ビバ!おけいこヴァイオリン

門下、レッスン、先生、コンクール・・・時にシリアス、時にコミカル。

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「魔王のスタジオ」(1)~(12)

2006/02/04(土) 09:00:07

(1)17,020円/字


女王の師匠で、東京・成城に住む、魔王。

某有名オーケストラのソロ・コンサートマスターにして、某音大の客員教授もつとめる。国内、海外コンクールの審査員を歴任。極めて多忙である。

大阪・千里中央から、東京・成城学園にある魔王のスタジオに、月2回レッスンに通う音大生の場合・・・

○千里中央~新大阪:北大阪急行+地下鉄御堂筋線 片道320円×2=640円

○ 新大阪~東京(新宿):ぷらっとこだまエコノミープラン(こだま指定席/ソフトドリンク付)片道10,000円×2=20,000円
*学割より安い! ただし、のぞみで片道2時間半、ひかりで3時間のところ、こだまだと4時間もかかる。

○ 新宿~成城学園前:小田急線 片道210円×2=420円

○ レッスン料:1回あたり原則として60分(時間は、あくまでも原則として) 30,000円

しめて、1回のレッスンにかかる総経費は51,060円。
*昼食代と夕食代は考えないことにする

ある日のレッスン。

コンクール用の課題曲を、通しで1回弾いた。

弾き終わると、黙って聞いていた魔王が、ひと言。


「だめだ。」


それ以上何も言わず、スタジオのドアを開けて、魔王が出て行く。

これでレッスンは、終わり。魔王が一旦、スタジオを去ったが最後、どんなに懇願しても、レッスンの再開はない。それが、魔王門下の掟。

今日のレッスン所要時間12分程度。そのほとんどは自分の通し弾き。

魔王の指導は、たったひと言。「だめだ」。

レッスン料を、魔王が座っていたイスに置く。後は、ヴァイオリンをしまって、もう一度、あの千里中央までの遥かなる道のりを帰るのみ。

「だめだ」で51、060円。

「だめだ」の、たった3文字で、51、060円。


1文字あたり、17、020円


(2)オール・クリアー


魔王のスタジオは、成城の自宅御殿に併設。伴奏用グランドピアノ(スタインウェイ)1台付。高価なオーディオ&ホームシアター機器も完備。防音壁の向こうからは、スイッチひとつで、秘密のカクテルバーカウンターが現れるらしい。

門下生は、小学生から大学生まで。いずれも輝かしいコンクール歴を誇る、将来有望なおけいこニストばかりである。

スズキメソッドで、小2にして、教本9巻のモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番まで終了したというお子さんが、お母さんと初レッスンにやってきた。

「はい、じゃあ、弾いてみて。」

弾き出したとたんに、ワンフレーズでいきなりストップがかかった。


「だめだ。」


ワン・フレーズでストップ後の、何ともワヤなフレーズ。

ふつうなら、魔王門下の掟通り、ここでレッスン終わり。

だが、小2で、初レッスンなのだから、ちょっとサービス。

「オール・クリアー。お母さん、オール・クリアーだよ。

右手も左手も基礎からやり直し。

音階は小野アンナ、エチュードはカイザーね。楽譜買っといて。銀座ヤマハの外商に電話して、ぼくの名前言って。

曲? 当分やらなくていいけど。まあ、スズキの本があるなら、ザイツくらいからやり直しかな。

今までは、オールクリアー。なかったものと思ってちょうだい。

これからヴァイオリンを初めて習うくらいの気持ちで取り組んでね。

はい、今日はタイムアップ。レッスンこれで終り。

時間がないんだよね。ゲネプロでサントリー行かなきゃ。」


えっ、今までのこの子のヴァイオリン歴オール・クリアー。

おまけに今日のレッスンもたった2分で、タイムアップのオール・クリアーですか?

すべてがパーの、オールクリアー。クリアランス大放出!

でもレッスン料は割引なしの、オール・呉れヤー、ってか?

が~ん。


(3)上には上が


魔王の門下生発表会は年2回、紀尾井ホールと横浜みなとみらいホールで行われる。打ち上げは、ホテル・ニューオータニとヨコハマ・グランド・インターコンチネンタル。

もちろんこの門下がセレブ・ヴァイオリンの象徴と言われるのは、そういう外見についてだけではない。

中身はもっとすごい。

門下生発表会のプログラムは、冒頭から、驚愕の連続。

小学低学年で、ラロ「スペイン交響曲」、ヴィエニヤフスキ「華麗なるポロネーズ」、サラサーテ「チゴイネルワイゼン」、「バスク奇想曲」・・・

テクニックはもちろん、分数楽器にして、こんな音色がでるのか! と信じられないような美音と、流麗な歌い回し。

発表会には、新しく入門を検討している親子が見に来ているケースも多い。

「子供のヴァイオリンは、こういう音」という既成概念が出来上がっている、そういう母親にとって、発表会で展開される演奏は、まさに文化的衝撃である。

カルチャーショック、かあチャン・ショック!

ただただ唖然の母親を、多忙を極め、レッスン生をこれ以上増やす時間的余裕などないはずなのに、調子に乗った魔王が、勧誘し出す。

「お母さん。発表会聞いて、わかったでしょ。今までの世界とは、全くの別世界でしょ。

そう、今まではぜーんぶ、嘘だったの。あなた、今まで、自分の子がね、ヴァイオリンそこそこ弾けるなんて思ってたでしょ。

そういう誤解が、中・高生になっても解けない。解けない人が、音大に行く。それで入れる、音大も音大だけど。今の日本ではそうなってる。

まあ、仙川と上野の上位は別格だけどね。」

上には上野があるのだ。

「お母さん。僕のところはね。頂上だよ、頂上。そう、おけいこヴァイオリン界の頂き。」

「ヴァイオリン界の頂き」。

このとどめの一言で、入門を検討している親子をまた1組、「頂き」!

はい、ワンレッスン2万円×月2回×12か月=48万円ゲット!


(4)いい湯だったな


魔王は、もちろん、他の門下から優秀な生徒を引き抜くようなことは一切しない。

ヴァイオリン界で魔王ほどの地位を得ているのであれば、優秀な生徒は黙っていても集まってくる。

ただし、移籍の場合、元の門下の先生からの紹介であればスムーズだが、生徒独自の仲介ルートで、あるいは直接、門下生になりたいと言ってきた場合は、元の門下の先生との関係においてやや複雑な事態となる。

この場合、魔王の名前を聞いて、「あの魔王様の元に行くとなったら、致し方ない」と諦めるケースがほとんどだが、誰しもせっかく手塩にかけて育てた、門下でも最優秀の生徒に去られる心中は決して穏やかではない。そして、親と元の先生との間で一悶着あるケースもまれではない。

元の先生とのゴタゴタに悩まされている親が、魔王に相談。

「あのう。A先生のことなんですが。」

「A先生? 誰?」

「子供が前に習っていた先生です。移籍したことで、かなりご立腹で。」

「あっ、そう。そりゃあ、怒るでしょう。急にふっちゃったわけだから。」

「昨夜も電話で、いろいろお話をさせていただきましたが。3歳からずっと教えていただいた先生で、よくしていただきましたので。」

「お母さん、あのね、未練あるの?」

「あっ。いいえ・・・」(ま、たしかに、やや未練あり。)

「まあ、その先生とこでは、蝶よ花よで来たわけだ。そういうぬるま湯で、ほんわかやってりゃいい人は、何も僕のところに来なくてもよろしい。」

「はい。」(今までは「いい湯」でした、確かに。)

「前にも言ったけど、この子の今まではすべて捨ててね、お母さん。モーツァルトのコンチェルト弾いてたって言うけどね。これじゃあ、弾いてることにならないよ。弾いてない、弾いてない。引きつってるだけだ。」

「・・・」(でも、一番うまかったんです、あの門下では。と思うのは、未練ですね。甘いですね。)

「お母さん。上をめざすために僕のところに来たんでしょ。みんなね、うまくなるために、つく先生を変わっていくんだよ、この世界は。いっぱしの演奏家や指導者の過去はみんなそう。みんな、あちこちで、言ってみれば、不義理をしまくってきている。その不義理の集積の上に、今があるの。」

「はい。」(不義理をするふんぎりをつけなさい、と。)

「頂点をめざそうよ、お母さん。最終的には、日本の音大じゃないよ。僕が留学したのは、ウィーン。実力がつけば、オーストリア、ドイツ、フランス、ベルギー・・・いろんな音楽院がある。ヨーロッパには僕の知り合いも多いからね。ヨーロッパをめざさないとだめだよ。」

「はい、先生。」(「いい湯」から「EU」をめざせ、と。)

「あんまり、うるさくその先生がごたごた言ってくるんだったら。えーっと。どっか、オケに入ってるの、その人。」

「Bオケで、第1ヴァイオリンを。」

「Bオケ。たしか、3~4年前にソロ執らしてもらったね、そこで。」

「そうでしたか。」

「結構ギャラいいのよね、地方半プロオケから頼まれるソロは。音楽監督はたしか・・・」

「Cさんです。」

「ああ、僕の大学の後輩。じゃあ、「よろしく」言っとくよ。」

 魔王の「よろしく」の一言で、どうやら、元先生からの恨み言は、以降、一切なくなったようである。


(5)降臨体験


多忙な魔王であるので、当然ながら、レッスンに割く時間は限られている。

もちろん本業は、有名オーケストラのコンサートマスターであるから、仕事はまずはそれが最優先。オケの長期欧州ツアーに出かけて、門下生のコンクール前や音高・音大受験前には、日本にいないことも多い。

通常は、助手のレッスンばかりで、魔王がレッスンを見るのは数か月に1度という門下生もいる。

「何を教えてもらうか」という実質ではなく、「その人に教えてもらっている」という名目が重要である、と魔王による直接レッスンの機会の少ない門下生は、そう自らを納得させている。


「先生、お願いします。」

「えーっと。誰だっけ?」

「はい? 」

「名前、何だっけ?」

「こ、小林です。」(忘れたのか。)

「小林君か。君は、最近入門した人だったかな?」

「入門して2年になりますが。」(もっとも、入門以来、直接教えてもらったのは今日で5回目。通常は助手のレッスン。魔王のレッスンは、平均3~4か月に1回。今回は欧州ツアーやら夏の音楽祭やセミナー、海外のコンクール審査があったために多忙で、実に半年ぶりの直接レッスン。)

「あ、そうだったかな。ところで助手のBさんのレッスンはどう?」

「はい。丁寧にご指導いただいております。」(それに優しいし。レッスン料安いし。言うことなし。)

「そりゃ、よかった。僕も忙しいからね。時々しか見てあげられなくて申し訳ないけど。君くらいになったら、自分でやれなきゃな。」

「はあ。」(ま、あなたに払う高いレッスン料は、広告料みたいなもの。俺の経歴に「魔王に師事」って書くための。)

レッスン開始。久しぶりだが、ツボを心得たレッスン。60分のレッスンは厳しいが中身が十分に詰まっている。さすが魔王だ。

レッスンの最後に。

「あのね。今日は、いいこと教えてやろう。」

「はい。」

「僕のレッスンは、密度が違うからな。同じ60分でも、その時間に盛り込まれているものは、Bさんの10倍以上はあると思ってくれ。」

「はい。」

「これはね。今回の欧州ツアーでつかんだ奥義だ。ウィーンの楽友協会で弾いているときに、降臨があったんだ。君だけに教えよう。」

「・・・」(「あれ」、じゃないだろうなあ。)

「なあ、君。タコだよタコ。」

「はい。」(きたか。)

「タコの足。吸盤のあるタコの足だよ。」

「・・・」(去年聞いたぜ、そのタコ足の降臨体験。)

「君。タコを食べなさい。一杯食べなさい。」

「・・・」

「それから、水族館に行って、タコを見てきなさい。一杯見てきなさい。」

「はい。」

「楽友協会で弾いているとき、僕の左手の指先に、タコの吸盤が降りてきたことに気づいたんだ。」

「はい。」

「速いバッセージのところは、目にも止まらぬ速度で、左指がブイブイ動く。にもかかわらず、一音一音これ以上ない確からしさで弦を押さえ、発音することができるんだよ。弦を押さえる瞬間だけ、指先に吸盤が生えてくる感覚。押さえる、というか、弦の上に指を置くだけ。そう、置くだけだ。」

「・・・」(置くと・・・)

「プスッ、と弦に指先が一瞬吸着するんだ。」

「はい。」

「置くと、プスッ、とね。」

「・・・」(オクトプスッ、≒オクトパスね。)

「そして、離すときは、君、はじけるように、瞬時に跳ね返るんだ。」

「凄いですね。」(幻覚だよ。)

「名づけて、奥義オクトパス・ホールド。」

「すばらしいですね、先生。」

「そうだろう。凄いだろう。君。君もタコになりたまえ。」

「はい、先生。」(先生の御タコをお祈り申し上げます。)


(6)地震予知-前編


魔王の最優先の仕事がオケのコンサートマスターである以上、魔王の時間的都合を考えて、門下生のレッスンが、各ホールのリハーサル室や楽屋で行われることも多い。

オケは地方公演もするので、レッスンが日本全国津々浦々で行われることにもなる。

運悪くオケの九州公演期間中に、あのタコになるべく努力中の小林君のレッスンがかち合ってしまった。

またもや半年ぶりのレッスン。しかも福岡。しかも5分で打ち切りの危険あり。

と言っていても仕方がないので、やむなく羽田から福岡空港へ。地下鉄に乗り継いで、天神駅下車。

アクロス福岡シンフォニーホール。

魔王はこのホールのソリスト控え室(定員3名。トイレ・シャワー・ピアノ付)をひとりで占拠している。

小林君が控え室に入ると、魔王のヴァイオリンケースのふたが開いていない。これは、「僕は今日のレッスンでは自分のヴァイオリンを弾いて教えることはしない」との意思表示である。

オケのリハーサルでかなり疲れているのだろう。福岡まで来たのに、運が悪い。得るところの多い魔王の実演レッスンは今日はなしか。

このままいくと「御託」のオンパレードになりそうだな。もちろん有益な「御託」も多いが、なにしろ芸術家魂が立ち現れてくると、レッスンそっちのけで「あちらに行ってしまう」魔王である。

それはもはや常人では解釈不能の領域になってしまうのだ。

シャワーを浴びたのか、魔王はバスローブ姿でくつろいだ様子。

「先生、お願いします。」

「えーっと。誰だっけ?」

「はい?」

「名前、何だっけ?」

「こ、小林です。」(半年前の前回レッスンと全く同じ展開。)

「小林君か。君は、最近入門した人だったかな?」

「入門して2年になりますが。」(あのさー、もういい加減覚えてよ。)

「あっ、そう。」

小林君、シベリウスのコンチェルト1楽章を通して弾く。

魔王がひと言。

「前よりよくなったよ。」(あのー、前回弾いたのはサンサーンスなんですけど・・・)

魔王が次々と的確なアドバイス。レッスンひと通り終了。

「ところでな。」

「はい。」

「さっき地震があったんだ。」

「えっ。地震?」

「そう地震。君が来る2時間くらい前。福岡が震度3。」

「そ、そうですか。その時間は飛行機に乗っていたので、知りませんでした。」

「あのね、僕はね。」

「はい。」

「ゆれる前に感じたんだ。」

「はい?」

「地震の前に感じたんだ。」

「な、なにをですか?」

「P波を感じたんだ。」

「何ですか?」

「P波だ。」

「P波?」

「君は高校の時、地学で習わなかったのか。地震のP波。」

「はい。あいにく芸術科だったもので。」

「初期微動だよ。ふつうの人間には感知不可能な地震の最初のゆれだ。」

「はい・・・」

「僕は、地震計しか感知できないこのP波をさっき感じたんだ。」

「そ、それはすごい。」(ほんまかいな。)

「P波を感じてから4~5秒後に本震のゆれ-S波-が来たんだ。」

「S波・・・」

「そうだ。S波が本当に来たんだ。」
 
「つまり、先生・・・。」

「なんだ?」

「つまり、先生は、エスパーなんですね。」

「そ、そのとおりだ。君は、君は。えーっと・・・誰だっけ?」

「小林です。」

「ああ、そう小林君。そのとおり、君は勘がいいなあ。ヴァイオリンの勘は悪いけど。」

「・・・」(ムカ。)

「そうだ。僕は地震を予知できるんだ。エスパーなんだ。」




(7)地震予知-後編


「そうですか。」(幻覚だろ。)

「この予知能力は、ここ数日ブラームスを練習している時に、突然身についたんだ。」

「はい。」

「弓を弦におろし、弾き始める。普通、弾き始めた時に音が鳴る。音が聞こえるだろう。」

「ですね。」

「しかし、弾き始める直前に、かすかな音が聞こえるようになったんだ。」

「聞こえるようになったんですね。」

「そうだ。それはたしかに、これから弾こうとする音だった。」

 魔王の目に涙。完全に行ってしまった。

「・・・」

「それは、それは、まぎれもなくブラームスの音だったんだ。」

「ブラームスの音だったんですね。」(語尾を繰り返してあげると、落ち着くという。)

「そうだ。ありがとう、えーっと・・・」

「小林です。」

「そう、小林君。君はわかってくれるんだな。わかってくれるんだな。うれしいな。」

 また、涙。

「で、先生。」

「なんだ?」

「ヴァイオリンの初期微動を感じられるようになると、どうなるのですか?」

「感じられる。これは素晴らしいことじゃないか。」

「はい。」

「真の芸術家のみが獲得できる神の感性だ。」

「神の感性ですね。」

「そして、地震を予知できるようになるんだ。」

「・・・」(わかった、わかった、よちよち。

「凄いだろう。君もシベリウスの初期微動を聞けるように努力したまえ。」

「はい、努力します。」

「いいね、えーっと。」

「小林です。」

「神の感性を得れば、地震のP波も感じられるようになるんだ。」

「はい、先生」(P波でハッピーになります。)


アース・クェイク、明日・クリニックで。診てもらったほうがいいかもしれませんね。)


(8)Vnの木の詩が聞こえる


「タコになれ。」「シベリウスの初期微動を聞け。」

おそらく一生かかっても達成できない、と言うか理解不能の課題を与えられた可哀相な小林君。そのレッスンが、2週間もしないうちにやってきた。

直接にレッスンを受けるインターバルとしては最短。こんなことは今までになかった。もちろん、レッスン冒頭、「誰だっけ?」というお決まりの展開にもならず。

どうやら魔王と小林君との関係に何らかの変化が生じたようである。今までの家元と末端の不出来な弟子という関係に。

その詳細については、次回以降に記すことにしよう。

今回のレッスンは、またもや深遠とも、幻覚とも言える、魔王の奥義。

テーマは「ヴァイオリンを構えるな」である。

「ヴァイオリンを構えるな。

 ヴァイオリンを持つな。

 ヴァイオリンは、がっちりと根の生えた、樹齢何百年もの大木。
 大木は動かない。微動だにしない。

 君は、ヴァイオリンの木についている1本の枝葉。
 枝葉は陽光を浴び、光合成をし、ヴァイオリンに滋養を与える。

 君は、ヴァイオリンが響きを作り出すための、部分となるのだ。

 枝は風にそよぎ、葉はうち震える。
 君は五体を動かし、ヴァイオリンに奉仕する。

 ヴァイオリンを構えるな。

 ヴァイオリンを持つな。

 君が動かずに、ヴァイオリンを持つのではない。
 君がヴァイオリンに君臨するのではない。

 ヴァイオリンが動かずに、君を持つのだ。
 ヴァイオリンが君に君臨するのだ。

 ヴァイオリンが木となり、
 君が枝葉となったとき、
 神の音色が発せられる。」

(ああ、迷夢の木の詩が聞こえる


(9)門下生母のディープな噂話


小学5年と中学2年の門下生のお母さんの電話での会話。

「もしもし、ハニカミ様のお宅ですか。魔王先生門下のコリエですが。」

「あっ、コリエさん。このたびは、お疲れさまでした。応援にいけなくてごめんなさい。」

「いえいえ。まだまだうちは力不足だということが、よくわかりました。」

「そんなことありませんよ。本選に出場されたんですから。それだけでもう選ばれているわけじゃありませんか。」

「でも。やっとこさ予選を通るレベルと、軽々と予選を通るレベルがあって。うちは、前者。去年のハニカミさんとは比較になりません。」

「いえいえ。コリエさん、来年があるじゃないですか。」

「それをおっしゃるなら、ハニカミさん。去年、奨励賞を取られて。てっきり今年は、1位狙いかと思っていたんですが。」

「狙いに行って取れるものではないですしね。」

「たぶん、ハニカミさんのことだから、次は世界をすでに視野に入れていらっしゃる?」

「いえいえ。」

「ところで、パリのお姉様方は一次予選であえなく・・・だったようで。」

「やはり世界は難しい、ということかしら。」

「それにしても、ニキヤさんが、ブリュッセルにもウィーンにもパリにもエントリーしなかったのは、どういうことでしょうね。」

「ヘルシンキもエントリーしてないですね。来年のジェノバかポズナニ狙いでしょう。」

「あの方は世界向きですしね。」

「そのニキヤさんのお母様から聞いたんですが。最近の魔王先生って、やっばり変。あのニキヤさんでも、魔王先生の レッスンの頻度が減っているそうですよ。」

「そうなんですか。魔王先生の秘蔵っ子、内弟子と言ってもいいニキヤさんまでが。」

「例の国内コンクールの前なんかは、他の門下生を完全にオミット。ニキヤさんオンリーのホール練習を何回もやったっていう噂ですものね。」

「どういうことでしょうか。まあ、以前から、魔王先生の場合は、オケの公演頻度が高く、時々ソロを執られることもあって、そのためのご自分の練習をする時間がない。仕方がないので、お姉様方のレッスンが、魔王先生のおさらいの時間になってしまう、というようなこともあったらしいですし。」

「そうそう。お姉様方にその曲を弾かせて、それで魔王先生御自身がさらっちゃおうという、忙しい大家にありがちな秘技ですね。」

「高嶋ちさ子さんも、師匠の徳永先生がそうだって、本に書いてらっしゃいましたね、たしか。」(*註)

「これは内緒の話ですが。ニキヤさんが先週、おかしな光景を見てしまったらしいんですよ。」

「おかしな光景?」

「1か月前のレッスンが福岡だったらしくて。アクロスシンフォニーホールの控え室をノックして、部屋に入った時に・・・」

「な、何があったんですか?」

「部屋の中で、ガウンを着た魔王先生が、小林さんに抱かれて泣いていたそうですよ。」

「小林さん?」

「ほら、あの門下の小林さん」

「あ。去年の発表会に出してもらえなかった、あのコバちゃん?」

「そう、コバちゃん。」

「どういうことですか?」

「わかりませんが。ニキヤさんに気づくと魔王先生は、我に帰ったようで、コバちゃんを部屋から追い出して。ニキヤさんにはちょっと待て、と言ってドアを閉めたそうです。コバちゃんは帰っていき、その後は何事もなかったようにニキヤさんのレッスンが始まったらしいです。」

「何やらミステリアスでもあり、みだらでもありますね。」

「そしてそれ以来、どうも、コバちゃんのレッスン頻度が増えているという噂なんです。」

「ひどい。なんですか、それ。」

「そろそろこの門下も・・・」

「やはり、ハニカミさん。そのへんのところ、もうお考えのようですね?」

「見ていただく機会がこれほど減ってくると。考えたくもなりますよ。」

「そうですね。」

「コリエさん、年末にね。」

「はい。」

「ウスズミ先生の合宿セミナーがあるらしいの。まだ、空きがあるらしいから、もしよろしかったら御一緒にいかが?」

「あ、ありがとうございます。要項、ファックスしていただけますか?」


*註)「ヴァイオリニストの音楽案内」(高嶋ちさ子)


(10)コバちゃんと魔王


福岡で、ガウンを着たまま涙を流し、コバちゃんに慰められた魔王。

あの後、魔王は実際にクリニックに行くことはなかったし、その必要もなかった。コバちゃんが魔王の主治医となったのだから。

コバちゃんはあれ以降も、魔王の話を黙って聞いてあげた。魔王のわがままなモノローグの主旋律を、絶妙の通奏低音で支えてあげた。魔王はコバちゃんを心の伴奏者に指名したのだ。

時々魔王を襲う「あっちに行ってしまう」症候群を見事にコントローする、心理カウンセラーとしてのコバちゃん。彼は、この功績によって、魔王の初めての内弟子となったのである。

落語や漫才の世界の師匠は内弟子を取り、住み込みで寝食を共にする中で、芸を仕込む。いや、盗ませる。もちろん、レッスン料など取らないし、生活費の面倒さえ見てやる。

しかし、音楽界の内弟子はあまり見かけない。あの故斎藤秀雄氏くらいであろうか。生活費の面倒まで見てやりながら、弟子達を育てたのは。

コバちゃんは、さすがに成城の魔王御殿に住み込むところまではいかなかったが、毎回のレッスン料は免除されることになった。

それまで魔王の一番弟子で、国際コンクールにも通用すると言われていた俊英ニキヤ君は、実際には魔王にレッスン料を渡していたので内弟子ではなかった。

実力がすべてのこの世界で、コバちゃんは、見事に全く別の切り口から、魔王の寵愛を一身に受ける存在に成り上がったのである。

世の音大の学生諸君には、まさにこの事実は(フィクションだが)、福音であろう。

諸君、臨床心理学の単位を取っておきなさい!


(11)隠れ門下生


魔王はコバちゃんを「隠れ門下生」と呼ばれる人たちのレッスンに同席させることにした。

プロオケなどに入って食い扶持を稼ぐ実力などないコバちゃんは、大学卒業後は町のおけいこヴァイオリン先生として、生計を立てていくしかない。

なかなかに手強い「隠れ門下生」へのレッスンはそのための経験を積む研修の場として最適である。それは魔王の親心であった。

「隠れ門下生」・・・。

隠れキリシタンは、世を忍んだ。為政者は、彼らをいぶり出すために、踏み絵を踏ませた。

しかし、「隠れ門下生」は、世を忍ばない。それどころか、大仰にひけらかす。

彼らはそもそも門前払いされる実力レベルである。しかし、様々なルートからの依頼と仲介、しつこい申し出と売り込みに、魔王が負けてしまい、簡単に門前払いできないケースが多い。

その場合、実力のほどを思い知らせ、入門を諦めさせる手を使うことがある。

例えば、門下生の発表会を聞かせてみる。あるいは、優秀な門下生のレッスンを見学させてみる。

それでも諦めなかったことがあったので、ある時、門下生発表会で、一度弾かせてやったことがあった。

入門などできる実力にないことを、満天下にさらす、「踏み絵」のようなこの試み。しかし、その「隠れ門下生」志望者は、それを「踏み絵」とは感じなかった。

入門OKのサインだと捉えてしまったのだ。

諦めさせるための策が逆効果となってしまった。今さら断れなくなってしまった魔王は仕方なくこう言った。「本当はお教えできるレベルに達していません。しかし、本人もやる気があるようですし、ご両親の強いご希望であるのなら、仕方がない。ただし、私の門下であることは、他言無用ですよ。」

他言無用は、無理。彼らは、大宣伝をやらかす。

有名タレントの子息、今をときめくIT長者やヒルズ族の子息、会社役員・医者・弁護士の子息・・・。いわゆるセレブを地で行く人々の子供がこの種の「隠れ門下生」予備軍である場合が多い。

子供の教育に関しては、自らの衣食住以上に、超セレブの外見を、そしてブランドのお墨付きを強烈に欲するのが彼らである。魔王は、決して断われない筋からの紹介で、このような実力が伴わない、しかし、魔王ブランドが欲しくてたまらない連中をあてがわれることになるのである。

そういう「隠れ門下生」のレッスンは、ふつうのレッスンとして成立しないのは言うまでもない。指導しても直してこない。そもそも練習しない。わがままで見栄っ張りがヴァイオリンをやっているのであるから当然だ。

しかも、そのレッスンは魔王の音感を完全に乱す。数組のこの「隠れ門下生」はヴァイオリニストとしての魔王にとっては大いなるマイナス要因である。

しかし、生活者としての魔王にとっては、やはり彼らは上客であり、その点が実に悩ましい。

レッスン料は通常の門下生の2~3倍。実力が劣れば劣るほど、魔王門下への憧れは強く、その門下生としての証に、派手好きの親は、高いレッスン料を平気でどんどん支払う。

レッスン料は高くなければいけないのだ。


(12)得だね、コバちゃん


優しい性格のコバちゃんは、魔王のカウンセラーとしてなくてはならない存在となった。

レッスン料を無料にしてもらい、将来の町のヴァイオリン先生としての修行を積むべく、セレブ連中の多い「隠れ門下生」へのレッスン同席が許されたコバちゃんの噂は、門下内に瞬く間に鳴り響いた。

「ニキヤ君の位置づけより凄いじゃん。」

「内弟子同然じゃん。」

「いいなー、コバちゃん。」

「レッスン料もただ、修行も積める。おまけに、セレブとお友達になれちゃう。ラッキーだねえ。お得だねえー。」

「得だねえー、コバちゃんは」

「それに、福岡で魔王先生と抱き合っていたなんて、特ダネじゃん。」

得だねえ、コバちゃん。特ダネ、コバちゃん。

いつしか、コバちゃんは門下の中で「トクダー・コバ」と呼ばれるようになった。

トクダー・コバは、風水については全く無知であったが、地方都市の出身者であり、その地の名士である税理士のひとり息子という家柄であった。

音大生の3Kと言えば、「計算できない」「漢字読めない」「結婚できない」であることはつとに有名である。

トクダー・コバはしかし税理士の息子だからか、計算が得意だった。そして加減乗除の四則計算に加え、ある種の計算高さともくろみ上手なところをも持ち合わせており、そこが他の音大生にはない彼の持ち味であった。

そして、この点でも彼は魔王に重宝がられることとなるのである。


魔王のスタジオ【総集編】(1)~(12)TB:0CM:3

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第2回若い音楽家のためのモーツァルト国際コンクール」(2017/9/12〜24 中国・ジュハイ)
事前審査結果

「第1回バルトーク国際ヴァイオリンコンクール」(2017/9/10〜17 ハンガリー・ブタペスト)
【新設】 バルトーク国際ヴァイオリンコンクール(「ヴァイオリニア」)
事前審査結果

「第36回ロドルフォ・リピツァー国際ヴァイオリンコンクール」(2017/9/8〜17 イタリア・ゴリツィア)

『第24回ヨハネス・ブラームス国際コンクール」ヴァイオリン部門(2017/9/2〜10 オーストリア・ペルチャッハ)

「第66回ミュンヘンARD国際音楽コンクール」ヴァイオリン部門(2017/8/28〜9/6 ドイツ・ミュンヘン)
事前審査結果

「第17回クロスター・シェーンタール国際ヴァイオリンコンクール」(2017/8/24〜9/4 ドイツ・シェーンタール)

「2017ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリンコンクール」(2017/8/22〜29 スイス・シオン)
事前審査結果

「第10回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」ヴァイオリン部門(2017/6/15〜25 カザフスタン・アスタナ)

「2017マイケル・ヒル国際ヴァイオリンコンクール」(2017/6/2~10 ニュージーランド・クイーンズタウン / オークランド)
受賞結果

「第33回ヴァルセシア・ムジカ国際コンクール」ヴァイオリン&オーケストラ部門(2017/5/26〜30 イタリア・ヴァルセシア)
受賞結果

「第24回アンドレア・ポスタッキーニ国際ヴァイオリンコンクール(2017/5/20〜27 イタリア・フェルモ)
受賞結果

「第9回大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」(2017/5/13〜21 大阪)

○【チェロ】「2017エリザベート王妃国際音楽コンクール」チェロ部門(2017/5/8~6/3 ベルギー・ブリュッセル)
受賞結果

「2017プラハの春国際音楽コンクール」ヴァイオリン部門(2017/5/7~15 チェコ・プラハ)
受賞結果

「若いヴァイオリニストのためレオニード・コーガン国際コンクール2017」(2017/5/1〜6 ベルギー・ブリュッセル)

「第6回アンリ・マルトー国際ヴァイオリンコンクール」(2017/4/24~5/6 ドイツ・リヒテンベルク)
受賞結果


2016年の国際コンクール

2015年の国際コンクール

2014年の国際コンクール

2013年の国際コンクール

2012年の国際コンクール

2017国内コンクール
Link


「第15回チェコ音楽コンクール」(予選会10/14、本選会11/8)

「第9回徳島音楽コンクール」(10/7)

「第8回クオリア音楽コンクール」(予選9/18、本選12/10)

「第86回日本音楽コンクール」(第1予選:9/13・14・15、第2予選:9/16・17、第3予選:9/18、本選:10/22)

「第71回全日本学生音楽コンクール」(【予選】東京小学:9/2・3、中学:9/9・10、高校:9/5・6、大阪小学:9/3、中学:9/2、高校:9/4、名古屋:9/10、北九州:9/24、【本選】東京小学・中学:10/15、高校:10/16、大阪:10/21、名古屋:10/22、北九州:10/21、【全国】小学・中学:12/3、高校:12/4)

「第11回全日本芸術コンクール」(予選:音源審査、本選:8/23・24)

「第10回国際ジュニア音楽コンクール」(予選:ビデオ・録音審査、本選:8/21・22)

「第19回関西弦楽コンクール」(8/19・20)

「第23回宮日音楽コンクール」(予選:8/18、本選:11/18)

「第13回ルーマニア国際音楽コンクール」(一次審査:音源審査、二次審査:8/17、本選会:8/20)

「第4回刈谷国際音楽コンクール」(8/10・11)

「第4回桐朋学園全国ジュニア音楽コンクール」(予選:8/9・10、本選:10/8)

「第21回松方ホール音楽賞」(予選:8/9、本選:8/10)

「2017飛騨河合音楽コンクール」(予選・本選:8/5)

「第19回洗足学園ジュニア音楽コンクール」(予選:8/3、本選:9/23)

「第11回ベーテン音楽コンクール」(地区予選:7/26〜9/3、地区本選:9/24〜11/11、全国大会:11/23・12/25)

「第29回子供のためのヴァイオリンコンクール」(7/25・26)

「第63回鎌倉市小・中・高学生音楽コンクール」(予選:7/23、本選:9/23)

「第19回日本演奏家コンクール」(第1次予選:7/23〜27・30、第2次予選8/19・20・23〜25・28〜30、本選:10/10・11)

「第18回大阪国際音楽コンクール」(予選:録音・映像審査、地区本選:7/22〜8/31、ファイナル:10/7・8)

「第27回日本クラシック音楽コンクール」(予選:7/15〜8/31、本選:9/21〜10/31、全国大会:12/6・7・9・15・18・19・20・26・27)

「第15回東京音楽コンクール」(第1次予選:7/1〜3、第2次予選:8/24、本選:8/31)

「第3回豊中音楽コンクール」(予選:6/17・18、本選:7/2)

「第33回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール」(予選:6/11〜8/8、本選:6/25〜8/16、全国大会:8/23・25・26・27、9/16)

「第5回 Kアンリミテッド弦楽器コンクール」(予選:6/3・4・10、本選:6/25)

「2017ハマのJACK コンチェルト ソリスト オーディション」(予選:5/4、本選:5/21)

「第33回かながわ音楽コンクール」(第1次予選:3/19・20、第2次予選:4/16、本選:5/14)

「第3回日本ジュニアヴァイオリンコンクール」(4/4)

「第1回赤坂ジュニア音楽コンクール」(予選:3/29、本選:3/31)

「第11回セシリア国際音楽コンクール」(予選:録音・録画審査、本選:3/29・30)

「第6回宗次エンジェルヴァイオリンコンクール」(第1次予選:3/28・29、第2次予選:3/30・31、本選:4/2)

「第32回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール」(予選:2016/12~2017/2、本選:2017/1~3、全国大会:2017/3/25・26,・31、4/3)

「ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2017」(2017/3/13・21・22)

「第5回 Kジュニア&学生音楽コンクール」(予選:CDまたは実演2016/12/23・24、セミファイナル:2017/1/7・8、ファイナル:2/4)

「第22回KOBE国際音楽コンクール」(予選:音源審査、本選:2017/1/7〜9)

「彩の国 String Competition 4th(予選2017/1/4、本選1/5)

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