

12月11日 刺激的だったコンクール

審査員というよりも、ヴァイオリン奏者の先輩という立場からの温かい賛辞と啓発のメッセージは、このコンクールに挑んだすべてのコンテスタントにとっても大いなる励ましとなることだろう。



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「第62回全日本学生音楽コンクール」全国大会-「毎日新聞」特集記事は12月20日朝刊に掲載予定

2008/12/12(金) 01:42:21

公式サイトに次のような告知がアップされた。

毎日新聞12月20日朝刊で第62回全日本学生音楽コンクール全国大会の特集記事(見開き2ページ)の掲載を予定しております。事件事故、紙面変更の都合で前後の日程に変更になることもありますので、20日前後の毎日新聞をご覧下さい。


「特集記事はいつ掲載されるの?」との質問が寄せられたので、それに答えてのことなのだろうか。とにかく事前告知が丁寧になされるのは喜ばしいことだ。

ところで、「クラシック・ヨコハマ」の「サロンコンサート・ブリッジ」の一部の公演について、演奏曲目などが「横浜音楽協会」のHPにアップされている。



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「第62回全日本学生音楽コンクール」全国大会-受賞者インタヴューと、自由曲の77%は本選課題曲超えの「難曲」

2008/12/02(火) 20:33:19

全国大会の受賞者へのインタヴュー記事が、「全日本学生音楽コンクール アーカイブ」にアップされた。

自己評価は厳しく、練習時間は長く、ペアレンツのコミットメントは深い。

今年3度目となる自由曲制の「学生音コン」全国大会は、その選曲において、各部の本選課題曲を超えるレヴェルの、中には相当に高度な難曲・大曲が選ばれる傾向が続いている。

小学校の部では、06~08年度の全国大会で、演奏回数最多はメンデルスゾーン:協奏曲第1楽章で5回。サン=サーンス:協奏曲第3番第1楽章が4回。同第3楽章、サラサーテ:カルメン幻想曲、パガニーニ:協奏曲第1番第1楽章などが各2回。一方、ブルッフ:協奏曲第1番第3楽章は3回、同第1楽章が2回。ラロ:スペイン交響曲第1楽章は2回となっている。

ここ3回の全国大会で演奏されたのべ39曲のうち、近年の小学校の部・本選課題曲で採用された曲(及びほぼそのレヴェルの曲)はのべ9曲に過ぎず、残り30曲はそれを超えるレヴェル(例えば近年の中学校や高校の部の予選曲や本選曲など)であった。

同様に中学校の部も、のべ39曲のうち30曲が、本選課題曲レヴェルを超えていた。演奏回数最多は、今年度4名の競演となったシベリウス:協奏曲第1楽章で6回。サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソが4回。ラヴェル:ツィガーヌ、ヴィエニャフスキ:創作主題による変奏曲などが各3回と続く。一方、サン=サーンスの協奏曲第1楽章と第3楽章は各2回であった。

過去の本選採用曲ではない、それを上回るレヴェルの曲。例えば小学校の部なら、中学校の部の本選課題曲といったように、自由曲選択の暗黙の基準のようなものがいつの間にか形成されつつあるかに見える。

そのような中、今年と昨年の中学校の部・全国大会第1位受賞者が、いずれもサン=サーンスの第1楽章を完璧な技巧とまったき音楽性の発露で美しく歌い上げたことは、楽曲選択のこの暗黙の基準に対するアンチ・テーゼとしても強く印象に残った。

無論、選ばれた楽曲が何であれ、それはコンテスタントの本源的な実力故の結果であったろう。が、今年度の本選曲がとりわけサン=サーンスの第3楽章であったことを考え併せると、そこに協奏曲のトータル・スタディという視座から、第1楽章が選ばれるべくして選ばれた必然性が見えてくる。

今までも当然ありえて良かったはずのこのまっとうな選択は、高校の部・本選レヴェル以上の楽曲が錚々と居並ぶ中、適正な楽曲選択のあり方を清新なインパクトをもって指し示してくれた。



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「第62回全日本学生音楽コンクール」全国大会-小学校の部・中学校の部結果と審査員のウェブ日記

2008/12/01(月) 20:22:08

全国大会小学校の部と中学校の部の結果が、12月1日付「毎日新聞」朝刊に掲載された。

06年に地区大会本選からの出場枠が拡大され、第1位~第3位までの入賞者が選出されるようになって以来、今年は3度目の全国大会であった。

バイオリン部門小・中学校の部では、過去2度の大会で、東京大会選出(計9名)と大阪大会選出(計4名)で入賞者(1位~3位)が占められてきたが、小学校の部で今回初めて福岡大会選出のコンテスタントが入賞(第2位)を果たした。

また、本日(12月1日)行われた高校の部の結果が、「毎日 jp」で速報されている。

横島礼理(まさみち)さん(桐朋女子2年)がベートーベンの協奏曲を最近の研究を踏まえた様式観で弾き、第1位に選ばれた。


福岡大会の審査員講評でも、「様式感の理解」が要請されていた。

さて、今年も全国大会の結果発表後に、コンテスタント各自が審査員から講評を拝聴できる場が設定されたようである。

非ヴァイオリン系の入賞者ご父兄から寄せられた情報。

今年は、昨年のように終了後のレセプションではなく、審査員の先生方からの講評会という形でお話を聞くことができました。コンテスタントにとっても、立食を伴うより、はっきり勉強の場と位置づけて頂けて良かったと思います。


実りの多い講評会になったと思われるが、審査員である和波孝禧先生は、すでに全国大会の前に、ご自身の日記で、「コンクール向きの弾き方」や「年齢不相応とも思える難曲や大曲」の演奏に関し憂慮されている。


◇小学校の部

第1位 東條太河さん (山梨大付5年)

第2位 池田萌華さん (北九州市立折尾西5年)

第3位 高木凜々子さん (横浜市立奈良6年)

横浜市民賞 菊野凜太郎さん (横浜市立神橋4年)


◇中学校の部

第1位 大野有佳里さん (新潟県・上越教育大付2年) *横浜市民賞も受賞

第2位 毛利文香さん (横浜市立笹下2年)

第3位 周防亮介さん (京都府京田辺市立田辺1年)


◇高校の部

第1位 横島礼理さん (桐朋女子2年)

第2位 新山開さん (東京芸大付1年)

第3位 岡谷恵光さん (東京芸大付2年)

横浜市民賞 石田紗樹さん(大阪府立岸和田3年)



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全国大会・高校速報

2008/12/01(月) 18:01:12

第1位 横島礼理さん

第2位 新山開さん

第3位 岡谷恵光さん

横浜市民賞 石田紗樹さん


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全国大会・中学校速報

2008/11/30(日) 20:07:57

第1位 大野有佳里さん

第2位 毛利文香さん

第3位 周防亮介さん

横浜市民賞 大野有佳里さん


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